記憶の彼方へ

カラーとモノクロの写真と一緒に 日頃のなにげないエピソードやホッとするコトバを♪

無感覚状態

2013年11月27日 23時39分48秒 | Weblog
今日は腹部のMRIを受けてきた

6年ほど前に受けた脳ドックで初めて体験したMRI。(結果は異常無し)
狭い筒状の中に納められ、半ば強制的にはめられたヘッドホンからはクラシック音楽が流れてきた
ただ、その音以上にうるさい金属音が延々するから、どちらか一つだけにして欲しかった

今回も警戒していたら、ヘッドホンはなくて金属音だけだった。もう一つちがうのは、筒状にすっぽり入るのではなく、まるでちゃぶ台の下に仰向けに潜った感じ!

検査前に技師の方が、「30分ほどで終了します。動かないようにお願いします。もし動くと撮影し直しとなり、終了時間が遅くなります」と言った。

ハイと答えたものの、そう言われると手足の先がムズムズしてくる
でも長引くのはヤダから、呼吸で胸板が動く以外はピクリとも動かないように頑張った

ガンガン、ゴンゴン、繰り返し続く無秩序な音楽を聴かされているうちに、ふと手や足先の状態が気になった。いま、どういう向きでいるんだろうか?
ただ、動かせないし、起き上がって見ることも出来ないから全くわからない
そうだ、直視したり動かすことで、体の位置や状態がわかるのだと改めて気づいた。右手は、万が一気分が悪くなった時のためにナースコールボタンを握らされたはずだが、掴んでいる実感が全く無い。

同じような体験をしたことを思い出した。
ドイツの教会で生まれて初めてパイプオルガンのアヴェマリアを聴いた時だ

あの時は感動でカラダが硬直したのだ。立ち上がるとき、シビれていた為に組んでいた脚を確認しながら手を使って解いた自分に驚いた

意識下で無感覚になるってなかなかないよね。とっても不思議な感じだよ。
自分の手なのに、神経が切れたみたい。まるで他人のものみたい。
チャンスがあったら、試してみて。
20分くらい全く身動きせずに横になったまま、手足を決して見ずにいると体験出来るかも。
コメント
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