おすすめ度 ☆☆☆★
劇場未公開
Unext鑑賞 2008年製作
ケイト・ベッキンセールが、国家に立ち向かう女性ジャーナリストを熱演した社会派サスペンス。
着想を得たとされる「プレイム事件」はブッシュ政権のイラク大量破壊兵器隠匿説に批判的であった元外交官ジョゼフ・ウィルソンを貶める為の情報操作に載せられた『ニューヨーク・タイムズ』の記者ジュディス・ミラーの話。
アメリカ大統領の暗殺未遂事件が発生。政府はベネズエラの関与を断定し、報復攻撃に乗り出す。女性ジャーナリストのレイチェルは、ベネズエラの関与を否定する文書を書いたCIAの女性エージェントの存在を暴露する。政府から情報提供者の開示を求められるも拒否したレイチェルはFBIに連行され、検察官パットンによる尋問を受けるが……。
これはサスペンス・アクションではない。法廷と拘置所が主な舞台の、実話をもとに作られた法廷もの(リーガル・サスペンス)。したがって派手な銃撃戦や爆破シーンはない。もちろん、派手なアクション・シーンも一切ありません。
ラストで、情報提供者が明かされる落ち。