株に出会う

独自開発のテクニカル指標で株式市場の先行きを読む!

明日の注目銘柄(8.16.06)

2006-08-15 23:11:57 | 明日のモニタリング銘柄
まず市況概況から。

◆マザーズ指数、ヘラクレス指数:

 両指数ともに7月14日(マザーズ指数)、7月12日(ヘラクレス指数)の安値を下抜きしいよいよ中期的な反転の兆し濃厚です。短期的にはOSCが61%、64%と頂点近くにありますので、大きく下落しないまでも小調整を繰り返しながらじり高の傾向を辿る勢いです。これまであまりに下落し過ぎましたが、このところの動きでやっと信用売り方の気勢が殺がれるようになったのが大きいかと思います。その証拠が貸借銘柄の今日の上昇でした。

◆日経225平均:

 今日は41円下げましたが、OSCは前日同値の64%と依然として高水準のままです。14日の安値をかなり上回っておりますので、まだ上昇基調にはあります。5月30日の安値をわずか1円ですが上回って終わっております。一気に16000円台回復とは行かないようです。少し調整相場になるのではないでしょうか。

さて、明日の注目銘柄は、これまでの反省を踏まえて、注目銘柄に対して買いエントリーと売りエクシットを予想して、明日はこの条件に合った時に売買するという方式を少し続けてみたいと思います。損切りラインもあらかじめ決めておきます。

下記の4つのパターンで考えてみます。

1.地合が上昇機運の時
2.地合が下降機運の時
3.その株が前日ゼロまたはプラ転で上昇機運の時
4.その株が前日マイナス引けでまだ下降機運の時

1と2はその日が始まって20-30分しないと分かりませんが、3と4は前日に分かります。従って、3-1パターンと3-2パターン、4-1パターンと4-2パターンの4種類に分かれますので、買い時と売り時も2種類ずつ想定してみます。

1.9378ワールド・ロジ ▲

 3-1パターン:買い178K~180K。売り191K~197K。
 3-2パターン:買い176K~177K。売り180K。
 損切り:174K。

 まだOSCは+1%の41%、三角保ち合いのような動き。

2.7749メディキット △ 出来高少、注意。

 4-1パターン:買い30000円。売り30700円。
 4-2パターン:買い29800円。売り30200円。
 損切り:28000円

3.6263プロデュース △ 貸借MM銘柄注意。

 3-1パターン:買い585K~590K。売り600~610K。
 3-2パターン:買い575K以下。売り580K~590K。
 OSCが3日連続53%と膠着
 損切り:570K近辺。

4.3778さくらインターネット △

 4-1パターン:買い323K~327K。売り333K~345K。
 4-2パターン:買い314K。売り323K。
 指数値が8月2日以来までの低さに落ち、OSCも+1%の40%とコンバージェンスしております。乖離幅も-1K。一旦反発してもおかしくはありませんが、欲を言うと後20K~30Kは落ちて欲しいところ。
 損切り:310K近辺。

5.3331雑貨屋ブルドック ▲

 3-1パターン:買い2930円~2935円。売り3000円~3080円。
 3-2パターン:買い2900円。売り2930円。
 OSCは+3%の42%、RSIも+4%の51%と伸ばす。
 損切り:2850円近辺。

6.3349コスモス薬品 △

 3-1パターン:買い2610円から2625円。売り2730円から2740円。
 3-2パターン:買い2600円。売り2705円。
 OSCは前日同値の44%、乖離幅が-90円と絶好。
 損切り:2580円近辺。

7.2438アスカネット △

 3-1パターン:買い123K~125K。売り131K~135K。
 3-2パターン:買い119K~123K。売り125K。
 出来高急増し145株。OSCも2日連続55%。
 損切り:116K~120K。

8.2491バリューコマース ▲

 3-1パターン:買い500K~506K。売り550K。
 3-2パターン:買い490K。売り506K。
 乖離幅が-20Kと拡大し+2K終了。OSCは-4%の44%。
 損切り:489K近辺。

9.3437特殊電極 ○

 4-1パターン:買い520K~524K。売り550K。
 4-2パターン:買い519K以下。売り550K。
 OSCは前日同値も指数値が7月20日以来の低さ。
 損切り:515K近辺

10.3034クオール △

 3-1パターン:買い422K。売り428K~436K。
 3-2パターン:買い413K。売り422K。
 1Q決算進捗悪し。OSCは+3%の46%へと切り返し。
 損切り410K近辺。

11.2929ファーマフーズ ▲

 3-1パターン:買い236K~241K。売り251K。
 3-2パターン:買い236K以下。売り241K。
 OSCが37%と6%ダウンのダイバージェンス。押されて上げるパターンか?
 損切り:230K近辺

12.8734アストマックス ▲

 3-1パターン:買い188K~194K。売り200K~226K。
 3-2パターン:買い188K以下。売り194K。
 ファーマと同じパターン。OSCは-3%の39%へとダイバージェンス。
 損切り:185K近辺。

13.3042セキュアヴェイル △

 3-1パターン:買い179K~189K。売り193K。
 3-2パターン:買い179K以下。売り189K。
 1Q赤字に注意。OSCが39%へとダイバージェンス。
 損切り:173K近辺

14.4240クラスターテクノロジー △

 3-1パターン:買い96100~97100。売り99100円。
 3-2パターン:買い96100円以下。売り97000円
 OSCはまだ+1%の40%
 損切り:95000円近辺。

15.2478MKキャピタル ○

 3-1パターン:買い461K。売り505K。
 3-2パターン:買い448K。売り460K。
 一気に500K回復なるか?
 損切り:440K近辺。

16.3797ファンダンゴ △

 3-1パターン:買い4950円~4970円。売り5100円。
 3-2パターン:買い4940円以下。売り5000円。
 損切り:4900円。
 OSCは+1%の47%です。乖離幅も良好。

17.3796いい生活 ○

 3-1パターン:買い267K~270K。売り286K~295K。
 3-2パターン:買い264K以下。売り270K。
 損切り:260K。
 膠着からの切り返し濃厚。

18.3397トリドール ○

 3-1パターン:買い1130K~1140K。売り1200K。
 3-2パターン:買い1110K以下。売り1140K。
 損切り:1090K。
 出来高を伴いながら控えめな上昇でOSCが+4%の45%へ。明日こそは。


基準を緩めたせいか、地合が良いせいか、注目銘柄が少々多くなりましたので、第一弾としてこの辺で打ち止めとします。後は第2弾として出します。実際の監視は○、▲の順で良いかと思います。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

新興上げるも銘柄毎の日替わり上昇

2006-08-15 15:48:02 | 株に出会う
今日は誰が買っているのかというくらいに、新興の大型株(サイバーエージェント、イートレード、カブドット、ファンコミ、)などが強かったようです。ならば、ソフトバンクも一緒に上げればよいものを、これは調整です。確かにバンクは昨日でOSCを69%まで伸ばしておりますので、そろそろ過熱感からの利確にさらされる時期でした。イートレやカブコムは今日の上げでOSCが60%台に突入ですので、明日は一服かも知れません。

このように一律に上げるのではなく一服する銘柄とそうでない銘柄、そして、場中でも上げすぎた銘柄はその後じり安を辿るなど、全くどれをいつ買ったらいいのか迷うばかりですね。

これはもう事前にどうすると決めておいて、そのとおりの動きなら思いきって買いに入るということしかないかも知れません。その代わり撤退の条件も前もってきちんと決めておくことです。

それをやらずに目の前の値動きだけを見て適当な売買をしようとしても、裏の裏をかかれることはしょっちゅうですので、結局は買い遅れ、売り遅れということになってしまいがちです。

また、後場になってじり貧となっている株は、2時過ぎてから下げてきたからといって迂闊に買うと、こうした相場ですから、そのトレンドを明日も引きずることは必至のようです。そうした場合は往々にして買い板は引き下げた方が良さそうです。今日のこのケースの典型は、3043モジュレです。この株、もう少し調整すれば反発必至と見て、昨日からウォッチしていたのですが、今日は下げることなくそのまま213Kの始値を底にして、前場終値の+8K高で後場は241Kから始まりました。その後249Kまで付けてからは、じり貧状態でした。筆者も235Kでしばらく待っておりましたが、いやな下がり方をするので取り下げました。結果的には後場に高値で掴んだ方の投げもあったのでしょうか。何と226Kまで値を下げました。終値は少し戻しておりますが、これで明日の上昇はあまり見込めないかと思います。この株、もし今日の前場に200Kあたりまで押されていたら、もっと上げエネルギーがあったでしょう。今日の3810サイバーステップのように。このサイバーステップは、昨日は8月3日の終値462K(OSC35%)に対して465K(OSC38%)まで調整が完了しておりました。筆者が気がついたときは515Kのストップ高までは行ってしまったようです。その後はお定まりのストップ高からの利益確定の売りで502K終了でした。

このように銘柄毎にその日の上昇エネルギーの蓄積度合いに違いがありますので、その日に反発しそうな銘柄については、基本的には朝1番の気配から、いきなり上に行ってしまうか、下げ調整を喰らうかによって、それがどのレベルまで行けば買いなのか、それとも見送りなのかを前もって決めておき、後はその線に沿って臨機応変に売買をするということを、これからトライしていきたいと思います。そのためにはせいぜい監視銘柄を数銘柄に絞っておかねばなりません。

という訳で、今日の後場は売買を見送るも、マザーズ指数などは上昇の一途を辿るという変な日でした。銘柄の選択を誤るとこうした日でも場の勢いからは置いて行かれて、下手に焦って既にモジュレのような上がりきった銘柄に手を付けてしまい、引けにかけての損切りで返って傷口を深くするといったちぐはぐのトレードになってしまうので要注意です。損切りが出来ない場合は最悪塩漬けとなりますね。

明日の注目銘柄は、夜にこのあたりを検討してからアップしたいと思っております。
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

カブコムの怪

2006-08-15 11:40:07 | 株に出会う
8月11日の注目銘柄に挙げた8703カブドットコム証券ですが、前場の終わりに見てみたら何と今日噴いているではありませんか。特段のニュースがある訳ではなさそうです。

筆者が挙げる注目銘柄は、このように1-2日の誤差はあるので、最近は2日くらいはフォローするようにはしていたのですが、このカブコムは11日の動きがまさに鈍牛そのものであり、監視をしていても時間の無駄とまで思って外してしまいました。今からではもう駄目です。売り方が頂点での空売りのタイミングを見計らっているからです。そこを食らいつくといくら鈍牛でも角を持っております。必死になって牛丼屋送りに抵抗するでしょう。相手は数百キロの巨体です。

しかし、ここでチョイと反省をしておかねばなりません。なぜ外したのか?

テクニカル指標で見るとこの株、OSCの底値は7月31日の38%でした。その前の7月19日の29%まで遡るのは期間のスパンが長くなりすぎてあまり有効ではありません。その38%の時の終値が177Kでした。

そこからOSCの上昇と終値の下降が最大になりプラ転したポイントとして8月9日がありました。+1Kの175K終了でOSCも前日比+2%の49%でした。しかし、8月4日につけたOSC56%からは短期的な下落傾向にありました。そこでもう1日待って8月10日にOSCを更に2%延ばして51%となり、終値も鈍牛らしく+3Kの178Kで終わっていたため、翌11日の注目銘柄にした訳でした。

ところが、11日は梯子を外されます。-2K終了でOSCも前日比なんと8%も下げて43%まで押されたのです。ここで筆者はもう諦めて監視から外しました。どっこい、昨日は再度+11%もOSCを上げて54%まで伸ばして+5K終了の181Kまで上げていたのです。8月10日のOSCの51%を何と抜いておりました。これが究極のオシュレーターの基本でした。前回のピーク値(10日の51%)を抜いた時が買いサインでした。

案の定というべきか定石通りというべきか、この株、今日は180Kという僅かな押し目を見てからは198Kまで珍しく鈍牛が闘牛に変貌しておりました。

いつまでも鈍牛でいるならこの株、早晩株式市場から撤退して、投資家へのお詫びに牛丼屋の材料に変貌する以外にありませんが、時折、もの好きな観客を楽しませる闘牛に変身するため始末に負えないのです。本物の闘牛と違って、何しろ予告らしい予告がないのですね。もちろん闘牛士などというその道のプロは、決して表通りに出てきてお客さんの呼び込みをする訳ではありません。全く困ったものです。

何とか予兆を掴む精度を上げる以外にはなさそうですが、このように目眩ませのフェイントがありすぎて本当に往生します。今の相場はまさにフェイント合戦もいいところです。

持ち越しの9378ワールドロジは、朝の勢いからこれは昨日の眠狂四郎とは違うと思っていたところ、買い値の176Kまで降りてきて音無の構えなのです。時折176Kが底よ、という声は聞こえるのですが、それがか細い声なのでこちらはつい疑心暗鬼になってしまいます。しかたなく177Kで処分してしまったのですが、その直後に買い方が馬脚を現しました。最初に待っていた180Kまで上昇です。こんなフェイント合戦に付き合っている方も疲れますが、仕掛けている方々のお気持ちは一体どうなんでしょうね。多分、内心ではポロポロと出る投げに、後一息、あと一息と固唾を飲んで見守っているのでしょう。かというと、固唾を飲む方などいなくて幻視であったりします。

もう1つの持ち越し株の3331雑貨屋ブルドックはついに一旦2930円で処分しました。平均+13K程度です。2日連続100円以上上げるほど今の相場は新規の買い手がおりません。どこかで一服というのが通例です。今日は一旦押し目となる日と見ております。それでもOSCは更に上げて41%です。RSIは50%にも達しております。つい8月9日は21%と19%だった株です。これは短期には戻し過ぎかと思われます。もちろん、これは単なる筆者の過去の経験からのあて推量です。市場は気儘なものです。更に更に強気に攻め上がることは当然考えられます。

という訳で、今の高値圏で押し合っている相場では一旦キャッシュ100%に撤退しました。もっとテクニカルにもはっきりとした買いサインが出るまでは遊び程度にトレードを楽しむ予定です。いずれにしてもお盆明けでないと上か下かはっきりと白黒はつかないでしょう。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする