Maria Callas Diary

着物・ドール・お料理・お家・家族など、日々のことを日記として書いています。

茶庭の改修

2014-08-04 23:00:29 | 茶道
年初の初釜から始まり、今年に入ってから何度もお茶会でお伺いしている近所の
公園内にあるお茶室。こちらのお茶室は偶然にも私達夫婦のお茶のお師匠さんに
ご縁のある場所で、以前は年に一度ほどこちらでお茶会をしていました


今年からはこのお茶室での活動に注力されることになったようで、2ヵ月に一度の
軽めのお茶会、担当の月釜、初釜などをここで行うようになっています

私達が通うお稽古場は自宅から車で40分程度かかる場所にありますが、こちらの
お茶室は車で5分くらいと本当にご近所なので、こちらでのお茶会が増えて嬉しく
思っていたところでした

お茶室にはきちんと茶庭が備えられていて、腰掛待合や蹲もあるので、これから
弟子の教育のためにも茶庭を使いながらのお茶会をしたいとお考えのご様子。

ところがこちらの茶庭、なんだか色々と変なところがありまして…

お茶室はもともと地元の有力者が所有していたものを自治体に寄贈し、そこから
移築されたものなのですが、どうやら移築の際に茶室についての知識のない建築
業者や造園業者を使ってしまったようで特に茶庭の動線がおかしいのです

そこで、これからこちらのお茶室を頻繁に使うにあたり、お師匠さんが自治体に
かけあって、ボランティアで茶庭の改修を行うことになりました。

お師匠さんはお茶会に必要なものはなんでも自分で作ってしまうDIY精神溢れる
方で、実はご自宅や、本業の陶芸をするための窯も自分で建てられたのだとか
いつもその行動力に驚かされるばかりです


先月と今月の休日を使って、社中の男性陣と協力して炎天下の改修作業が行われ
ました。近所に住んでいるということもあって夫も両日ともに参加して、改修の
お手伝いをしてきました


露地に埋められた大きな飛び石を一つずつ掘り起こして正しい場所に埋め変え、
庭の木々の伸びすぎた枝を落として、茶庭としては不要な草花を除去するなど、
丸二日を使った作業の結果、なんとか茶庭として使える状態になったそうです


この生まれ変わった茶庭を使って、9月にはまた軽いお茶会が計画されています。
これだけ労力を掛けて手を入れたお茶室なので、これから私達の社中でも頻繁に
使われていくことだろうと思います

小さな子を持ってのお茶会参加は会場までの距離が短いほど参加しやすいので、
こうして自宅近くでお茶会に参加できるのは本当にありがたいです

9月のお茶会も、娘の世話を夫と交代しながら参加させて頂こうと思います