七尾湾で能登牡蠣養殖をやっている会社の若い女性社長ですが、従業員は被災して会社に来れません。社長はまずは養殖施設(生産)を守ろうと思い、1人でも船を出し、修理を始めました。それを見て、一人では漁に出れないでいた近所の漁師たちが彼女のところに行って協力を申し出ました。
彼女は、未来はわからない、収獲出荷はまだこれから検討しなければならない、今はまず養殖施設を守っている実情を説明し、協力を受け入れています。
彼女は養殖施設修理の見通しをえると、すぐ出荷の道を探し、見つけるでしょう。1人でも企画実行する人に道は開かれるとはこのことだと思います。
海底が露出した港を見て、漁に出ることはできないと思うと漁に出るチャンスは来ないでしょう。何とか露出した海底の上にある漁船を海に引きずり降ろし、一人でも漁船漁業に出ようと思う元気漁師が現われれば、周りの、できないと思い、やらない漁師たちも協力に回るでしょう。