ひろの映画見たまま

映画にワクワク

「うみべの女」、してもしてももの足りないのはなんでだと思う!

2023-05-16 17:10:00 | 日本映画

おすすめ度 ☆☆☆

青春映画好き ☆☆☆★

R15+

原作 浅野いにおの漫画

ただ、誰かと、つながっていたかった。「好き」が何なのかもわかっていなかったあの頃。抑えきれない性の衝動に身をまかせ、恋の妄想と現実に翻弄された14歳の心と体は、嵐の吹き荒れる海辺の町に解き放たれる--。

海辺の小さな街で暮らす中学生の小梅(石川瑠華)は、憧れの三崎先輩(倉悠貴)に手ひどく振られたショックから、かつて自分のことを好きだと言ってくれた内向的な同級生・磯辺(青木柚)と関係を持ってしまう。初めは興味本位だったが、何度も身体を重ねる二人。
やがて、磯辺を恋愛対象とは見ていなかったはずの小梅は、徐々に磯辺への想いを募らせ、一方、小梅に恋焦がれていたはずの磯辺は、その関係を断ち切ろうとしてしまう。二人の気持ちはすれ違ったまま、磯辺は過去にイジメを苦に自殺した兄への贖罪から、ある行動に出ることとなる・・

青春と呼ぶにはまだ早い、恋愛とか付き合うとかもまだよくわからない14歳の思春期の男女。それぞれの心の隙間を埋めようとするかのように体を求め合うが、孤独や罪悪感は消えず、相手への感情をこじらせてゆく。ことに及ぶまでの経緯は特殊でも、関係を持った男女の心の機微が普遍的なものとして伝わってくる。

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