雨戸を開けたら青空。庭がしっとりぬれている。
夜降って朝晴れる。怠け者にとっては最高の理想的なパターンね、素晴らしいわ。
ヨーコチャンから、来月の彼岸には帰るのかと訊かれた。
ストーブが壊れてこたつだけの暖房では寒いから帰らないわ、と。
ほんと家の中が冷え冷えとしてるのよ。3、4年前に帰ったときのこと、もう懲り懲りしたの。
もう佐渡を離れて何年にもなるというのに、3月の声をきくとうずうずしてくる。
山野草好きにはカタクリは咲いたか雪割草はどうだって。
山野草の宝庫、ドンデン山への登山道、アオネバはまだ雪が残っとるかって。
ヨーコチャンもその口だから、私が帰るなら一緒に行こうかなと思ってくれるらしい。
うん、そうはいってももう無理だ。もろもろのことで無理だ。
で、USB突っ込んでせめて思い出に浸ろうかと、ね。
と、去年の2月のブログを見返したら、あらあやっぱり同じようにアオネバの思い出に
浸っているから進歩ないなって、でも不思議。もう習性になっているのね、きっと。
登山道はここから始まる
4月のカタクリ、ユキワリソウ
ニリンソウが咲き乱れている
5月になるとシラネアオイとオオイワカガミ
オオイワカガミ
こんなに濃い紫のシラネアオイに出会うと感激して
母を見舞い父との日々の佐渡暮らし。
そんな日々の息抜きにとハイキングの会に誘ってもらって、思いがけない出会いがたくさん
生まれた。山野草であり知人であり。嫌いだった生まれ故郷だったのにね、懐かしいわ。
介護という形とはいえ、そんな日々をくれた両親や友人にはほんとうに感謝よ。
それも始末をしなければいけないときが迫っている。
どこで愛でても可愛いから。
私も思い出の中だけになったので
家から1歩も外に出ないで可愛い花だけ見たい
というのは無精もいいとこって事ね。
邪険に扱っているハナニラやオキザリスが元気に咲き、スイセンももうすぐ咲きますと言っている。
まだ風が冷たいけど、春がきましたねぇ。