ひろの映画見たまま

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「とらわれて夏」、ひと夏の脱獄囚と母親の愛!

2014-05-10 18:49:47 | アメリカ映画
おススメ度 ☆☆☆

アメリカ東部の静かな町、9月初めの暑い一日。

夫と別れてうつ状態にある母親、その母親を支える13歳の少年。

二人は、ささやかに暮らしていた。

ある日、スーパーで買い物をしていると、ある男に脅迫され、家に連れていかれる。

男は、入院先から脱獄して来たばかりだった。

当然、警察は探しに来るが、脅されているため、追い返してしまう。

それから5日間、男は、母親と息子の家に居つくことに。

その間、男仕事をしたり、子供にキャッチボールを教えたりとなかなかやさしいふるまい。

徐々に母親は、心を許すようになる。

息子の目線で描かれているため、二人が恋愛感情を抱いているように見える。

その間に、母親と脱獄囚のそれまでの経緯が映像として挿入され、事情が分かってくる。

心閉ざしていた母親が、徐々に心を開いていくさまが描かれていく。

パイを共同で作る楽しげな風景は家族をさえ思い出させる。

母親をケイト・ウインスレット、むつかしい役どころを見事に演じている。

脱獄犯は、ジョシュ・ブローリンが演じ、こわもてでやさしい男を演じている。

結局、2人の心境の変化が映画の一つのテーマだが、脱獄囚を愛するという意味が、もう一つ理解できなくて映画になじめなかった。

淡々とした描写と、ラストの見事な救いで、見ごたえのある映画ではあるが。


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