結局、パリ2日目はバスタブの栓が無いので、シャワーのみ浴びて出た
シャワーのみでも、広いバスタブの中で浴びるほうが、腕をぶつける心配がない。実に平和である
翌日も早々に出かけるため、部屋の内扉に、
「バスタブの栓が無いので、お願いします!」
と書いた付箋を貼っておいた。これは、お掃除する方にも伝えたかったから
カードキーをフロントで渡す時も、念を押しておいた。
もう一つ、部屋の冷蔵庫が全く冷えないので、それも伝えた。
夕方、疲れ切ってホテルに戻ると、最初にこちらに来た時に、ホテルの前で数人のおじさまたちとお喋りしていた陽気なおじさまがいた。このおじさまは、私が荷物を預けて出かけるとき、
「Everything is O.K?」
「こんにちは〜!」「ありがとうございます!」と声をかけてくれた方。
てっきり、近くに住んでいるおじさまかと思ったら、このホテルの関係者だった。
そして、得意気に、
「お風呂の栓、見つけたよ。それが私の仕事だから!
あと、冷蔵庫は、ルームキーを外すとスイッチが切れる仕組みになっているんだ。だから、もう一枚、部屋に差しておいたよ」と。
そういうことだったのなら、初めにキーを2つくれればよかったのに
私はあと6日間滞在するんだから、出かけるたびに冷蔵庫が切れてしまったら、ヨーグルトが腐っちゃうじゃない
と、呆れてしまった
でも、なぜか、憎めないんですよ
このホテルのおじさま達
これは、お国柄なのかな?
いちにち、日が経つごとに、不便なことが改善されていく
その度に、確かな達成感を得られるのは、まんざら悪くない
そして、パリ2日目にして、2つのホテルで私は有名人になっていたに違いない
顔を合わすたびに、みんなが、「Cava?」、「Tu va bien?」
と、声をかけてくれるようになっていた。
まだまだ?つづく!!
※見出し画像は、オリンピックの5輪マークを写したもの。
パリ市内は至る所で工事をしていました。