物もらう日

昨日はよくよく物を貰った。
墓参りの後、公民館横の坂を登って畑に出て。
脇の真っ赤な花のポピーの見事さにチャリンコ止めて見ていたら、
向こうの方で作業をしていた老女が、大声で「花、いらんかや」って。

「あらあ、今買って墓に立てて来たばっかりなのよ」と返事するも、しまった！と直ぐ後悔。
うん、でも他の人にもあげると喜ぶからもらうっちゃね、と返事し直す。
「そうしてくれっちゃの、持ってってもらいてえんだわ。増えて困っとるんだし」
老女は鎌でザクザクザクザク、もうそのくらいでいいし、と言っても、ザクザク。
ありがとう。

お寺に戻って親戚のお墓に立てた。

朝は雲っていたのに午後から雲が取れて来たのでチャリンコ散歩。

田んぼ横の小道を回って戻って来ると、ノースリーブの女性が、私よりチョッと年上。
こちらに近づいて来たから、「ノースリーブで寒くありません？」と聞いた。
私は長袖にウィンドブレイカー着てるんだから。
その方、かっかしているから寒くないそうな。親指立てて、これとケンカしたから寒くないって。
さあそれからが大変。たっぷり身の上話聞かされた。

夜、いつもの女子会でその話をしたら、
あんた、どうしておかしいと思わなかったの、変だわ。同類なんじゃないの、と散々に言われ
笑われた。挙句に聞いてくれたお礼にとタケノコと酒蒸しパンを貰った顛末まで話すと、
まさか仏さんに供えんかっただろうねって念押しされたから、
供えたわよ、物を貰ったら最初に仏さんに供えるもんねえ。
涙流して笑ってた３人。家帰って早速聞かしてやるそうな。


最後、その席で介護友手作りの栃大福を土産に貰いました。ほんと。仏さんに供えました。