記憶の彼方へ

カラーとモノクロの写真と一緒に 日頃のなにげないエピソードやホッとするコトバを♪

催眠療法

2008年12月10日 23時41分29秒 | Weblog

今日のザ!世界仰天ニュース。
「麻酔なしで抜歯?」という聞き捨てならないタイトルにくぎづけ。
私は科学的ではない催眠療法を信じてはいない。身をもって体験しなければ理解出来ない現象だからだ。しかし、最近では麻酔にアレルギーがある人や麻酔の量を減らす目的で外科手術に催眠療法が試されているようだ。
番組では実際に催眠状態での抜歯が無事に行われた。初め催眠の効きが足りなかったようで軽く痛みを感じていたが最終的に4本の抜歯を終えた。催眠の内容は患者が好きなこと:この人の場合中世の戦場で戦っていることだった。彼にとってはそれが最も楽しくなれることだったのだ。催眠のメカニズムは、トランス状態になることで麻酔の役目を果たす脳内モルヒネが発生する。これが痛みを感じる部分を麻痺させるというもの。あくまで仮説の段階であるが、抜歯の後のエピソード、外科手術も成功した事実から、今後外科手術において催眠療法を併用した上で麻酔の使用の有無が選択可能になるかもしれない。
私は自分の歯科治療では麻酔はあまり使用していない。もちろん親知らずの抜歯では麻酔してもらいましたよ。虫歯の治療では、まず麻酔はしない。というかあまり麻酔をしてくれなかったのだ。初期のエナメル質に限局した虫歯なら必要ない場合が多いが象牙質まで広がった虫歯の場合は麻酔が必要となる。今思えば私はその状態だったのだが歯科医師は麻酔を使わなかった。患者が痛がっているのは歯科医師なら必ずわかる。なぜか無視されたのだ。19才の時の話。
ただ、麻酔をすると歯茎が痛くなるから余り好きじゃない。だったら治療中ぐっと我慢していたほうがましなのだ。
今回の催眠療法の実状を見て思ったこと。増え続ける歯科医院の中、生き残る手段の一つとして歯科医師に催眠療法の知識と技術が必要とされる日が来るかもしれない。


fine ART photographer Masumi
コメント
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