子供の頃、静岡県西部の磐田に住んでいた私は、東京は冬は寒さが厳しく、雪もよく降る所と思っていました。横浜も同様だろうと思っていました。
ところが今住んでいる横浜市港南区日限山4丁目は、磐田よりはるかに暖かく、雪もほとんど降りません。住みやすい所です。冬将軍ははるか北の方の高い山脈で防がれ、太平洋の明るくて暖かな天気で温調されていす。
惜しむらくは昔の美しい谷戸構造の緑の自然が消え、住宅の波に洗われたことです。この現象は横浜全体で起こってしまいました。高度経済成長時代、東京の大繁栄、それに伴う、横浜のベッドタウン化、環境軽視の住宅地化が、横浜の緑を灰色に変えました。
そして私も蚕食者の一人です。
横浜市は反省し、緑アップ運動を展開しています。日限山4丁目は住宅密集地ですが、幸い、市の努力で町の周囲に環状緑地帯が残っています。西洗自治会(日限山4丁目)、さらにはひぎり連合自治会(日限山1-4)、南舞岡が、市と連携し、市の緑アップ運動を支えることがだいじと思います。
町の人々は、東京のベッドタウンで満足せず、町づくり、故郷づくりの段階に意識を高めるといいと思います。明るくて温暖な気候がますます生きて、一段と、住んでよかったと思う町が実現します。