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日限山4丁目日記

横浜市港南区日限山4丁目は美しい町です。美しい庭、家の前の道路、西洗公園は町を美しくし、人々を幸福にします。まちびと

都市部の住環境が悪化している原因は思考の貧困

2013年03月11日 | 日記
日限山4丁目で(株)ホーク・ワンによる宅地細分化問題が発生しましたが、この問題の本質は思考の貧困と思います。
一人当たりGDP4.6万ドルの日本でいまだに住宅が狭小というのは日本人の価値観に問題があると言わざるをえません。

ホーク・ワンに問題の宅地を売った前の土地所有者のことを考えてみましょう。
自分は200㎡ぐらいの宅地を所有してきたのに売る段となると、少しでも高く売りたいと思い、宅地2分割を認めてホーク・ワンに売りました。
隣人に対する配慮がありません。
隣人が嫌がることを考えていません。
住みやすい町、安全な町、美しい町を保全したいと考えていません。
頭にあったのは金銭だけでした。

仲介をした東急リバブルのことを考えてみましょう。
ほかの不動産仲介業者と同じで、東急リバブルは、不動産の売り手と買い手の仲介をするだけで日限山4丁目の住環境保全については何も考えませんでした。
高く売れれば仲介手数料も高くなります。
やはり頭にあったことは金銭だけでした。

そして土地を買ったホーク・ワンですが、近所や町の人々が反対しても2分割して建売2棟を建設すると言います。
そうしないと損をしてしまうと言います。
これから宅地125㎡ぐらいの住宅を5000万円も出して買った人が住宅の狭苦しさに悩むことになることなど考えていません。
町の住環境を悪化させることも考えていません。
やはり頭にあることは金銭だけです。

このような現状に対して国は何をしているか、横浜市は何をしているか、と考えてみると、何もしていません。
都市部を狭小住宅がアメーバのように覆おうと、防災上危険になろうと、景観が悪くなろうと、お金が動けば、財政が助かると考えています。
やはり頭にあることは金銭だけです。

かね、かね、かね、・・・。
このように思考が貧困でどうして日本が「美しい国」になるのでしょうか。
日本は政府も会社も人も金銭欲だけで、経済は豊かかもしれませんが、あまりにも心が貧困です。
コメント
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