すっかり春の空気。
雨上がりは刺さった感じがなくて穏やかだ。
そうだ、深夜便の石澤アンカーが、今日も穏やかな1日でありますように、
って締めくくってたわね。穏やかな1日ね、ま、そうね。
石澤アナといえば遥か昔、そごう美術館で見かけたことがある。
鑑賞している最中、やたら男性の声が響いてくる。別段大声というわけでもないのに
聞こえてくるのよ、低音が。うーん、どこかで聞いたことがある声だと主の姿拝見したら、
連れの方とお話ししている石澤アナだった。NHKの新日曜美術館の司会をしていたころ。
アナウンサーって普通にしてても声が通るのね、とそのときずいぶん感心したものだった。
話がそれてしまって。
宮脇さんの作品、写真撮りたかったな残念だったなと思いながら出口への階段を下りた。
この階段は膝が痛くても我慢できる、エレベーターには乗らない。レンガ壁が見たいのよ。
館内1・2階では可能な限り、駅舎創建当時の構造を露わにしているそうだ。
そのため構造レンガや鉄骨がむき出しになっていると。確かに。
ちょうど光差し込んでいて 右の陰の部分が面白い形に見える
旧第七号階段ブラケット(持ち送り)が展示してあった
さあてと、目と頭は疲れているけど膝は万全の対策をしてきたから、まだ歩けますよ、
と言っている。予定通り皇居東御苑に行こうと張り切って歩き出した。
が、なんとなんと。
大手門まで来たら無情にも門が閉まっているじゃないの。月曜日は休みなんだ。
いつでも空いていると思い込んでいたから調べもしなかった。何たることだ。
未練たらしく眺めていたが、念力で開くわけはない。仕方ないか、東京駅へ帰ろ。
とぶらぶら。