もわもわとした空、春を思わせる空だ。
マサチャンママから連絡があった、遅刻友の施設入所が決まったって。
声が暗い。
「聞いたら落ち込んでしまったが」って。ちょっと早すぎるよねとため息ついて。
一昨年の6月くらいからかしら、友は布団から出られなくなってっしまった。
さっぱり気力がわかないって。まだ健在だったご主人が面倒を見ていたがいっこうに
良くならず、布団の中の生活が続いて。食欲はあったそうな。ご主人は、
「俺よりよく食べるが」と言っていたのに、ご主人に病が見つかって、去年の
2月に亡くなってしまった。友は葬儀にも出ることがなかった。
それが、今年1周忌の法事の時はお寺でお経をあげてもらいに行ったって。
発病以来、初めて本人から電話があったってマサチャンママは喜んでいたのに。
「よくなっていってるわね」とお互いに喜び合っていたのに、そんな話が突然。
「なあ、まだ頭もしっかりしてるし、身体も動くのんに施設に行かなんかっちゃ。
気力さえわいてくれば家で何とかなるのんになあ」とマサチャンママは嘆く。
親しく付き合っていた同級生の友がその道を選んだのかと。そうか。
春になるのを待ちかねて、「行くか」と誘ってくれた遅刻友と、ドンデン山アオネバ
登山道を歩いて雪割草などの山野草を愛でていたことを思い出す。
で、大船フラワーセンターの梅。
佐渡生活のとき、サクラ追っかけはしたけれど、梅はトンと見なかった。
思い出しても、清々場所から海の方に下ってきたお寺真法院の梅しか見ていない。
見事な大木で、時期が合えばサクラと一緒に咲いていたものだ。
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