Maria Callas Diary

着物・ドール・お料理・お家・家族など、日々のことを日記として書いています。

「きねや」さんの帯揚げ(蝶々/ ハート)

2013-01-22 23:45:39 | 日記
先日、ちょっとした用事があり日本橋三越の呉服売り場にお伺いしたのですが、
ふと、京都の呉服小物「きねや」さんが出店されているのに気がつきました


「きねや」さんでは以前から帯締めや三角袋などを購入させて頂いていたので、
今度京都に行ったら伺ってみようと思っていたのですが、せっかく東京に出店を
されているなら見てみようと、立ち寄ってみました


帯揚げや帯締めだけでなく、とっても可愛らしいバッグなどもあって、私の目は
もう釘付けです輪出し風の柄なんて、とっても素敵年に数回は東京で出店を
されているようで、次は4月だそうです。

以前ネットショップで見て気になっていた帯揚げがあったので、そちらを見せて
頂こうと思ったのですが、なんと売り切れだそうで再販の予定もまだ無いとか

とっても可愛かったのでがっかりしていたら、お店の方が京都に問い合わせして
下さり、希望の色が1枚だけネットショップ分で残っていると教えてくれました
ご親切にも取り寄せてくださることになったので、お言葉に甘えて、今日は受け
取りに行って来ました


それがこちらの帯揚げ。蝶々の柄の絞りでとっても可愛らしいのです。今使って
いる輪出しがもう古くなってきたのでちょうど新しいものが欲しかったところ。
タイミング良く素敵な帯揚げが見つかりました


白い綸子地に菊唐草の地模様がある、きねやさんの定番の生地です。綺麗な光沢
のある真っ白な綸子は、どんな着物にもよく馴染んで重宝します

それとは別に白地にオレンジ色系の絞りのものを買おうと思っていたのですが、
お店の方(社長さん)に「はっきり言います。お客さんなら赤かピンクです。
他の色はまだ先になってからで充分。」と言われたので、ピンクを探しました

東京では、輪出しの帯揚げでも帯締めなどとのコーディネートで色を変える方が
多いのではと思うのですが、京都ではやっぱり「その年齢に合った色」を選ぶの
ですねぇ。

呉服屋さんとお話をしていても感じるのですが、東京の方はわりと早い年齢から
地味な色合いに切り替える方が多いようですが、京都では明るめの華やかな色を
私が「適切」だと思う年齢よりも上で着られると言われることが多いです

やはり東京は粋、京都ははんなり、の差でしょうか


そして選んだのは、こちらも珍しいハート型の絞りの輪出しです。普通に考え
たらハートなのですが、着物に合わせると葵の柄にも見えると思います


さらに面白いのが、生地の地模様。すこしふっくらしたダイヤ型の地模様が織り
出されています。こちらも普通に見ればダイヤ型ですが和風に言うと菱形です。
洋風では「ハートとダイヤ」、和風では「葵に菱形」になる面白い組み合わせ
この生地はきねやさんのオリジナルのものだそうです。

絞りの柄が大きめなので、結んだときにちょうど良い場所にしっかりと柄が出て
くれそうです。早速今週末から使わせて頂こうと思います