といっても、図書館でのことです。杉浦日向子さんの『杉浦日向子の食・道・楽』
新聞広告を見たときから心惹かれていたのですが、実際本屋で手にとってパラパラッと立ち読みをしたらなおのこと、買おうかどうか激しく迷い始めました。
日向子さん、好きなんです。私よりずっとお若いのに、もう、女年寄りの風があって(褒めています)なんか「お仲間に入れて!」な気にさせてくれるところが、なんともいえません。
40代で亡くなるなんて不謹慎を承知の上で言わせてもらえば、本望ではないかとすら思えてきます。
江戸を愛し、お酒や蕎麦を心から愛で、日々をきめ細かく楽しんで生きるなんて、くだらないことでうろうろしている凡人の私にはおよそできません。
そんなに好きな日向子さんの日常本ですが、買うとなると話は別。ハードカバーは買わない、繰り返し読みそうもない本は買わない、鉄則が脳内で、「ダメダメ、借りればいい、借りれば。」信号を強烈に放つわけでして・・・それに負けました。ハイ!
で、図書館で貸し出し検索をかけたら予約数44冊と出ました。
今まで一度も予約なんて面倒なことをしたことがない、あるときに借りればいいや、の私も、係員にこの冊数だとどのくらい待つのか聞いたところ、1ヶ月くらいだというので、予約手続きをしたということなのです。
そろそろ、1ヶ月になります。待っている間の気持ちがなんか楽しみでもありまして。ほら、子供のとき、子供雑誌の来月号発売を待っていたでしょ、そんな気持ちにさせてくれます・・・