株に出会う

独自開発のテクニカル指標で株式市場の先行きを読む!

明日の注目銘柄(8.28.06)

2006-08-27 10:40:16 | 明日のモニタリング銘柄
それでは下落基調にあることを念頭に置きながらの明日の注目銘柄です。金曜日の注目銘柄からは、8936リプラス、4357ラ・パルレ、8929船井財産コンサルタンツそれに4565そーせいに継続注目です。

1.6263プロデュース 注目のみ

 決算発表が15時半なのに金曜日の出来高1160株で6月19日以来の1000株の大台乗せ。そしてRSIは90%、OSCも74%まで上昇。これはいくら何でもひどい事前株価上昇ではありませんか?しかも、貸借銘柄でMM銘柄と来ております。3Dアプリで他の追随を許さない技術を以前から評価はしておりましたが、ここまであからさまに事前に株価が動いてしまうと、いったい月曜日はどういった展開になるのか、外野席から興味津々です。既に好決算が発表されてしまった以上、これから出て行っても後は乱打線で勝つか負けるかです。売り方が売りすぎて買い戻すタイミングまでじっくりと待った方が良いかと思います。
もっとも、控えめな上昇で始まるようなら、これは乗りでしょう。

2.2491バリューコマース △

 この株、なかなか上昇に転じません。ちょっと上げては利確の動きに晒されているといったところです。このところの安値は480K近辺ですが、明日はこれを割り込むまで押されるかどうか注目です。OSCは前日比同値の32%です。27%のOSCをマークした22日の終値が今日と同じ491Kです。明日は再度OSCが27%になる時に買い、売りは500Kあたりです。

売買の目安:480Kで買い。売りは501Kから505Kあたり。

3.2488日本サードパーティ △

 地味な株ですが、指数値が8月3日より2K分程度だけ下がっております。OSCは前日比+3の44%で、このところ膠着状態です。しかし、この株良くも悪くも安定しております。その安定の中でささやかなる鞘取りゲームで憂さ晴らしをするための注目銘柄です。海外企業の日本進出のサポートをしているそうです。今時日本進出を企てる企業はいるのか心配になりましたが、この会社主にシリコンバレーなどのITハイテク企業の日本進出のサポートを行っているようなのですが、そのサポートとは、そのハイテク企業が日本の顧客に販売したコンピューターなどの保守サービスで実績があるようです。チョイとニッチ過ぎるか?

売買の目安:255Kで買い263Kで売り。

4.2929ファーマフーズ  △

 なかなか一気には公募価格の23万円を突破できません。しかし、OSCは+3%の43%まで伸ばしてコンバージェンスしております。もう少し押したところで買っておけば、230Kまでは上がるでしょう。

売買の目安:買いは216K。売りは233Kあたり。

5.8991ライフステージ △

 まだテクニカルには好条件を示しておりますが、金曜日の332Kという安値がちょうど上昇エネルギーと下降エネルギーの分岐点でした。明日は、このレベルを割るとさらに下降するでしょうから、これは底割れとなり一旦見送りです。8735SBIフューチャーズが8月23日に底割れを起こしております。1日置いて、金曜日に大きく下げました。このように底割れは最初はじわりと来ますが、少し置いてどかーんと来ます。地震のようですので注意。

6.3793ドリコム △

 8月8日に1Q決算の赤字を発表して以来、それまでの300万円台からの調整を余儀なくされております。しかし、指数値が8月10日段階よりも下回ってきております。明日は金曜日の押され方、それに地合の悪さなど考えれば更に押されるところですが、250万割れからの反発があれば乗ってみる手です。但し、当面の底値は245万円が意識されていることに注意。OSCは+2%の39%とコンバージェンスしており、8月11日の30%(終値259万円)を基準点として、押し目買いのチャンスであることを示唆しております。15日に上げたのはウェブ2.0関連銘柄でとのことですが、ブログ中心のサービスを提供しているこの会社はウェブ2.0とまで言えるのか少々疑問ですね。ブログ解析の部分がもっと進化しないと見かけ倒しになりかねません。そのあたりは、採用する企業も半信半疑だからまだ業績が伸びないのではないかと思います。

7.8937ヒューマン21 ▲

 6月8日に795円だった株が、今は1730円です。これは営業益が倍増するとの来期予測への反応でした。確かに株価は倍増しました。やっと、一時の乱高下からやっとボックス圏での動きに落ち着いてきたようです。1700円割れからの反発力は強いようですので、明日以降にその水準まで降りてくるかどうか注目です。なお、指数値的には後20円も下がれば買い時を迎えます。OSCもそれを意識してか+3%の55%とコンバージェンスしております。乖離幅も-10円と絶好の位置です。貸借銘柄ですので思わぬ売り圧力があるかと思いますが、金曜日のアークのようなじり貧の押され方はこの株に関してはないと思います。Humanという語感がHuserを多少連想させるので、胡散臭さは残っております。しかも城東地区に特化しての木造三階建てとワンルームをやっている会社です。あのワンルームです。このあたりのリスクは見ておいた方が良いかと思います。

8.4757インテリジェンス △

 もうこのあたりで打ち止めだろうという水準まで落ちてきたように見えますが、指数値的にはまだ17Kほどは下落しないと調整したとは言えないようです。OSCはこのところ46%-48%で膠着しております。しかし、まだ下げ調整がつづくと見た方が良いでしょう。17日の314Kを付けたときのOSCの41%との綱引きでしょうか。もし場中にOSCが30%台になるほど売り込まれれば、そこでの下値を見極めての買い参入です。この株の引け値でのOSCの30%台というのは最近では7月26日と5月10日、11日の3回のみです。それほど出来高も多く反発力の強い銘柄です。

売買の目安:313Kまで降りれば一旦買い。売りは336Kあたり。

9.2792ハニーズ △

 この株金曜日は6040円まで売り込まれたのですね。見ていませんでした。さすがに凄い反発力です。引け値は6300円まで戻してしまいました。しかし、この馬鹿力が明日は筋肉痛を起こして再度6000円に近づくようだと、二番煎じではありますが、この株の底力にやはり注目せざるを得ません。但し、8月9日に某外資証券でセミナーがあったようです。そのセミナーでのご託宣を聞いたお金持ちの方々がその後の上昇相場の主役だったのかも知れません。まさかその裏でその外資系証券が空売りを仕掛けたとは思いたくはありませんが、そのあたりのリスクはこの株に食らいつくには承知しておいた方が良さそうです。テクニカルにはまだ落ちきってはおりません。OSCは63%です。16日の75%がピークです。そこから22日には64%まで落としながら、終値は逆に180円も上げていました。これはダイバージェンス現象と逆の売り圧力の強まりがあったことを現しております。そこにどかーんと6040円までの爆弾が落ちたようです。しかもよく見ると寄りつきでのいきなりの投下でした。300円のギャップダウンでの始まりです。これが絶好の押し目だったのか、それとも単なる第一弾の爆弾だったのかを見極める意味での注目です。あまり売買に参加しない方が無難かと。

10.6787メイコー 下落注意

 程よい調整をしております。後80円ほどの下落で16日の指数値に並びます。OSCも100円も下げながら+4%の64%までのコンバージェンスです。貸借銘柄ですので地合によってはとことん売られることを覚悟せねばなりません。5200円あたりが第一関門。その下は結構谷が深くて、7月24日に売り込まれたときの4300円は別にしても、4800円あたりまの第二関門があります。大和総研のレーティング引き下げで7000円の株価が4300円まで落ち、これは落としすぎと情けを掛けられての5500円あたりまでの上昇だったのですが、これはお調子に乗りすぎと、どなたかの叱責を食らっての下げ調整が今の位置です。

しかし、よく見てみると、この間の上昇は8月9日にいちよし証券が投資判断を引き上げた影響が大きいようです。一方大和総研はレーティングをそのまま継続することをその前日に発表しております。なお、1Q決算は利益が前年比35%ほどのマイナスですので、ここは大和総研の勝ちか? そうなる4800円までの調整後に買いということとなります。明日は、OSCの高いコンバージェンス、それにRSIに到っては37%→55%です。この異常値が明日にどう出るか注目ですが、こうして分析をしていると、どうも下に持って行かれる懸念が強まってきました。従って、「下落注意」という印に変えておきます。

11.6877OBARA △

 どうやら底打ちのようですが、まだ安心できません。少し戻したところを見計らっての売りが出るかも知れません。これはとりもなおさず、21日発表の9ヶ月決算が、前年比利益微減に終わってしまい、成長期待が剥離してしまったためです。そこに新光証券のレーティング引き下げの影響が加わっております。しかし、この会社は自動車向けの抵抗溶接機という地味な商売をしている会社です。高成長がそもそも期待できるわけではありません。着実な成長こそが真骨頂でしょう。世界の自動車産業は今なお成長し続けております。これは人間の欲望と密接に絡んでおります。そういうことから考えると、26週移動平均の4637円を割り込んだこの水準からは補正されてくるのではないかと見ております。なお、OSCは+4%の44%と反転、RSIも+4%の31%と反転しているための注目です。

売買の目安:4200円を割らなければ買い。割れば見送り。

12.4771F&M △

 やっと妥当なところまで下がってきました。明日は100K割れを起こしたら買いチャンスかと思われます。OSCがまだ42%と高止まりしております。これが30%台へ突入することが条件。

売買の目安:98Kあたりで買い。売りは100K戻しの時。

13.4788サイバーコミュニケーションズ △

 この株、指数値レベルが8月8日よりも下がっております。OSCは前日と同値の42%のまま。もう一段218Kあたりまでの下落で踏みとどまれば上昇に転じるかと思います。それとも地合に押された大幅調整を食らうとすれば、そこは204Kあたりまでの調整もあり得ます。まだOSCが明確に反転してはいません。OSCが30%台になって更に下落を続けるようだと、これは底抜けしたと考えて最悪のシナリオに突き進むでしょう。明日以降のこの株の下げ止まりからの反発のタイミングに注目です。

14.6041ボッシュ ▲

 8月10日の決算を受けてメリルや新光、それに野村が一斉にレーティングを引き上げました。その狂想曲も第一部が終わろうとしております。乖離幅も-4円と拡大。OSCは-2%の44%ですので明日はまだ下落モードが継続するかと思います。ボッシュはこれまで成長鈍化が言われていたので、決算が前向きにとらえられたのかも知れません。OBARAと好対照です。

売買の目安:607円あたりで止まれば買い。売りは2-3日かけて635円。

15.4205日本ゼオン 売り

 この株、8月11日の注目銘柄に取り上げました。1137円の安値を付けたときが絶好の買い場でした。その後は予想通りの上げ基調を継続しましたが、1360円をその間に2度付けましたが果たせず、OSCも8月21日の77%をピークに5日連続下落し金曜日は56%です。その間の終値の下落はたったの5円です。これは売り圧力が高まってきているサインです。RSIは金曜日になお+9%の76%まで付けました。いずれにしても、このボックス圏で動く株にしては、かつてないオシュレーター系指標の水準です。このブログでは売り推奨はめったにしませんが、明日はメイコーに続いての売り方に注目です。明日の日経の地合を見ながら、高値からの売り攻勢が出るかどうかに注目。折しも日足の一目均衡表を見ると雲の上にちょこっと頭を出しております。前回の5月29日の下落の時も雲を突き抜ける直前から激しく落とされております。しかし、売りのセオリーからすると、一度雲の中に突き落とされて、再度上に出ようとしたその時が売りのタイミングです。一度脈を元に戻して、それから最後のトドメを刺すという、まことに残酷なやり方がセオリーのようです。これだから株取引は修羅場と言われるのですね。

以上です。いずれも面白い位置取りにある株を取り上げてみました。逆行高となる銘柄が果たして出るのか、それとも地合に全敗するのか、いずれにしてもクリティカルな局面にあります。慎重にトレードを楽しみたいものです。
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