まい、ガーデン

しなしなと日々の暮らしを楽しんで・・・

父から

2007-01-24 20:51:53 | Weblog

電話がありました。どうやら今日は無事に過ごしたようで・・・
私の横浜行きに際しては「覚悟する」というから、何のことかと思ったら、ひとりで生活することにだそうで。笑ってしまいます。
母の容態は良くもなく悪くもなく、それなりに安定しているようなので(医師のお話)・・・看護師長さんも今回はにっこり送り出してくれました。

話は前後しますが。。

私から1週間がヤマ場だと言う話を聞いた温泉友人は早速見舞いに来てくれました。家に帰ってから長い電話が・・
「あんた、こういっちゃ何だけど準備だけはしとけや。線香はある?ろうそくは?この辺ではの、枕元に団子を供えるんだや、こっそり粉を買って隠しておけや。」 えーーーっ?
「それからの寝かせる布団は?どうせ一緒に燃やすんだからいいのでなくていいから用意しておけや。」 おーそうか。
「近所の人が念仏に来てくれるかもしれないから、湯飲みとかもある?足らなかったら貸せるから言って!」 そんなことする習慣があるのか。

挙句の果てに、家まで来てくれて
「病院から運ぶときは、いつでもいいから、夜中も私携帯枕元において寝ているから言ってね。私が運んでやるから。業者に頼むと2万円も取られるから。」
「私の兄貴はね、父さん運ぶとき、夜中だったから家から軽トラック持っていって乗せて来たが」
あの野菜とか農作業道具を運ぶ軽トラよ。もう不謹慎な話だが二人して涙が出るほど大笑いした。涙が出るほどね。でもなあ、こうなってくるとありがたいのかそうでないのか、複雑よ。

団子は救急車友人が「粉が余っている」そうで、彼女が作ってくれることに。ついでに枕屏風も貸してくれることにもなりました。そんな話を聞いていた彼女のご主人が、
「あんたたち、そんなこと、はや、言ってるとお母さんが怒ってしまうぞ。」とあきれていました。まあ、そりゃあそうですよね。
でも、それからがさらに、びっくり仰天。
なんと先に骨にしてしまうそうで・・・・
その後お通夜、それからお葬式とこうなるそうで。
「だからの、葬式なんて何にもすることないや。」だそうです。

やはり、不謹慎でも何でも、先に何人も見送っている地元友人から聞いておかなければならないとつくづく思いました。
供えあれば憂いなし。

 




 

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逆単身赴任で

2007-01-24 17:26:38 | Weblog
赴任地はもちろん佐渡です。本日は横浜の家に一時帰宅で・・・

昨年の12月3日、父からたどたどしい電話があり、母が倒れたからすぐに来て欲しい、というのです。何がなんだか分らずこれは大変だということで仕度をしていると、追って、緊急入院先の医師からお電話が。
「脳出血です。意識が全くありません。治ったとしても戻ることはないでしょう。1週間がヤマ場ですからそのおつもりで来て下さい。」

ひゃーっ、ここまで言うのね、と夫とその準備をしましたよ。後のことは夫にお願いして取り急ぎ佐渡まで。取り急いでも、2時過ぎに出て夜の10時に着くという距離ですけれど。

母は未だに何も知らずに眠っています。日頃から、眠れない眠れないと訴え続けていましたから、好きなだけ眠ってもらっていいわ。
冷たい父と娘は、「母さんが何も分らないでいてよかった。意識があってこういう状態で居たら、どんなに嘆くことだろうね。」と、慰めあっています。

1日の昼の3時間くらいは、何も話さない何も訴えない母の病室で本を読んだり、数独したり、ぼんやり病室から外の景色を見たり。
そのほかの時間は、「今日、何したっけ?」とか「探しているものが何か分らん。」とかとぼけたことを言う父の相手をしたり。
「父さん、おむつ代にお金を使うより、お酒に使ったほうがいいでしょ。」
と二人して毎晩晩酌したり。

両親との最晩年の過ごし方としては、ま、上出来かな、と思っています。今のところはね、あくまでも今のところはです。

ではまた。
コメント (2)
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