フランスの伝統的なテキスタイル、トワル ド ジュイは、パリのヴェルサイユ宮殿にほど近い、ジュイ アン ジョザスで作られた生地という意味で、日本語に訳すと「ジュイの生地」となる。
人物・風景などがモチーフとなった主に単色モノクロームの柄が特徴的です
オリジナルブランド: LA VIE EN ROSE が扱うトワル ド ジュイは、現状フランス製にこだわっていますが、国内での安定した供給が得られるかと言うと不安がよぎることもあります
そこで、最近日本国内でも、トワルドジュイをいくつか製作販売するようになってきたので、比較検討してみることに。
素材はどちらもコットン100%。
生地の厚みが近いものをピックアップした。
結果
日本製の場合、絵の輪郭が曖昧な表現になっていることがわかった。
具体的に言うと、粗めの点描画に近い。どちらかというとスケッチと言ったイメージだ。
ただ、白黒のコントラストが強いので、くっきりとした画像となっている。
一方、フランス製mfta社のパストラルは線が細くて滑らか。また、黒色に幅があるため、モノクロでも景色や人物が詳細に表現されている。
背景色がカラーのもの同士でくらべると、背景色と絵との境界がくっきりとしているのはmfta社であった。
景色や人物に影の表現があり、より立体的、リアリティが増している絵画はフランス製であることが判明した。
以上、日本製とフランス製のトワルドジュイの比較でした。
間違い探し好きなので、比べてみると面白いです!
mfta社のトワル ド ジュイ
中央より下の人物2人の奥の木々のうっすらとした描写により、遠近感を感じることができる
日本製のトワルドジュイは遠近感に乏しい。
また背景色と絵との境界を大まかに区別しているため、より平面的なイメージだ。
mfta社は絵と背景色の境界が絵のラインに沿って捉えているので、立体的である。