ひろの映画見たまま

映画にワクワク

「私の知らないわたしの素顔」、ジュリエット・ビノシュ、渾身の疑似恋愛!

2020-09-04 17:09:20 | フランス映画

おすすめ度 ☆☆☆★

R15

ジュリエットビノシュ演じる中年女性の愛の遍歴。

パリの高層マンションに暮らす50代の美しき大学教授クレール。

結婚し子供もいる、が離婚、年下男と熱烈恋愛。

破綻するや、SNSで、年齢を偽り、姪っ子の写真で、Facebookを通じて、若い男と疑似恋愛。

そして、深みにはまっていく。

突然に相手の死を知り、これを題材に小説を。

ここまでを、カウンセラーとのやり取りの中で見せていく。

だが、実際は入院中で、と

物語は二重、三重に。

サスペンス、恋愛映画。

まさにジュリエット・ビノシュ独り舞台。

ある意味醜さもそのままに美しいビノシュ。

彼女を見ているだけで、引き込まれる。

 

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「プロジェクト・グーテンベルク 贋札王」、あっというラストのどんでん返し!

2020-09-03 17:09:17 | 中国映画

おすすめ度 ☆☆☆★

香港・中国合作 PG12

「男たちの挽歌」のチョウ・ユンファと「風雲 ストームライダーズ」のアーロン・クォックがダブル主演を務め、第38回香港電影金像獎で作品賞、監督賞など最多7部門を受賞したクライムアクション。

偽札造りの達人が犯罪の連鎖に巻き込まれていく姿を、予測不能な展開と迫力のアクションで描いた。

前半は、米ドルの偽札作りを、材料の調達などを含め、丁寧に描いていく。

その中で、インクの調達にアクションシーンが加わる強面。

贋札づくりのリーダー画家を、チョウ・ユンファ貫禄の演技で、容赦ないすご味。

タイ、カナダ、メキシコ、キューバ、インド、アイルランドと世界規模。

中でも、魔の三角地帯では、壮絶なアクションシーン。

贋札作りで捕まった、男の供述で物語は進む。

この男の恋人が、重要な役割で、恋愛映画の要素も。

ちょっと詰め込みすぎな感も否めないが、ラストのどんでん返しで、あっけにとられる。

チョウ・ユンファの貫禄ある演技が光っている。

 

 

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「夏の夜空と秋の夕日と冬の朝と春の風」、春夏秋冬のオムニバス映画!

2020-09-02 17:19:20 | 日本映画

おすすめ度 ☆☆☆★

福岡県遠賀郡の芦屋町のご当地映画。「芦屋町で映画を作ろう」作品。

春夏秋冬の四つの話からなるオムニバス映画。

監督は、写真家で映画監督の向井宗敏。

それぞれの主人公が、年代を重ねていく。

淡々とした描写だが、それぞれにテーマがあり、感動を呼ぶ。

第一話は、中学生の恋物語。夏らしく花火がテーマ。

第二話は、ボクサーを目指す高校生の物語。

ここでも、恋話が。

第三話は、革職人を目指す若い女。

父親の残した「お客様目線のもの作り」が、キーワード。

第四話は、余命少ない妻のため、仕事を辞めた教師の物語。

事実を知った生徒たちの行動に涙。

市川隼人、飯豊まりえらが主演。

きらりと光る小品集。

 

 

 

 

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「野性の呼び声」、犬と人間の絆!

2020-09-01 18:49:47 | アメリカ映画

☆☆☆★

19世紀末のカリフォルニア。

一匹の犬の半生記。

犬はCGで、それだけ思い切って、駆けまわります。シルク・ドゥ・ソレイユの元メンバーが生身の体で演じ、それを後からCGに置き換えていくという手法。

裕福な判事の屋敷に暮らす迷犬バックはある闇夜に男たちの手でさらわれ、ゴールドラッシュに沸く極寒の地ユーコンへと送られる。高値で売られた彼はそこで郵便配達員のそり犬の一員として加わり、その役目を終えると今度は貪欲な紳士の元で重労働に奔走。かくも飼い主のバトンリレーを辿りながら、バックの野生本能は大自然の中で少しずつ覚醒していきます。

前半はこの犬の苦労話。

そしていよいよ、ハリソンフォードの登場。

未開の地を目指し、冒険の旅に出るのだが、そこで彼らを待ち受けるのは――。アメリカの作家ジャック・ロンドンの人気小説が原作のスペクタクル・アドベンチャー。

心に響かせるには最先端の技術を駆使、一方本物の動物を使ったらここまでの動きや画面は作れない。両方のいいところを生かしつつ、中心には人間の役者さんがいて、しっかりまとめる。

 

 

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