まい、ガーデン

しなしなと日々の暮らしを楽しんで・・・

「あの本、読みました?」 装丁家の仕事

2024-09-21 08:48:48 | TV

MCの鈴木保奈美さんが、
ところで「ジャケ買い」ってしたことがありますか?と聞かれて。
「ジャケ買い」いわゆる本の表紙カバー、ジャケットのことでして。
そりゃああるある、もちろんと私。
この頃書店で本を買わないから「ジャケ買い」はしないけれど、「ジャケ借り」は
よくする。書棚に表紙が見えていたらまずジャケットを見る。
本の帯とジャケットは借りる決め手になる。帯と同じように私にとっては大事。

この日の「あの本、読みました?」は装丁家の仕事について。
ゲストは、大久保明子さん(文藝春秋デザイン部・装丁家)石原正康(幻冬舎編集者)さん。
1000冊以上手掛けたという大久保さんの名前はよく目にした。
表紙カバーが気になると装丁家は誰か挿画は誰か確かめていたからね、装丁「大久保明子」の名。
で、ちなみに大久保さんが手がけた本のほんの一部。

  

                2019年の本屋大賞 私、完全にジャケ借り

  

100万部以上売れて嬉しかったと 芥川賞 記憶に残る作品だと。

大久保さん、表紙の絵やイラストはどのように選ぶのかと聞かれて。
「二通りある」そうだ。
イメージに合う絵画や写真やイラストを探し見つけてくる。
内容にあった絵を描いてもらう、写真を撮ってもらう。
なるほど、なんてえらそうに頷くわけよ。
編集者の石原さんも言っていた。
「装丁はストーリーをしっかり伝え、本の内容とエネルギーが拮抗するから
インパクトが必要で、いい作品はいい装丁だから装丁で買うのはあり」
なんだそうだ。

ところで、装丁家の仕事って何?と。
カバー、帯、表紙、見返し、化粧扉、しおり、花布・・
要するにハードカバーの単行本の目に入る全てを手掛ける仕事ですって。

実際の作品 『光のとこにいてね』

そして、市川沙央さんの「ハンチバック」

ユーモラスでどこか背骨的なモチーフが欲しい、ポップさも欲しい、読んだ後、ああと
思ってほしいと願って装丁したそうだ。
授賞式のとき、市川さんはこの表紙が気に入ってオレンジ色のワンピースを着たと聞いて
とてもうれしかったと。

以下は別のインタビューから「装丁家の仕事」について

著者が書き上げたテキストを、イラストレーターや写真家の作品を生かしながら、
本としてベストの形に仕上げる。
その本(のデザイン)は完全にテキストから出てくると思うので、その本にとってのベストの形で
出したいと思っています。テキストから来る私のイメージもあるけれど、どういうふうに売りたいか。
著者さんや編集者と営業の意見もある。いろんなものをひっくるめて、
どういう本にしたいかを考えることですね。

やっぱり売れることは大事なんだね。売れてこそのプロの仕事か。

大久保さん、布(背の接着面に貼り付けた布)やしおりを決めるのが楽しいんですって。
花布?なんだそれ。

 緑色の布がそれ

最後にお二人のお勧め装丁

大久保さん それぞれの作家のイメージに合わせて選んだ色ですって

 石原さん タイトル文字の「ぐ」のインパクト大だと

 

この番組見たので、これからはさらに、気に入ったカバーを見たら装丁は誰がしたのか
ひっくり返して確かめよう。

ちなみに、まどうでもいいと言えば言えるけど。私のお気に入り表紙カバー挿画。
以前ブログに書いた、

今村翔吾『羽州ぼろ鳶組』シリーズ 、畠中恵『まんまこと』シリーズ


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