三人という数はすごくいい、と例によって独断と偏見で思っている。
まとまるのも早ければ、それぞれの意見も出しやすい。面倒がない。
2対1になれば、仕方ないそっちにのるかとなるし、
あそこ行ったよね、なんて言っても、行ってないわよなんて二人に否定されれば、
えっ!?そう?なんて記憶違いを認めざるを得ない。
物思いに耽りたければ、後は二人に任せてボーっとしていればいい。
口の運動に疲れたら、ひと休みふた休みしても話は続いていく。
口をはさみたくなったら途中参加ありの自由さ。
そういえば、横浜友とはもう何年のお付き合いになるだろう。
職場では三人つるむことことはなくて別行動だったから、退職してからかしら。
そこらへんは実に曖昧よ。
それなのに海外旅行にも一緒に行ったりして。
家が近いこともあるけれど、三人ともそれぞれいい加減だから、
いいよいいよ、とつかず離れずでここまで来ている。
はっきりしていることは、私が佐渡暮らしをしていた5年間、月に一度帰宅すると
必ず食事会を開いてくれて昼食を共にしたこと。
私が手ぶらで年上友の自宅に行くと、二人がすべて準備してくれていて、
美味しいお食事とお酒とおしゃべりでもてなしてくれたのよ。労ってくれたのよ。
年上友の亡くなったご主人も仲間に加わってね。
どんなに嬉しかったことか。癒されたことか。
それでまた元気に佐渡に帰って、母を見舞い父との暮らしを続けて行ったわけ。
それからも定例会は続いている。
一条恵観山荘のこの日24日のお庭は、青紅のもみじが美しかった。
あれ?数えたら20年以上は経っているわね。
よくも飽きもせず会っているもんだ。奇跡。