Maria Callas Diary

着物・ドール・お料理・お家・家族など、日々のことを日記として書いています。

小正月のかき餅

2017-01-16 23:01:54 | 季節行事
1月15日の昨日は小正月でした。小正月は古代日本では1月1日にあたります。

昔は今日までを松の内として、小正月の夜に正月の飾りを仕舞うものでしたが、
江戸時代に、徳川幕府の命によって1月7日までを松の内と定められた関東では、
もう既にお正月飾りは片付けらているお家が多いことでしょうね

この日の朝には小豆粥を食べて一年の邪気を祓う習慣があります。小豆の赤には
魔を祓う力があると信じられていましたので、節目の日には小豆粥や小豆ご飯を
食べることが多いそうです

小正月で外された正月飾りの門松や注連縄を持ち寄って焼く左義長も、この日に
行われます。この火は神聖なもので、この火でお餅や団子を焼いて食べる習慣も
あるのだそうです


実家ではいつも小正月にかき餅を揚げる習慣があります。もともとは小正月にも
お餅をつく習慣があって、かき餅用のお餅をついたそうなのですが、今は年末の
餅つきだけで終わりになりますので、鏡餅を欠いたものでかき餅を揚げます

揚げたてのかき餅にお醤油をかけて頂くのですが、これがと~っても美味しい

今日でお正月気分も本当に終わりです。


公園&吹奏楽のコンサートへ / おうちごはん(フランス料理:2015年1月)

2017-01-15 23:56:30 | おうちごはん
今日はとても寒かったのですが朝から良いお天気でしたので、寒いからと言って
家に閉じこもっているのはもったいないなぁということで、たくさん着こんで、
公園へ遊びに行ってきました


娘は今日もアスレチックに挑戦。本来はロープにつかまって登るようなものも、
ロープを使わず手と足だけで登ってしまったり、めざましい成長を見せました



高いところにでも怖がらずに上っていくので、ついていく私たちのほうが大変な
くらいでした。子供って本当に元気ですよね


たっぷり遊んだあとはランチタイム。娘がラーメンが食べたいというので、家の
近くの中華料理屋さんで台湾屋台風のラーメンを。ここは科学的なものを使わず
きちんとダシを取っているので安心して食べさせることができます


午後は吹奏楽のコンサートを聴きに行きました。音楽が好きな娘は大喜びです。
娘は見た目が華やかな管楽器よりも、ドラムやシンバルといった、音に迫力ある
楽器が気になっていたようです

夜は子供たちを早めに寝かしつけて、久しぶりのフレンチディナーです

今日のお料理のレッスン記事はこちら↓
【フランス料理教室:2015年1月】



前菜1品目はアスパラガスと帆立貝のシャルロット仕立て。ジャガイモとホタテの
サラダをアスパラガスで取り囲んだとってもおしゃれな一品。思えばフレンチの
レッスンの第1回目でこれを習って、とても感動したのでした



前菜2品目は人参のポタージュ・バニラの香り。人参とバニラの組み合わせって、
意外ですがとっても良く合うのです。人参のスープ自体にも甘みがありますが、
バニラの香りが加わることでより甘みを感じる気がします


メインは桜香る鯛のア・ラ・ヴァプール、ブールブランソース。鯛の切り身を、
塩漬けの桜の葉で巻いて焼いたお料理で、とってもおしゃれ。ソースが白いので
黒いお皿のほうが映えますね。黒いお皿が欲しいなぁ


デザートはいちごのヴェリーヌ。ミックスベリーと白ワインで作ったジュレと、
いちごのムースを重ねて作った可愛いデザート。冷凍のいちごで作っても良いの
ですが、今日は安いいちごを見つけたので生のいちごで作りました


実家で娘の茶道デビュー / おうちごはん(イタリア料理:手打ちパスタ中級・1月)

2017-01-14 23:49:14 | おうちごはん
今日は夫が午前中はお仕事、午後はお茶のお稽古に行く日ですので、私は朝から
子供たちを連れて実家へ遊びに行っていました

娘の通う保育園では、年長さんの秋になると毎週茶道のお稽古があるのですが、
それに合わせて娘にも年長さんになったら私たちの通うお稽古場に入門をして、
茶道を習わせようと考えています

その前の段階として「茶道」というものに親しんでもらうために、実家などで、
私や母がお点前をして娘にお茶を飲んでもらう機会をたびたび設けようと考え、
今日その第1回目を行うことにしました

実家の和室には炉が切ってあるわけではないので風炉を使うしかないのですが、
今日はより簡単に、事前に鉄瓶で沸かしておいたお湯を使っての盆略点前を


思いついたのが昨日だったので事前にお道具を準備していなくて、母の持ち物の
茶道具や普通のお盆を使ってのお点前です


お菓子は上生菓子にするか干菓子にするか子供向けのふつうのお菓子にするかを
迷ったのですが、やはり初めは一番美しいものを見てもらいたくて上生菓子に

今日は鶴屋吉信の「福梅」「若松」「梅が香」の3種類を母・私・娘の3人用にと
用意しておきました


「これからお茶ごっこをするから、おばあちゃんのまねをしてきちんとお座りを
していようね」とお話をすると、しばらくはきちんと正座をしていた娘ですが、
きれいなお菓子やお茶の道具が気になって、どうしても、立って私のそばに来て
しまうので、母が何度も連れ戻していました(笑)

綺麗なお菓子をひとつ選んで懐紙に取ると、黒文字でなんとか口に運びました。
美味しいといってぺろりと食べてくれたのでひと安心


薄茶を点て終わり、娘が飲む番に。お茶碗が大きいので母に支えてもらいながら
ひと口飲むと、苦いからか「もういらない~」と言って嫌がってしまいました。
ちょっと抹茶の量が多かったかな?次回はかなり薄めに点てようと思います

初めての茶道体験ですが、月に2回くらいはお茶を飲む練習をさせていこうかと
思っているので、少しずつ慣れてくれたら嬉しいです

夫の帰宅に合わせて私たちも家に帰り、夜は子供たちを早めに寝かしつけて夫婦
水入らずでゆっくりディナーを楽しみました

今日のお料理のレッスン記事はこちら↓
【イタリア料理教室:手打ちパスタ中級編・1月】


前菜はフェノッキのグラタン風。本当はフェンネルを使って作るお料理ですが、
父の趣味の畑で育ててもらっているフェンネルがまだ大きくなっていないので、
今日はセロリで代用しました

味はフェンネルでもセロリでもどちらも美味しいのですが、フェンネルで作ると
甘くて良い香りがするので、残念です


パスタは手打ちのパスタ・エ・ファジョッリです。うずら豆のスープにパスタを
浮かべて食べる、家庭料理らしいパスタ。合わせるパスタはシンプルなもので、
レッスンではマルタリアーティを教えて頂きました


メインは豚肉のくるみソース煮込み。くるみを使っているので、ソースにコクが
あってとても美味しく煮ることができます。煮込み料理のお肉は固くなりがち。
今日は豚バラのブロック肉を使ってみました。とても美味しいですよ


祇園甲部「初寄り」

2017-01-13 23:48:31 | 京都花街
毎年1月13日には、京都最大の花街である祇園甲部で「初寄り」と呼ばれる行事が
行われています。これは祇園甲部唯一の舞の流派である「井上流」お家元宅へと
芸舞妓さんたちが集まり、お稽古始めのご挨拶をする行事です


祇園甲部では松の内(1月15日まで)は紋付の正装を着ることになっているため、
黒紋付を着る正月三が日・7日の始業式・小正月である15日以外は色紋付の正装を
身に着けており、この初寄りにも色紋付を着て集まります

黒・白・赤のコントラストが艶やかな黒紋付もキリッとしていて本当に惚れ惚れ
するほど美しいですが、それぞれに様々な地色の色紋付を着た芸舞妓さんたちが
集まるのはまた別な華やかさがあります

紋付なのでやはりどのお着物も普段のお座敷着よりも格調高い色柄ですし、手の
込んだ友禅が施されていますので、この日の様子が様々なブログにアップされる
のを毎年楽しみに待っています

他のお座敷着に比べて地色の色合いは少し強いものが多いような気がしますが、
その格調高い柄は礼装の別誂えの参考にさせてもらっています

しばらく明るく淡い色合いの紋付き付下げを続けて作りますが、ひと段落したら
濃い地色の訪問着を作ろうと思っているので、今年も色々な方のブログを巡って
たくさんのお写真を拝見したいと思います


【帯の別誂え(フルオーダー)第7弾】《彩色見本編》

2017-01-12 23:45:46 | 着物
桜に蝶々柄の小紋と一緒に昨年から別誂えをお願いしている幔幕柄の染め名古屋
帯ですが、こちらも12月下旬に彩色見本が届いておりました


落ち着いた山吹系の黄色を背景に、橘・桜・梅・亀甲・菊立沸・青海波・麻の葉
などのとても華やかな柄が描かれた幔幕と、緑の鮮やかな松を描いて

疋田も随所に使って、とても可愛らしい仕上がりになっています


前帯は、関東腹(右側)にはお太鼓と同じ幔幕を、関西腹(左側)には烏帽子・
中啓・釣り鐘・ウロコ模様を配して道成寺をイメージした図案を描いて

こちらも疋田や赤系の色を効果的に使って、華やかに仕上げています

現在はすでに下絵~糊伏せ~地色などの作業に入って頂いていて、2月上旬頃には
友禅&金彩の仕上がった反物が届きます。