Maria Callas Diary

着物・ドール・お料理・お家・家族など、日々のことを日記として書いています。

ハチミツ専門店「L’ABEILLE」 / イタリア食材専門店「EATALY」

2014-08-29 23:35:22 | 日記
先日習ったシチリア料理を今週末に作るつもりでいます

前菜の「夏野菜のハチミツマリネ」の説明で、シチリアではオレンジやレモンの
栽培が盛んで、その花から採れるハチミツもたくさんあるというお話を伺って、
今回のお料理にはシチリアのハチミツを使いたいと考えていました


そこでハチミツを買いに行ったのが、ハチミツ専門店「L’ABEILLE」。世界中の
養蜂家から届けられた60種類以上のハチミツを扱うお店です


こちらのお店では、私たちの結婚式にあたって披露宴にお招きした方々のお席に
置くネームプレートとして、ハチミツのボトルの入ったギフトを用意して頂いた
ことがあり、思い入れのあるお店です



取扱いしているハチミツは世界各国のもので、フランス、イタリア、スペイン、
ハンガリー、ギリシャ、ニュージーランド、タスマニア、台湾、日本など幅広く
取り揃えていて、選ぶのが楽しくなってしまいます


たとえばイタリアの中でも、同じ植物から採れるものでも地方によってかなりの
味の差があって、特にシチリアで採れるものは特別なハチミツのようでした

今回はシチリア料理なのでシチリアのハチミツを、とお願いしたところ、3つの
ハチミツを勧めて頂いて、3つとも購入しました


シチリア島ラグーサで採れるタイムのハチミツ、シチリア島シラクーサで採れる
ブラッドオレンジのハチミツ、シチリア島カターニャで採れる栗のハチミツ。

購入にあたりたくさんの種類のハチミツをテイスティングさせて頂きましたが、
花が違えばこんなに味も香りも違うのかと驚くほど、ひとことで「ハチミツ」と
言っても大きな差があって、まるで違う食べ物のようでした

それぞれに適した用途があって、タイムのハチミツはチーズなどとの相性が良い
ようで、白ワイン・モツァレラチーズ・ハチミツ・トマトで作ったソースを魚に
かけると美味しいのだとか

またブラッドオレンジのハチミツはお魚料理と相性が良く、魚の下味に使ったり
するのもお勧めだそうです

栗のハチミツはかなりコクがあって香りにもクセがあるものなので、赤ワインと
合わせてベリー系のソースを作るときに適しているそうで、そのソースをお肉に
かけると素晴らしく美味しいそうです

ご説明を頂く中で知ったのですが、ハチミツは時間が経つとざらざらした状態に
固まってきてしまいますよね?これはハチミツに含まれるブドウ糖が結晶化する
ことによって起きる現象なのだそうです

温度変化によって結晶化が起こるのですが、フルーツ系の樹木から取れる蜜には
ブトウ糖が多く含まれているために結晶化が起こりやすく、草花から取れる蜜は
ブドウ糖の値が低いので結晶化しづらいのだとか

50度以上の熱に触れるとビタミンが壊れてしまうため、結晶化してしまった時に
お湯に漬けて溶かすのは厳禁だそうで、例えばホットカーペットの上に置くなど
低温でゆっくりと溶かすのが大切です

また、お米に新米があるように、ハチミツにも「新蜜」と呼ばれるものがあり、
採れてから1ヶ月以内のものをそう呼ぶそうです。採れたての新蜜は香りが強く、
この香りを楽しめるのはそれほど長くないのだそうで、新蜜のものもお勧めして
頂きました。今度機会があったら買ってみようと思います



店頭に置いてあるパンフレットの中にはマリネの小冊子もありました。ハチミツ
漬けのレシピがいくつも載っていて、どれもとっても美味しそう


この本にハチミツ漬けにおすすめのハチミツでスペイン産のレモンのハチミツが
載っていたので、こちらもひとつ購入しました。クセがなくさっぱりとしていて
万能に使えそうなハチミツです

せっかく色々な種類のハチミツを買ったので、夫にテイスティングをしてもらい
ながらどのハチミツが良いか選んでもらおうと思います



せっかく日本橋三越に来たので、ついでに地下1階に入っているイタリア食材の
専門店「EATALY」も寄ってきました。こちらはパスタ・ワイン・オリーブオイルは
もちろんのこと、チーズ・生ハム(しかも削る前のもの)などイタリアの食材が
種類豊富に揃っています


今日は週末に使う予定のドライトマトを購入しました。セミドライトマトなので
少し柔らかいのですが、水で戻して使います。このメーカーのものが美味しいと
先生に伺っていたので、他にも色々ありましたがこちらにしました

これで今週末のお料理の材料で重要なものは手に入ったので、あとは作るだけ。
楽しいディナータイムのために頑張ります