JR根岸線石川町駅を降りて急な坂道をえっちらおっちら上ればすぐの山手イタリア山庭園。
訪れるのは年に1回くらいかしら。元気なころはここから数々の洋館見ながら港の見える丘
公園までの散策を楽しんだけれど・・・
明治13(1880)年から明治19(1886)年まで、イタリア領事館がおかれたことから
「イタリア山」と呼ばれている。イタリアで多く見られる庭園様式を模し、水や花壇を
幾何学的に配したデザインの公園で、整形花壇では四季折々の花、植栽を見ることができる。(HPより)
フランス瓦の屋根の「ブラフ18番館」は平成5(1993)年に、
とんがり屋根の「外交官の家」は平成9(1997)年に、移築復元されたそうな。
イタリアか。50代のころ旅行したことが思い出される。(遠い眼)
思い出を書き出せばキリがないから、横浜友と3人で行ったときのことをね。
今でもの語り草、鉄板ネタだから何度か書いていると思うけれど。
ローマのホテル、ベッドの上でその日の収支決算、割り勘したのに「私が損している」と
騒いだの、どうしても変だって。ふたりは呆れて何回かやり直し「合ってるでしょ」って。
それでも損しているって頑張った私、どうかしてたわね。
自由行動は、電車に乗ってルッカからピサに行こうと計画。
チケット売り場で、テーブルの上を指でとんとんと指していき「ルッカ!」通じたわね。
大笑い。3人してルッカ見学してピサ行の電車も無事に乗って、終着駅ピサで降りた。
えーっ!!!娘と来た時のピサの駅と景色が違う。
ここはどこ?いったいどこに着いたのかしらって、真っ青になったわ。
通りかかった太ったおじさんに訊いた。身体を斜めにして
「ピサ⁈」 通じた、通じたわよ。
ホームの端っこに連れて行ってくれて、そこから出て指さす方向にピサの斜塔が。
いやあほっとしたわ、安堵したわ。携帯もない時代、迷子になったらどうするつもり
だったのかしら。友二人もよくぞついてきてくれたわ。珍道中の連続だったね。
あの頃われらは若かった。思い出すと冷や汗が出る。
で、石川町の山手イタリア山庭園。
「ブラフ18番館」
「外交官の家」
「外交官の家」花壇側から見るのとまったく違う
若くない今は、ちょこっと庭園内を回るだけで疲れる。