ひろの映画見たまま

映画にワクワク

幻の邪馬台国

2008-11-04 19:52:24 | 映画
永遠の美少女とはよく言ったものだ。

今回は少女時代はパスしたものの、

ラジオのパーソナリティ時代、すなわち宮崎康平との出会いから出演。

彼女のためのメーキャップ担当がいるが、その容姿はさすがなものだ。

吉永小百合。

キューポラの初々しさはないものの

大御所となっても変わらぬかわいさでスクリーンを圧倒する。

回想シーンで卑弥呼を演じるが、彼女なくしてはあり得ないと思わせる

圧倒的なシーンだ。

「幻の邪馬台国」は、宮崎康平の妻和子の物語だ。

題名からは、宮崎康平が主人公のように見えるが、

実は、妻の物語だ。

まず冒頭、中国から家族で帰国する少女時代から始まる。

そして、宮崎康平の死後、葬儀を全うしてから映画は終わる。

奇人宮崎を竹中がオーバーな演技で、笑いをとるが、

その夫をまあるく修める彼女の存在。夫婦円満の秘訣だ。

盲目の歴史学者の妻として、夫のロマンにつきあう。

一事に打ち込む男冥利に尽きる夫を支える妻も

女冥利に尽きる。これぞ夫唱婦随。

いやいやながら、押し切られ結婚したように見えるが

結構しっかり、己の立ち位置をわきまえる糟糠の妻。

昭和の理想像なのかも。

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