株に出会う

独自開発のテクニカル指標で株式市場の先行きを読む!

明日の注目銘柄(8.15.06)

2006-08-14 20:59:16 | 明日のモニタリング銘柄
明日、8月15日終戦記念日の注目銘柄です。

テクニカル用語の簡単解説


1.6159ミクロン精密 △

 8月10日のOSC36%からの切り返し顕著。25MA抜きも間近。明日は、押し目があれば迷わず拾い、5300円から5400円目途に売り。中間期では、主力の心なし研削盤の受注が心なしか低下したとの事ですが、業績は好調です。

2.3793ドリコム ▲

 今日の上げでOSCは+3%の33%へ、RSIも18%→25%へと堅調に切り返しました。1Q赤字については足立真一氏の「市場の見方は間違っている」とのご託宣で、8月8日には500Kも下げた株価が少々持ち直しております。その時のOSC29%を底にして、テクニカルには確かに反発するサインを出してはおります。但しSNS(Social Networking Service)がそこまでビジネスを引っ張るのか少々疑問ではあります。タモリの「お友達紹介」を単にもじっただけのようです。世界はたったの6人を辿るだけで、誰でもブッシュ大統領にもローマ法王にも行き着けるとのネットワーク理論からすると、SNSだといって、何もそこまで粋がることもないでしょう。

3.3786テレビ東京ブロードバンド ▲

 1月25日に2140Kを付けた株です。さすがにこれは過大評価だったようです。その後は、適正なPER水準へと修正する動きが活発です。乖離幅はまだ-1K、OSCは+5%の43%へと上昇。明日はやはり601K越えでもたつきながら下落するようだと586Kあたりで拾うと良いかも知れません。

4.4465そーせい

 赤字幅拡大の決算にもかかわらず、最後は+3Kです。インテージとは違ってそもそもバイオ株というのは赤字決算への耐性が違うようです。これである種の灰汁抜けが出来たでしょう。再度9日のような出来高を伴っての上昇があるかも知れません。それというのも、先日からテクニカルには上昇のポジションでしたが、今日で益々明確に上昇サインを示しているためです。OSCは+6%の38%、RSIは少々高めですが+1%の51%です。引けに最高値をつけており、明日はそのまま220K越えで始まるかも知れませんが、そうした強気での出来高を伴っての上昇には素直についていく手です。4563アンジェスMGも11日のOSC34%からの+7%の41%での切り返しです。両方とも要監視。

5.OBARA △

 さすがに5000円割れからは戻し圧力が強いようです。固定ファンが多い証拠です。OSCも+5%の51%と伸ばしました。これで5260円という8月4日の安値の攻略も見えてきました。乖離幅も-160円と良好です。

6.7725インターアクション ▲

 こちらはOSCが+7%の55%へと急伸しました。これで8月4日と9日、10日の53%を抜きました。順張りです。明日は177K割れがないことを確認しての買い参戦です。

7.6730アクセル ▲

 すっかり出来高が細っております。往年の成長株も段々と普通の株になってきているようです。パチンコ用のグラフィック・サウンドLSIの開発という、いわばこの世の日陰的な存在のファブレス半導体メーカーであることが、じわりと効いてきているのかもしれません。世の中への貢献度です。果たしてパチンコ、パチスロファンを喜ばせることが世の中のためになることか?という疑念ですね。それはともかく、真面目な会社です。明日は397Kあたりから穏便に始まれば、405Kあたりまでの上昇はあり得ると思われます。久しぶりにこの株で楽しもうかと思います。405の上は少々重そうです。

8.2411ゲンダイエージェンシー △

 ついでにもう一つパチンコ関連の株です。これも370Kあたりまで明日は跳ねるかどうかです。OSCのこのところの最低値を付けたのが7月13日の28%でした。その日の終値が347Kです。そして、他の銘柄と同じく7月27日に293Kまで落としました。そこから8月2日に高値の356Kをつけてからというもの、全くの膠着状態なのです。いわゆるヘッド・アンド・ショルダー崩れのような形です。8月10日のOSC52%に対して、今日は59%と伸ばしておりますので、明日はその分上げてもおかしくはありません。370Kが上げ目標です。

9.4689ヤフー △

 この株も、何とか抜け出したようです。OSCが+9%の55%、RSIが+6%の35%は7月13日以来の高い水準です。明日は47Kから48Kをまずは奪回に行くでしょう。

以上です。こうして改めて見てみると、よりによって変な株ばかり揃ったようです。しかしこれらの株に共通しているのは、大きくは①潰し系 ②日陰系 ③落ち目系 の3つに大別されるようです。潰し系というのは、別に悪い意味ではなく、「潰しがきく」というように良い意味で使っています。ミクロン、OBARA、インターアクションがそれです。日陰系はアクセル、ゲンダイエージェンシーです。落ち目系はドリコム、テレビ東京BB、そーせい、それにヤフーです。

こうしてみると、まずは潰し系には下手に潰されることがないように、日陰系の株からは食虫植物モウセンゴケに入る昆虫のような迂闊な動きをして足下を滑らせないように、そして、落ち目系からは、その落ち目となった理由をあれこれ詮索して、ただでさえ沈みがちなそれら株達の気持ちを不必要に刺激しないように、それぞれ対処するのがよろしいかと思います。まあ、いわば「果報は寝て待て」とか「棚からぼた餅」とかいう諺がありますが、そのような心境で臨むのが良いかと。
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停電と休みで強気組が鬼の居ぬ間に充電

2006-08-14 15:49:27 | 株に出会う
後場は、またイワイトレーダー(QUICK社提供)がストップして羅針盤を失ったため一時盲目状態になりました。愚妻は1408サムシングを2Kも高く買ってしまったようです。結果的に+5Kで売り逃げ。彼女、これまで1台のデスクトップPC(それもMe)でトレードをしているので確かにハンデがあります。筆者はWin2000のノートPC2台です。そのため、先週末にパソコンデスクを2つシンプルなテーブルタイプのものへの置き換えが完了しましたので、彼女の2台目用にHPのデスクトップPCをウェブで注文しました。88Kくらいの値段ですが、価格性能比の向上は凄いものがあるようです。週末には届くでしょう。今度は17インチのブラウン管ではなく筆者が昔から憧れだったナナオの19インチTFTです。彼女、今のMeでも光回線に直結しているので無線を使っている筆者よりもはるかにリスポンスは早いようです。更に最新マシーンを追加するので、これで後は彼女の腕次第ということになります。マシンや回線環境での言い訳はもうさせません。

後場は、本日の注目銘柄からいっこうに下げる気配のない9378ワールドロジを176Kで仕込みました。金曜日にOSCが久々に33%まで落ちており、今日プラ転すれば後は出来高を伴っての一気の上昇が期待できるためです。狙い通りに+2K終了で、OSCは+7%の40%まで跳ね上がりました。RSIも+2%の46%です。明日の押し目があれば、地合がまあまあの場合は、更に買い増す予定です。

持ち株の3331雑貨屋ブルドックは、2940円まで行きましたが、その後さすがに押されたものの、結局2910円と絶好の終わり方をしてくれております。2905円で少々お手つき気味に追加しました。それというのも、キーインを間違えて100円も高く指してしまったからです。結果オーライのようですが、もう少し慎重に値段を確認せねばなりません。

さて、これでこの株は、OSCが+10%の39%へ、RSIも+16%の47%へと大きく跳ね上がりました。明日は、一旦25日移動平均の3110円あたりで跳ね返されるかと思います。そこをうまく乗り越えながら3000円台を着実に上昇する、その気流には乗りたいものです。

相場概況ですが、一時はマザーズ指数も崖っぷちまで押されましたが、何とか引けにかけてはじり高のよい形に持って行きました。8月4日の安値をきちっと下から抜いて終わっております。これは反転の良いサインです。ヘラクレス指数も同じく4日の安値の2056ポイントを12ポイント上回っての終了で、マザーズ指数同様に良い形です。日経225平均はOSCを+4%の62%と戻しました。これで6月5日の安値を、これまた下から綺麗に抜きました。強いですね。

朝の停電やQUICK社のシステムに依存する各証券会社のシステムの不調で、売買高が落ちると共に下落にジリジリと向かうことを心配しましたが、先物の好調さもあり強い足取りでした。機関投資家は休みを取っている筈です。また個人投資家も休みが多いと思われます。それは昨日の当ブログへの訪問者の数からある程度推定できます。にもかかわらず、このように上昇するというのは、ひょっとすると今の相場の切り返しの力は意外に強いのではないかと思ったりします。

相場全体にも助けられましたが、押されている銘柄で反発の態勢にあるものはきちんと反発しておりました。テクニカル指標がある程度有効性を持っているようです。但し、高値調整過程での一時的なじり高だった6324ハーモニックドライブシステムのように、一旦上げてから下げに転じることもあるので注意が必要です。8798アドバンスクリエイトは、今日を入れてこの7日で4日は前日安値を上回れておりません。指数値はかなり妙味は出てきておりますが、反発して大きく上げるにはエネルギーが不足したようです。こうした株の場合は、前場にも書きましたが、更に反落するリスクを頭に入れながら、一度しかないチャンスできっちりと利確することが必要のようです。

このあたりのそれぞれの株のポジションをきちんと見定めた上での、トレーディングのエントリー(買い)時期とエグジット(売り)の時期を体得することが新たな課題です。
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買い時売り時がままならない

2006-08-14 11:34:51 | 株に出会う
持ち越しの4326インテージ、覚悟の特売りですが、1Q決算が20%ほど前年を下回ったものの通期の見通しは据え置いている会社です。しかし、今の相場は好決算でも上がらない相場です。仕方ありません。欲を掻いた咎めを受けるべく、寄り付きの2600円からの2510円までの下落は、オーバーシューティングと判断し、そのまま切り返しを待って、2610円で処分。-15.5Kは少々痛いですが、再度の授業料と思って綺麗さっぱりしました。今年は朝日工業でも同様の失敗をしております。よく調べもしないでテクニカルに反発の気配が見えたからと言って、急に飛ぶついてもろくな事はありません。そんなことは分かっていた筈ですが、考えることと行動が別々のことをするのが、どうも人間の人間たる所以のようです。

もう1つの持ち越し3331雑貨屋ブルドックは、上げ幅が安定してきました。もう大丈夫でしょう。OSCも+4%の33%まで回復。RSIに至っては+10%です。3000円まで戻すのは今日は無理でしょうが、今週にはそこまでは行くものと思われます。そろそろ追加買いの時期が来たようです。今日の動きをじっくりと見ながら乗っていきたいと思います。

買い時売り時がままならないと書いたのは、今日のダークホース8798アドバンスクリエイト3732イーウェーヴのことです。アドクリは朝の様子見が過ぎて、結局227Kでエントリー。その後232Kまで行くものの、そこからの勢いがなく押されるところをVWAP近辺の228Kで拾ったものの、貸借銘柄特有の空売りに押されて、結局227Kで一旦撤退です。やはり、朝一番での220K割れのないことが確認できて、地合もプラ転している場合はさっさと買いに入る、ということでした。

3732イーウェーヴの方は、朝は予定通りに高く始まりましたので、そこを我慢したのは正解でした。そして、190Kまで降りてきた時に拾ったのも大正解でした。しかし、そこからはあまり上に行こうとしません。30分は持っていましたが、ついに行動ファイナンス理論通りに薄利で売ってしまったのです。たったの+2Kです。その後195Kにするすると戻し、寄り付きの196Kを抜いてからはあっという間に買い板も湧いてきて200K越えでした。そこから少々調整して前場は199Kです。少なくともこの199Kでは売れていたはずですが、何故我慢出来なかったのか?これはアドクリの「失敗」をそのままこの銘柄に投影してしまっていたのでしょう。

冷静に考えれば、状況が違います。そして、値動きのパターンも違います。イーウェーヴは絶好のところで拾っていたのですが、アドクリはいわば乗り遅れのパターンで、特に決算などの好材料もない単なる反転狙いでした。アドクリこそ早めの利確で逃げるべきであり、イーウェーヴは買い値を下回らない限り辛抱強く保持すべきでした。

こうしたことは、これまでも散々繰り返しております。イーウェーヴにしても、もし市場全体が下げに転じているならば、前日終値近辺までは落とされた筈です。

つまり、市場全体の現在位置(切り返し途上の膠着状態で上にも下にも行く可能性あり)、今日の地合(少なくとも日経先物や新興はプラスで問題なし)、その株の今日の位置づけ(イーウェーヴは高値更新の勢い、アドクリは落ちこんでからの反転)、そして、買い値における優位性(アドクリは買いが遅めとなっており、イーウェーヴは利確一巡後の絶好の買いタイミング)といった4つの要素の複合で、売買を冷静に進めないといけないということですが、これがなかなかに難しいものです。
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