おすすめ度 ☆☆☆
山崎ナオコーラの小説を原作に、松居大悟監督がメガホンをとり、20代の男女のリアルな姿を描いた。
家では父親との会話がまるでない主人公・さわ子は、その反動なのかおじさんたちの写真を撮ってはアルバムにコレクションしている。妹が父親と屈託なく話す様を見るのもストレスで、上司と秘密のデートを続けてもどこか空虚なまま。転職するという先輩社員と話すうちに、心も体も繋がったかに思われたが…
先輩社員は、恋人がいる。それなのに、おじさんたちにないものがあり。二人は逢瀬を重ねる。
この二人のラブシーンと、妹の彼氏とのラブホテルシーンが、ロマンポルノ。
普通の年ごろの女の子の恋を描いている点で、いわゆる昔のロマンポルノとは趣を異にする。
主演の福永朱梨、はじめは取っつき難かったが、だんだん、魅力的に見えてきた。