おすすめ度 ☆☆☆★
NHK BS プレミアム 鑑賞 1992年製作
43年から54年にかけて実在した全米女子プロ野球リーグの選手たちの奮闘を描いたドラマ。
1943年、第二次世界大戦真只中のアメリカ。プロ野球選手たちも次々と戦場へ駆り出され、大リーグの運営は危機を迎えていた。オレゴンの片田舎に住むソフトボール・リーグ選手、ドティ・ヒンソン(ジーナ・デイヴィス)とキット・ケラー(ロリー・ペティ)の姉妹のところへ、ある日プロ野球のスカウトマン(ジョン・ロビッツ)が訪ねてきて、近く発足する全米女子プロ野球リーグに参加しないかと言う。夫が出征中のドティは乗り気ではなかったが、キットに強引に説得されて、2人は本拠地シカゴに乗り込んだ。
全米から集められた千人の中から64名の選手が選ばれ、4つのチームに振り分けられる。ドティとキットが配属されたのはロックフォード・ピーチズ。
監督は、元大リーグの強打者だがケガで引退、今は酒びたりのジミー・ドゥーガン(トム・ハンクス)。
野球の試合を丁寧に活写。それぞれの選手も描かれ、アンサンブル最高。
最後の決勝戦も、姉妹に華を持たせ、姉には夫の復員がプレゼント。
1988年、ニューヨーク州クーパーズタウンの野球殿堂で、1954年に幕を閉じた女子プロ野球リーグの殿堂入りセレモニーが行われ、元選手たちが集まってきた。ドティも懐かしいピーチズの仲間たちと再会するのだった。老いた選手たちをマドンナが歌う「マイ・プレイグラウンド」が優しく包み込む。その歌詞に涙。
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