昨日に引き続き、今日もイタリア料理教室へ行かせてもらいました

今日はシチリア料理の中級コースを受講します。イタリア料理教室に通い始める
までは、イタリア料理の中でも地方によってこんなに特色があるとは知らずに、
「イタリア料理」という一つのくくりで見ていましたが、知っていくほどに奥が
深くて面白いですね
いつも通りメニューの内容と調理手順のご説明をお伺いしてから調理スタート

まずは前菜から準備していきます。今日の前菜は「Fagiolini con pomodoino」。
シチリアの家庭料理で、トラットリアなどでは料理の付け合せに出てくるもの。
もともとはトルコやギリシャで食べられていたものがイタリアに入ってきたとの
ことで、トルコではモロッコインゲンを使って作ります。
30分ほどかけてじっくりと煮込むお料理なので、野菜にゆっくりと火が入って、
野菜の甘みが引き立ってきます

小鍋にオリーブオイルをしき、スライスした玉ねぎとニンニクを弱火でじっくり
炒めていきます。玉ねぎがしんなりしたら半分に切ったチェリートマト(普通の
ミニトマトでもOKです)と三等分したさやいんげんを入れて炒め、水を少しだけ
入れて蓋をして、蒸すようにしてさやいんげんが柔らかくなるまで煮込みます。

水は焦げ付かない程度にほんの少し入れるだけですが、30分くらい煮込んでいく
うちに野菜から水分が出てきますので、仕上がりはかなり水気があります。

続いてはメインの準備をします。メイン料理は「Polpettine di pesce spada」。
「ポルペッテ」は「団子状になった物」を指して、ただポルペッテとだけ書いて
あれば通常は肉団子を意味するのですがこうして後ろに他の素材の名前が書いて
あれば、それを団子状にしたお料理です

今日はメカジキを使いますが、シチリアではマグロの漁獲量も多いので、マグロ
バージョンで作られることもあります

メカジキはミキサーにかけてミンチ状にします。ここで完全にペースト状になる
までミキサーにかけてしまう場合と、少し固形を残したままにする場合があり、
これはお好みでお好きな食感になるように仕上げて下さい。

フライパンで松の実を軽く炒っておきます。シチリア料理なので松の実は付き物
ですが、今日のレシピでは同じく付き物のレーズンを入れていません。こちらに
レーズンを入れるかどうかはお好みですが、ソースを添えない場合には、入れた
ほうが良いかも知れませんね
イタリアでは基本的にこういった揚げ物にソースをつけませんが、今日は基本の
トマトソースを添える予定なのでレーズン無しにしています。ソースを添えない
場合には、味付けはしっかりめにして下さいね。


ボウルにメカジキ・松の実・卵・粉チーズ・みじん切りにしたイタリアンパセリ
などを入れたら、塩コショウで味を整えます。魚は水分が多いので、この時点で
柔らかすぎるようならパン粉を加えてまとめやすくします。

一口大くらいを手に取ったら俵型に形成して、小麦粉→卵→パン粉の順番で衣を
つけて、180度の油できつね色になるまで揚げます。


魚は水分が多いため揚げたときに破裂しやすいので、火傷に十分気を付けながら
揚げて下さいね。イタリアでは、お店などでも多少の破裂はあまり気にされない
のだそうで、衣が一部割れた状態でも出てくるそうです
揚げあがったら網にあげて、余分な油を切って完成です

次はパスタの準備。パスタは「Linguine con tonno e pomodoro fresco」です。
ツナを使ったお料理はイタリアでも良くありますが、もともとイタリアでツナが
発祥したのはシチリアだといわれています。シチリアはマグロがたくさん獲れる
ので、保存のために作り出されたのだとか
ツナを使った有名なパスタでは、ほかに「ボスカイオーラ(木こり風)」という
ツナとキノコを使ったものが北イタリアにあるそうです。
イタリア語でマグロを表すtonnoという単語には同時にツナという意味もあって、
あまり区別されていません。というのもシチリアではマグロ
が獲れますので、
マグロ自体を使うこともありますが、シチリア以外ではtonnoといえばほとんどが
ツナになってしまうのだそうです。

今日のパスタで使うツナは良く見かけるほぐされたフレーク状のものではなく、
かたまりのままのものを使います。多少ごろごろ感があったほうが美味しいのだ
そうですよ

トマトは湯むきをして種を取り、1㎝角に切っておきます。

フランパンにオリーブオイルをひき、みじん切りにした玉ねぎとニンニク・鷹の
爪を入れて炒めます。それぞれの旨味が出るように、弱火でじっくりと。

そこにケッパー・トマト・オレガノを加えて炒め、水を少し入れて軽く煮込み、
ツナをほぐしながら加えて、塩コショウをします。

茹で上がったリングイネを加え、ソースとしっかり絡めたら、オリーブオイルを
入れて乳化させ、最後に塩コショウで味を整えれば完成です
全て出来上がったところで、お待ちかねの試食タイムに

前菜はさやいんげんとチェリートマトの煮込み。弱火でじっくり蒸し煮のような
感じで火を入れたので、野菜から旨味を含んだ水分が出て、素材それぞれの味が
引き立っていて、素朴ながらも美味しい一品でした

パスタはツナとフレッシュトマトのリングイネ。こちらもシンプルな材料ながら
味はとっても美味しくて、フレークではないツナを使うとこんなに違うのかと、
ちょっとびっくりしました

メインはメカジキのポルペッテ。通常は何もつけずに食べますが、今日は彩りも
含めて基本のトマトソースを添えて下さいました。メカジキがギュッと詰まった
ポルペッテは淡泊ながらも美味しいです

食後はコーヒーを淹れて頂いてホッとひと息。2日連続のイタリア料理教室ですが
どちらも楽しくレッスンさせて頂きました
来週は娘の誕生日パーティーのために、プライベートレッスンをお願いしている
ので楽しみです。いままでで一番品数の多い、6品を作る予定です


今日はシチリア料理の中級コースを受講します。イタリア料理教室に通い始める
までは、イタリア料理の中でも地方によってこんなに特色があるとは知らずに、
「イタリア料理」という一つのくくりで見ていましたが、知っていくほどに奥が
深くて面白いですね

いつも通りメニューの内容と調理手順のご説明をお伺いしてから調理スタート


まずは前菜から準備していきます。今日の前菜は「Fagiolini con pomodoino」。
シチリアの家庭料理で、トラットリアなどでは料理の付け合せに出てくるもの。
もともとはトルコやギリシャで食べられていたものがイタリアに入ってきたとの
ことで、トルコではモロッコインゲンを使って作ります。
30分ほどかけてじっくりと煮込むお料理なので、野菜にゆっくりと火が入って、
野菜の甘みが引き立ってきます


小鍋にオリーブオイルをしき、スライスした玉ねぎとニンニクを弱火でじっくり
炒めていきます。玉ねぎがしんなりしたら半分に切ったチェリートマト(普通の
ミニトマトでもOKです)と三等分したさやいんげんを入れて炒め、水を少しだけ
入れて蓋をして、蒸すようにしてさやいんげんが柔らかくなるまで煮込みます。

水は焦げ付かない程度にほんの少し入れるだけですが、30分くらい煮込んでいく
うちに野菜から水分が出てきますので、仕上がりはかなり水気があります。

続いてはメインの準備をします。メイン料理は「Polpettine di pesce spada」。
「ポルペッテ」は「団子状になった物」を指して、ただポルペッテとだけ書いて
あれば通常は肉団子を意味するのですがこうして後ろに他の素材の名前が書いて
あれば、それを団子状にしたお料理です


今日はメカジキを使いますが、シチリアではマグロの漁獲量も多いので、マグロ
バージョンで作られることもあります


メカジキはミキサーにかけてミンチ状にします。ここで完全にペースト状になる
までミキサーにかけてしまう場合と、少し固形を残したままにする場合があり、
これはお好みでお好きな食感になるように仕上げて下さい。

フライパンで松の実を軽く炒っておきます。シチリア料理なので松の実は付き物
ですが、今日のレシピでは同じく付き物のレーズンを入れていません。こちらに
レーズンを入れるかどうかはお好みですが、ソースを添えない場合には、入れた
ほうが良いかも知れませんね

イタリアでは基本的にこういった揚げ物にソースをつけませんが、今日は基本の
トマトソースを添える予定なのでレーズン無しにしています。ソースを添えない
場合には、味付けはしっかりめにして下さいね。


ボウルにメカジキ・松の実・卵・粉チーズ・みじん切りにしたイタリアンパセリ
などを入れたら、塩コショウで味を整えます。魚は水分が多いので、この時点で
柔らかすぎるようならパン粉を加えてまとめやすくします。

一口大くらいを手に取ったら俵型に形成して、小麦粉→卵→パン粉の順番で衣を
つけて、180度の油できつね色になるまで揚げます。


魚は水分が多いため揚げたときに破裂しやすいので、火傷に十分気を付けながら
揚げて下さいね。イタリアでは、お店などでも多少の破裂はあまり気にされない
のだそうで、衣が一部割れた状態でも出てくるそうです

揚げあがったら網にあげて、余分な油を切って完成です


次はパスタの準備。パスタは「Linguine con tonno e pomodoro fresco」です。
ツナを使ったお料理はイタリアでも良くありますが、もともとイタリアでツナが
発祥したのはシチリアだといわれています。シチリアはマグロがたくさん獲れる
ので、保存のために作り出されたのだとか

ツナを使った有名なパスタでは、ほかに「ボスカイオーラ(木こり風)」という
ツナとキノコを使ったものが北イタリアにあるそうです。
イタリア語でマグロを表すtonnoという単語には同時にツナという意味もあって、
あまり区別されていません。というのもシチリアではマグロ

マグロ自体を使うこともありますが、シチリア以外ではtonnoといえばほとんどが
ツナになってしまうのだそうです。

今日のパスタで使うツナは良く見かけるほぐされたフレーク状のものではなく、
かたまりのままのものを使います。多少ごろごろ感があったほうが美味しいのだ
そうですよ


トマトは湯むきをして種を取り、1㎝角に切っておきます。

フランパンにオリーブオイルをひき、みじん切りにした玉ねぎとニンニク・鷹の
爪を入れて炒めます。それぞれの旨味が出るように、弱火でじっくりと。

そこにケッパー・トマト・オレガノを加えて炒め、水を少し入れて軽く煮込み、
ツナをほぐしながら加えて、塩コショウをします。

茹で上がったリングイネを加え、ソースとしっかり絡めたら、オリーブオイルを
入れて乳化させ、最後に塩コショウで味を整えれば完成です

全て出来上がったところで、お待ちかねの試食タイムに


前菜はさやいんげんとチェリートマトの煮込み。弱火でじっくり蒸し煮のような
感じで火を入れたので、野菜から旨味を含んだ水分が出て、素材それぞれの味が
引き立っていて、素朴ながらも美味しい一品でした


パスタはツナとフレッシュトマトのリングイネ。こちらもシンプルな材料ながら
味はとっても美味しくて、フレークではないツナを使うとこんなに違うのかと、
ちょっとびっくりしました


メインはメカジキのポルペッテ。通常は何もつけずに食べますが、今日は彩りも
含めて基本のトマトソースを添えて下さいました。メカジキがギュッと詰まった
ポルペッテは淡泊ながらも美味しいです


食後はコーヒーを淹れて頂いてホッとひと息。2日連続のイタリア料理教室ですが
どちらも楽しくレッスンさせて頂きました

来週は娘の誕生日パーティーのために、プライベートレッスンをお願いしている
ので楽しみです。いままでで一番品数の多い、6品を作る予定です
