記憶の彼方へ

カラーとモノクロの写真と一緒に 日頃のなにげないエピソードやホッとするコトバを♪

色と形

2014年04月25日 22時23分40秒 | Weblog
普段気にもしない食事の色と形。
いや、色は気にしてるか!

当たり前なことが、非日常では当たり前ではない事に気づかされる

入院した方ならご存知だろう。
特に術後の食事が一変することを…

今回は術前の夜から流動食になっていて愕然とした
元気なのに、お膳に並んでいるのは液体ばかり。
噛むものが一粒もない。悲しすぎる。
重湯はドロリとした液体で、とても美味しいとは言えなかった。お味噌汁のスープだけは味がしていくらか頂くことが出来た。ピーチミルクと言う初めて聞く飲み物は、まあ、悪くない味だったので、全て飲み干した。

ひとつのお料理に対して一色しかない事と形がない事がいかに食欲をなくすかを実感した

術後2日目からはお膳に並ぶお椀の蓋を開けると形があった色も何色かある。それを見ただけで嬉しくなったこんな小さなことで、幸せな気持ちになるなんて思いもしなかった。
3日目は蓋を開けるのが待ち通しくなった
ご飯も噛むことでほんのり甘みが増してくる。いつもはあまり感じて食べることは少ないかも

普段お料理をする時は、無意識の内に、いろんな色の食材を使っている。食材固有の色が、より一層美味しく感じさせているのだ。
形も重要。とくに食感を重視するたちなので、比較的大きめに食材を切る。
形が無くなるほどすりつぶして一色になってドロドロになったものは、それが何なのかわからないし、見た目も悪い。想像できないものは、口に入れるのもためらってしまう

流動食だから、形があってはならないけど、なんとか工夫できないかな。ゼラチン少なめのゼリー状なら悪くないと思うんだけど
舌と口蓋でつぶせる程度の柔らかさ。
例えば、色は食材の色を残して食材別にゼリー状にして、固形物にするとか

専門家じゃないからあくまで漠然とした発想だけど

病室では、食は唯一の楽しみ
長い闘病生活を送る患者さんには、しっかり食べてパワーに繋げて欲しい。
食の改善にも新たな進歩を望みます。


以前のブログと同じ写真でごめんなさい。

カラフルってステキ!!

きちんと元通りのご飯!
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夜がコワイ

2014年04月25日 20時13分18秒 | Weblog
今回の入院に限らず、今までも大部屋の病室を希望してきた。
もちろん個室も魅力的だけど、ひとりぼっちはなんだか寂しいじゃない。個室割増料金もピンからキリまでだし

カーテンでしきられた空間だから、面会時に賑やかに聴こえてくる家族や知人のほのぼのとした会話も悪くない
他人の家族を通して、親のありがたさを実感することもある
ただ、大部屋でいちばん怖いのは夜寝静まった頃…

元から鼻が悪いのか、処方されている薬のせいなのか、おっそろしく響き渡るイビキの患者さんがいる時だ

残念なことに、今回もその方がいらしたのだ。入院初日の昼過ぎ、母と一緒に病室で話をしていると、向かいから聞こえてくる規則正しいリズムのいびきがまさかとは思ったが、不安は的中した
翌日は朝イチの8:45から手術だと言うのに、一睡も出来ない訳にはいかない

なんとかねばってみたが、真夜中の3:30で限界に達した
ちょうど見回りに来た看護士さんに訴えた。
「ごめんなさいね。眠れないですよね。良かったらこちらのお部屋を使って下さい」と、個室のお部屋に案内してくれた。
手術前の処置の6時まで2時間半だけど、無事に熟睡することが出来た

しかし、術後がある
いびきの方ももちろん変わらずに向いのベッドにいらっしゃる…
術後は、早々に看護士さんに伝えて、睡眠導入剤を点滴に加えてもらった。この時は絶対安静でベッドからは出られなかったので、早目に手を打ったのだ
さすがに薬の効果絶大
ただ、時間に限りがあった
朝方の4時半には目が覚めてしまい、また聞き慣れたいびきが眠気を吹き飛ばした。

これ、私だけじゃない
いびきの方以外、みんな眠れない状況だった。
痛みや、吐き気が強くて眠れない方もいたかもしれないけど、あのいびきの中を眠るには相当な神経の持ち主だけだと思う。

朝の検温時に、看護士さんに必ず質問される内容がある。
「睡眠はよくとれましたか?」
「はい、よくとれました

と、清々しく答えるのは決まってひとりだけ。

次回がない事を祈るけど、万が一あったら、初個室デビューかな


病室の窓から右斜め20度弱方向に見えるスカイツリー。
お掃除に来てくださるおばちゃんが教えてくれた
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点滴は一箇所に!

2014年04月25日 17時24分47秒 | Weblog
おくればせながら技術の進歩に驚かされる

20年程前に鼻の手術(念のため、決して美容整形なんかではない!!)をした時は、点滴の針を左右の腕に何箇所も刺したものだ
生理食塩水や抗生剤、その他新しい点滴に変える度にプスプス刺される。もう刺すところが無い位。
新米看護士さんだと失敗するからさらに刺される
手の甲に刺されたのが一番痛かった
記憶が曖昧だが、10年ほど前に扁桃腺を摘出したときもそうだったような気がする。

ところが今は、一箇所だけ
一度刺したらゴムチューブの途中のコネクション部で差し替えれば良いのだ。
初めに刺した針もいつ抜いたのか、全ての注射が終わり外した時は細いカテーテルだけがスルリと抜けて来た。それとも針は入ったままだったのかな?ちゃんと見ておくべきだった

こんな技術の進歩も、点滴をしなければ知る由もない。
出来るだけ痛みが少なく、痛みによる体力消耗を最小限に留めることが、患者にとっての最大の望みだ。

痛みは全てのやる気を失くさせる。
食欲は愚か、眠気さえも起きない。
ただただ、横になっているだけ。寝返りうつのも痛い場合は、痛みが出ないようにジタバタするだけ。

今回手術時間は1時間弱だったと担当医のK先生から聞かされた。癒着しているところも無く難しい手術ではなかったとのことだが、痛みが全く無いわけではない。
術後は麻酔の影響なのか、ひどい吐き気で苦しい上、咳をすると傷口にひびく。
吐き気止めを点滴に加えてもらい、数時間後になんとか落ち着いた。
そのあとは傷口の痛み止めと言うよりは頭痛を止める為に鎮痛剤を点滴に加えてもらった。
術後2日目の午後あたりから回復の兆しが出てきた。
お薬様様だ。

私は病室の中で一番に帰宅する。
隣の方は痛みが強いようで、時折辛そうな声が聞こえてくる。
痛み止めもあまり効かないみたい。
きっと傷口が大きいのかも…
早く痛みが無くなることを祈ってます

これから先、新たな手術をしたいとは思わないけど、今後の医療技術の進歩に多いに期待したい


点滴スタンドが術後は歩く支えになる。


暇だろうからと、持参した本5冊のうち、読破したのはこの一冊だけ。元気が出てきたら、イヤホンしながらテレビ見て笑うほうが楽しくなったから
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みんながひとつになる瞬間

2014年04月25日 16時40分27秒 | Weblog
しばらくぶりです

実は今週の初めから入院していました
婦人科系の病気で、卵巣嚢腫と言います。
卵巣自体は約2~3センチ程の大きさなんだけど、なんと6センチに膨れていることが、去年市の検診で判明
いったいいつの間にスクスクと成長したの⁈育てた覚えはないんだけど…
幸い悪性ではなくて、単に水風船みたいなものらしい。

しばらく経過観察してたけど、小さくなる気配はないし、逆に少しずつ成長してるから、痛みが酷くならないうちに摘出することにした
今ならお腹に小さな穴を開ける腹腔鏡手術が可能だけど大きくなりすぎると開腹手術になる。それは避けたい

手術当日は、手術着に着替えた後、左腕には点滴が入り、点滴スタンドを自分で引いてオペ室へ看護士さんと向かった。
オペ室の一つ目の扉が開くと、そこには4、5人程の患者さんと、緑色の手術着に着替えた担当医、麻酔科医、看護士さんたちで溢れていた。改めてお互い挨拶を交わし、ちょっぴり緊張感があるものの、和んだ空気が漂っていた

私の担当医のK先生が私を見つけると笑顔で近づいて来た。麻酔科医、看護士2名だったかな。「すぐに終わるからね。」の言葉にホッとする。
みんな女性だから安心安心

今まで受けた手術は2回あるけど、いつもオペ室に入る時はベッドの上だった。だから、こんな和やかな光景は初めて。
「手術室はいくつあるんですか?」と、K先生に尋ねた。
「13室よ」
「そんなにあるんですか?」と、私が驚く前に看護士の1人が驚いていた。
内心、13と言う数字が不吉と感じたけど、言葉にはしなかった

「10番目のオペ室です」と教えてくれチームみんなでふたつ目の扉を抜けると大きく数字が書かれた扉が左右にズラリと並んでいた。10と書かれた扉の前に立つと頑丈そうな扉が開き、天井から無影灯がふたつある明るくて広い部屋が現れた。

細いベッドに横になり、酸素マスクをセットされた後、点滴に麻酔薬がはいり、程なくして意識が遠のいた。


ふつうはあの待機している時間は落ち着かない空気に包まれるんだろうけど、私は嫌いじゃない。
手術を担当するチームと患者さんがひとつになって、みんなから強い力がみなぎっている感じ。まるでウォーミングアップ中のような
建物に例えるなら、リスボンにある発見のモニュメント。わかるかな?みんなが同じ方向を向いてるの‼︎
実物を見たことがないから、イメージと一致しているかどうかは定かじゃないんだけど!
ただ、あの光景はずっと忘れたくないな



病室は思いの外快適
手術前日の夜ご飯…
全て実体のない液体

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