記憶の彼方へ

カラーとモノクロの写真と一緒に 日頃のなにげないエピソードやホッとするコトバを♪

かかりつけの基準

2010年04月29日 18時18分03秒 | Weblog
かかりつけとなる病院の基準は何か。

私の基準は以下の5つ。
診察室を入った時のはじめの挨拶だけでなく、説明の間にも名前をきちんと呼んでくれること、目を合わせて話をすること、治療中にスタッフ同士関係のない話をしないこと、治療方法や使用材質の利点欠点、術式の成功率、予後などについて伝えてくれること、こちらの質問を聞く姿勢があることです。
これのどれかひとつでも足りない場合はそこからは遅かれ早かれ離れる。

残念ながら私が今まで勤務した歯科医院ではこの5つがすべてクリアされていることはなかった。ひとりにかける診療時間を少なくしたい為に患者さんと目を合わせず、一言言いたげな患者さんを顧みずに次の患者さんのところへと去る先生が多かった。
一番衝撃だったのは、「あいてください」の一言もなしに患者さんが閉じようとする口に手を入れて治療を続けるやり方だ。
私には馴染めなかった

思うに目を合わせない会話は意思の疎通が成立しないのではないだろうか。
目を合わせない相手は信用することが出来ない。
逆に言うと私が目を合わせないで喋る場合は打ち解ける事を避けたい相手である。まあ、これは異国の地で執拗に声をかけられた時にとるくらいだが。
とにかく目を合わせないで会話をすることは私にとって非常に苦痛なのだ。相手の反応が確認出来ないので会話を進める意志が喪失する。あとから考えても何の話をしたのかが思い出せない。

結局のところ簡単に言うと、医師や医療従事者が患者さんを人として接しているかどうかなのだ。
当たり前すぎることだが意外に出来ていないと感じるのは私だけだろうか。


fine ART photographer Masumi
コメント
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