株に出会う

独自開発のテクニカル指標で株式市場の先行きを読む!

明日の注目銘柄(8.8.06)

2006-08-07 22:14:56 | 明日のモニタリング銘柄
まず市況概況から。

◆マザーズ指数、ヘラクレス指数

 マザーズ指数は、OSCが64%→58%へ、RSIは49%→57%へ。
 ヘラクレス指数は、OSCが69%→61%へ、RSIは51%→60%へ。

 共にOSCは下落しておりますが、RSIがコンバージェンスしていることに注目。これは、7月18日に両指数とも大幅下落をしている影響かと思われます。

ここはOSC値の下落傾向の方が明日は勝つと見ます。

◆日経225平均

 345円安は7月18日の408円安以来の大幅な調整です。これでOSCは66%→52%へと14%も下落。しかし、新興市場と同じくRSIは+2%の66%とコンバージェンスしております。明日も続落の気配濃厚です。

さて、明日の注目銘柄です。後場の終わりのブログに書いたように、約9割の銘柄が下落を示唆しております。このところ7連騰でしたので(日経は間を1日おいて6連騰)、この日の大幅下落がほどよい押し目の調整ならいいのですが、今日の後場の下落ぶりは、とてもそのようには思えない、本格調整の始まりのようでした。

そうなると、この間の上昇でやや置かれていた銘柄やこれまで反発もなしに押されてきた銘柄、そして、意味もなく賑わう仕手性の強い株がハイライトを浴びる日かも知れません。そうした観点からの明日の注目銘柄です。

1.3785エイティング △

 今や往年?の仕手株。日経に取り上げられたのがケチのつき始めでした。しかし、密かに隠れファンの胎動がかいま見えます。OSCは50%→51%と伸ばし、+4Kの201K終了。7月27日に指数値が最低をマークしておりますが、そこから今日で+32K分の上昇です。約2割ですから、他の銘柄の上昇を後追いしているようでもあります。そうだとすれば、明日はこの株が沈没する番かも知れませんので、そこは注意下さい。明日8日が1Q決算です。これがどう出るか? 8ingなどとお調子に乗った会社です。決算など皆目読めませんが、今日の後場からの下落の波に見舞われていないということは、何かあるのかも知れません。F&Mとは逆の意味で。

2.5456朝日工業 △

 このところ一部の鉄鋼株の動きが変です。いいのか悪いのかよく分からなくなりました。この株は10日が決算ですが、前回は来期の伸びが鈍化とのことから、筆者も結構な下落に巻き込まれましたが、約100Kの下落でそれを織り込んでいるとすれば、意外な展開が待っているのかも知れません。いずれにしても、この株とっくに貶められておりますので、7月27日以降の上昇局面でもほとんど上がっておりません。そのせいで、今日はOSCも59%→66%へ、RSIは35%→41%へと伸ばし、+2Kで終わっているのでしょうか。10日に向けての動きを少し注視してみたいと思います。10日を跨いでの持ち越しはもう遠慮させては貰います。しかし真面目な良い会社なのです。

3.3331雑貨屋ブルドック ▲

 予想通りというべきか、2700円の攻防は見応えがありました。売りがよくもあれだけ出るものだと感心。またそれを几帳面に拾っている方がおりました。根気と金があるお方でしょう。きっとこういう方が人生でも成功するのでしょう。筆者は高みの見物でした。まだテクニカルにはサインが出ておりません。しかし、OSCが-5%の27%、RSIは-1%の16%というのは、4月14日にOSC86%を誇ったこの銘柄からは信じられない数字です。この2700円を下に抜けると、これは一気に24月MAの2181円までは底なしかも知れませんが、そうなるとOSC、RSIともに下落の余地がなくなってしまいます。ということは、この株そろそろ奈落の底が近いということです。という訳で、もうそろそろ売り方さん、許してやっても良いのではないでしょうか。「寛容」とか「慈悲」という素晴らしい日本語を思い出してやって下さい。そうしないと、ブルドックが本気になって牙をむきますよ。

4.2438アスカネット ▲

 7月11日に1285株も出来高があった株とはとても思えません。今日はたったの41株です。ビューティ花壇も調子が今一つだし、どうもこの暑さで沢山のご高齢者が、あの世に行っている筈なのですが、この株、見捨てられております。一応ジリジリとは上げていたのですが、今日は-3Kと一服するも、OSCは+1%の46%です。来期増収なるも営業利益7割減がかなり影響しているのかも知れません。おかしいですね。遺影写真は、遺族に値切る余裕がないのが通例ですので、利益率が良いはずです。まあ、明日も閑古鳥が沢山鳴いているかと思いますが、いきなり葬儀場荒らしの無法者が闖入することもあり得ることを覚えておきましょう。

5.3030ハブ ▲

 これは指数値面からだけの注目です。7月27日の指数値よりも8K分だけ下回りました。明日は更に押されたところからの反発があるかも知れません。220K以下になると面白いかも知れません。

6.3793ドリコム ▲

 テクニカルには良いポジションです。値がさ株だけに手出しが難しいとは思いますが、OSCは+2%の43%のコンバージェンスです。8月1日の終値3220Kの時の34%から+9%です。終値は-20Kアンダー。指数値も27日、1日のそれを若干下回っております。反発時期ですが、誰が買いますか?ジェイコム君あたりの出番でしょうか。

7.4565そーせい ○

 明日の本命不在の対抗馬です。しかし、落馬の恐れもあり。十分に騎乗ポジションには注意。あまり、3コーナーあたりから早めにまくりすぎると、思わぬ馬のご乱心にあって激しく地面にたたきつけられるかも知れませんので、呉々もご注意下さい。問題は明日のレースにわざわざ駆け付ける方々の数と、彼らの懐具合です。何しろ、G1レース以外はプロボクシング並に落ち目です。ここで下手な薬物疑惑でも浮上すれば、それこそこの株にとっては命取りです。(決してそういう噂がある訳ではありません。単なる言葉のいきがかりですよ。)そうしたことがないように、わざわざ英国に「科学諮問委員会」を作っているのです。この会社。あっぱれです。ところで、注目の理由は実に素朴なものです。OSCが25%→31%、RSIも41%→47%へとコンバージェンス、指数値は6月28日以来の最低値というポジションにあるためです。折しも、明日はメーンレースに駄馬が揃っているようです。退屈しのぎにまくりが得意なこの馬が出るレースだけ、やけに賑わいを見せるかも知れません。

8.3732イーウェーヴ ▲

 もう1つ、今日は不発だった仕手株をご紹介しない訳には参りません。指数値が何と昨年9月に記録を取りだして以来の最低値です。5月19日には今期増益との発表で大いに賑わった株です。明日は一波乱あるかも知れません。何しろ、7月27日以来、他の株は軒並み2-3割も上げていたのに、この株は置いて行かれているのです。チョイと不思議ですねぇ~。5月から情勢が変わったのかも知れません。そのあたり、詳しく会社のIRを念のため確認するとよいでしょう。そこはお任せです。

9.6877OBARA △

 この株は優良株です。また5000円割れが近づいておりますが、4900円台からは必ず買いが入るかと思います。明日の押し目での動きに注目下さい。一度、日足、週足、月足をご覧下さい。見事な右肩上がりです。国内全自動車メーカーに抵抗溶接機なるものを納めている会社です。営業所は豊田、小山、ここまで来るとトヨタ、日産の工場に近いので筆者も推測出来ます。ところが次に、大阪とあります。ここまでは何とか分かります。そして、最後に「九州」となっているのです。営業所の所在地が「九州」とは、これは一体何のシグナルだろうか? 仕方ありません。気になって今夜眠れないといけないのでHPを見ました。すると、大阪というのは大阪府池田市でした。そして、九州というのは、北九州市でした。特段、秘密が隠されていた訳ではありませんでした。四季報の原稿チェック係の単なるチョンボでしょう。この時間を無駄にした分、明日は落とし前を付けて貰わねば、クルマ好きの筆者としても浮かばれません。しかし、OBARAという英語の名称、実に心地よく響きます。これが、下手に会長の名前の「小原」にしてしまえば、とたんに「小原庄助」さんのイメージが湧き出て、この国際企業も面目丸つぶれです。それで英語にした理由を深く納得しました。
 
10.2759テレウェイヴ △ 1Q決算30%減益注意-8/8

 この株も押されました。指数値は7月27日のそれにあと1Kと近づきました。明日の押し目をじっくりと待って280Kに近づけば買いどころが来るかも知れません。OSCは-4%の52%ですが、46%位までは下落するまで待ってからの買いが良いでしょう。といっても、リアルタイムで筆者からお伝えする訳にはいきませんが、やはり280K近辺だとその程度以下には来ているのではないでしょうか。

11.6769ザインエレクトロニクス △

 さすがに今日は利確売りに押されたようです。しかし、OSCは3日の28%に対して、まだ36%です。RSIに至っては+2%の27%とコンバージェンスしました。明日は後最低10K程押されてからの反転の動きに注目。しかし、この株の出来高様変わりです。一体この現象は何なのでしょう。やはり下げすぎたため、取り組み妙味が増したということなのでしょうか。喩えて言えば、何の娯楽もない田舎に、朝青龍を筆頭に夏の大相撲の巡業が突如来たようなものでしょう。農作業を始め仕事などそっちのけで、皆さん連日馳せ参じているようです。これが後1週間も続けば、村人の懐はきっと空になってしまうに違いありません。明日だけは、そうならないように祈っておきます。

12.7860エイベックス △

 これも2000円に近づいてからの押し目買い狙いです。指数値がまたしても7月27日のそれにあと10円分まで近づきました。31日に爆上げしたのは記憶に新しいところです。

以上です。捻り出せば結構注目銘柄が出るものです。明日こそ何とか大魚を釣り上げたいものですが、欲をかきすぎると最後の詰めのところでテグスが切れてしまいそうです。しかし、雑魚だと猫の餌にしかなりません。中魚だと、どっちつかずになりそうです。このあたりいつもながら悩むところです。それでは、今日の疲れを良い眠りでお癒し下さい。
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後場激しく売られる

2006-08-07 15:59:56 | 株に出会う
昨日の不吉な予想が当たったようです。
後場は日経も新興市場も激しく下げました。

筆者が目安にしているテクニカル指標の究極のオシュレーター(OSC)値の結果は下記の通りです。

◆前日よりも上がっている銘柄数:257銘柄中33銘柄(12.8%)

◆うち、前日比ゼロを含むプラス終了の銘柄:15銘柄(5.8%)

◆OSCとRSIの両方が上昇している銘柄数:29銘柄(11.2%)

つまり、ほぼ9割近くの銘柄が明日も下げるとのシグナルを発しております。このところ上げすぎたので、そろそろ息切れがする頃でした。

明日が、ちょうど良い休息日になるか、それとも、これまでの無理がたたって新たなる谷に向かっての一里塚になるのか? 少なくとも前場はこの勢いを引きずるでしょう。

持ち越しは、出遅れのIPO銘柄4239ポラテクノだけです。175Kでずっと指していたら気がつくと出来ておりました。それ以降は比較的揉み合っていましたので、拙速な損切りは、この悪い地合でしたが控えました。公募価格200Kに対して168Kというあたりが、出遅れと称される所以ですが、5月19日にはこの株、来期の減益発表をしておりますので、それがたたってのこれまでの下落でした。この11日には決算がありますので、それまでには一旦撤退はします。

明日の注目銘柄は、オシュレーターがプラスになっている1割程度の銘柄の中からを中心に夜に検討してアップしたいと思います。
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まずまずの面白い相場展開

2006-08-07 11:37:02 | 株に出会う
全般には下落相場で約3分の2ほどの銘柄は下げているようです。

しかし、直近のIPOを中心に、金曜日の12チャンネルテレビのアナウンス効果が続いているようです。

前場は持ち越しの6988日東電工を+100円で利確。これはどうしても日経先物に引っ張られるのと、今の値段のポジションはOSC56%程度と、少々高めの水準だからです。

失敗は4809パラカです。押し目から上に行きかけた322Kで買いましたが、その後鳴かず飛ばず。仕方なく319Kで損切りました。この株、5月30までさかのぼると340Kという安値がありますが、朝の高値でそのレベルに行かなかったということは、少々この間に上げすぎた嫌いがあるようです。RSIも気がつけば前場終了で67%まで行っております。71%がここのところの最高値ですので、これも上値追いの力を殺いでいるのかも知れません。

後は、8734アストマックスの乗り遅れです。195Kにあった200を超える売り板が崩れれば参入しようと思っていたのですが、気がついたらあっさりと抜けておりました。引けに押されておりますので果たしてどうなるか?

注目銘柄の中では、3754エキサイトが、もたもたしてはおりますが、OSCは+6%の45%と跳ね上がっております。RSIも+1%の23%です。出来高が少なくて手が出せないのですが、一応要注意ですね。

8423フィデックは、今日は上げ一服の調整日臭いです。しかし、このままで終わるとOSCは+1の49%と、RSIも+4%の56%と共にコンバージェンスしておりますので、引けにかけて見定めてから明日の楽しみとして仕込むかも知れません。

7615京都きもの友禅は、チョイと押され加減です。力がありません。ふにゃふにゃの状態です。とりあえず、差し控えておいた方が無難かと思います。

4689ヤフーもOSCが2%下落しており、46000円を割り込むまでは買わない方が良いかと想います。46000円をどのくらい割り込むかですが、27日の安値の43250円に近づけば近づくだけ買い条件熟してきます。後、2-3日は待った方が良さそうですね。

後の銘柄のうち、多少楽しめるのは3732イーウェーヴ8997日本パーキングだけです。

長期低落の3331雑貨屋ブルドックは、まだまだ押されております。やはり2700円を意識して待っていた方が良いでしょうね。この株、業績はよいはずですから、少し前のレーザーテックと同様に、どこかで反発に転じるはずです。少しその兆候が見えるのはRSIが3日連続コンバージェンスして18%と、前場終了段階ではなっていることです。そして、OSCは7月26日の27%を底にして、前日比-1%の31%と、まだ+4%水準で、終値ベースでは95円のマイナスです。こればエルダー博士のいう、OSCは上げながら、価格が下がっているというダイバージェンス現象です。

反転のサインはきちんとしたOSCのプラ転と終値のプラス終了、もしくはRSIの上昇です。8月3日にその兆候がでたのですが騙しでした。今は、この時に買った方の投げも悪循環で出ているようです。
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