ひろの映画見たまま

映画にワクワク

おくりびと

2008-09-14 17:13:37 | Weblog
おくりびと。

「旅のお手伝い」のキャッチフレーズの求人募集に応じた大悟。

それは、納棺師。ちょっと世間ではばかられる仕事だ。

この映画もそういう目で見られかねない。

モントリオール映画祭で受賞したことで箔がつき、映画も好評だ。

映画でも、最初はいやいや金と社長の押しでやらされる感じの

納棺師。死んだ人のそれぞれの事情が、この死の場面でむき出しになる人間性。

それと、納棺という、穢れから美への昇華という作業が美しいものに見えて。

だんだんとはまっていく大悟。

妻にいったん捨てられるが子供ができたことで復縁。

自らの親子関係も劇のテーマとなって、重く描かれる。

納棺師というちょっと変わった職業を紹介し、

家族のドラマを描き、庄内の自然の美しさを描き

映画は盛り上がる。

そう意味でよくできた映画だ。
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