まい、ガーデン

しなしなと日々の暮らしを楽しんで・・・

国立近代美術館『TRIO展』小倉遊亀《浴女その二》ほか

2024-08-07 09:07:19 | 展覧会

 

倉俣史朗の椅子「ミス・ブランチ」がどうしてもお会いしたかった作品ならば、
こちらは、思いがけないところでお目にかかって、いっぺんに心を持っていかれてしまった作品。
いやあ、なんとも色っぽい。髪を結いあげたうなじから腰のひねり具合から大人の色香が漂う。
そしてお三人の着物の柄の渋いこと素敵なこと、粋に着こなして、これぞ日本女性。いいわあ。
床のタイルの幾何学模様がまたモダンで素敵、ただの浴場じゃないわね。

小倉遊亀 《浴女 その二》

 

安コンデジで部分を撮影したので改めて見てみると 髪の毛の1本1本が

着物の絞りの柄(合っているかしら)ひとつひとつが細かく繊細に描かれていて感嘆する

右の女性の後ろ姿にまた惚れ惚れしてしまう 煙管の小道具がなんともかんとも

大きな作品で。しばしうっとりと眺めていました。

 

「TRIO展」なのに単独で。いいなあと思った好きな絵を。

川のある都市風景 小泉癸巳男  《昭和大東京百図絵より》

ジョルジョ・デ・キリコ 《慰めのアンティゴネ》

ラウル・デュフィ 《家と庭》

  

ラウル・デュフィ 《電気の精》 部分です

古賀春江 《海》

有元利夫 《室内楽》 大好きな画家でもうほんとに何年ぶりかでお会いして うれしかったわ

 

やっぱり「TRIO展」なのだから最後に一つくらいはトリオをね。
でも苦手で、この手のジャンルは。私の貧弱な感性には訴えてこないのよ。

草間彌生 《No.H.Red》

中西夏之 《紫・むらさき XIV》

アンリ・ミショー 《コンポジション》

 

ともかく贅沢で個性的な企画で、どこを取ってもどう観ても楽しめる展覧会だなと
非常に満足した次第です。作品数が多いのにめずらしく疲れなかったわ。


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