株に出会う

独自開発のテクニカル指標で株式市場の先行きを読む!

明日の注目銘柄(9.1.06)

2006-08-31 20:54:09 | 明日のモニタリング銘柄
市況概況は前場終了時のブログを参照ください。

明日も新興市場は少々危険な状態に足を突っ込んでいるようです。あまり甘く見て怪我をしないようにした方が良いかと思います。

相場が悪いとは言っても、昨日挙げた注目銘柄の10銘柄のうち、博打株承知の4565そーせいと縁起が本当に悪かった3785エイティング以外は、前場に見せ場を作りすぎた豆蔵だけゼロですが、後は全部プラス終了しております。もし全10銘柄を今日の寄りつきで買って、引けで売っていればざっと52Kのプラスです。であるにもかかわらず、今日の戦果がないばかりかマイナスになっているのは何とも情けない限り。どうも変な道草を食ってしまう癖があるようです。以後気を付けねばなりません。

テクニカル用語の簡単解説


1.9378ワールド・ロジ △

 この株、ボックス圏で律儀に動く株です。昨日の指数値はこのところの最低値をマークしておりました。7月18日(終値168K)より、わずか1K分高いところまで押していたのです。これが今日の相場でも静かに反発した理由です。明日は、今日の延長で上げ基調かと思います。OSCもまだ+4%の39%です。但し、地合が悪いときは、下げて始まる可能性が強いですので、当面の底の173Kから今日の安値の178Kの間で拾うという逆バリ戦術に柔軟に切り替えることが必要です。逆バリの場合の売りは180Kあたりです。場が悪いときは欲張ろうにも、欲の皮がつっぱらないものです。

2.3785エイティング △

 今日はみそを付けてしまいましたが、だからといって再度取り上げるわけではありません。昨日より確実にテクニカルに良くなっているためです。OSCは39%へと12%も急落しました。指数値はいうまでもありません。昨年12月以来でははっきりと最低値です。よく見ればそれもやむを得ません。何と7月27日の安値の155Kまであと10Kに迫っているではありませんか。8ing等とふざけている場合ではもはやありません。明日はこれは完全に逆バリです。155Kをもし底抜ければ、そこはもうなるように任せておきます。相場と一緒に奈落の底まで一旦落ちて、そこから這い上がろうとするその意欲が感じられたときに拾えば良いのです。(OSCコンバージェンスや終値のプラ転がその合図です。)

3.2461ファンコミュニケーションズ ▲

 相場が相場ならそろそろきちんと反転する筈ですが、今日は+3Kに終わりました。一時は上に行きそうでしたが、昨日の高値更新とまでは行きませんでした。しかし、この反発は皆さんこの株がかなり押されてきていることを認識しているためだと思います。その証拠に、昨日は指数値が6月1日の極端な下落時についで低い値でした。明日、もし地合が悪ければ更に指数値が下がっていきます。そしてプラ転するときが元に戻すタイミングですので、ここ2-3日は相場の流れとともに監視強化の銘柄です。バリューコマースが「復活」するときと軌を一にして反転するかも知れません。

4.2492インフォマート △

 直近IPOが引けにかけて激しく売られておりました。この株も-37Kです。RSIがこれで20%に、OSCは33%です。明日は今日の上場来安値の392Kを抵抗線として反転するかどうかに注目。もし、下に抜ければもうなるようにしかなりません。公募価格の300K前後までは自然落下するかも知れません。先輩達が一旦はそうした地獄を見たように。つい先日ストップ高を付けた銘柄です。家人のクオールと同様、世の変転は激しいものです。

5.3041ビューティ花壇 △

 今日は健闘した部類です。OSCも+1%の44%とコンバージェンスし、乖離幅も-5Kです。好業績で50Kも上げた、その前日の終値よりも落としました。まさに人の噂は、たったの1日というのが株式相場のようです。葬儀用の花壇などという縁起の悪い業態なので、あまり居座っていたくなかったのでしょう。明日は350K近辺まで落ちるかも知れません。もし366Kで踏ん張れば、いずれこの株が注目される時が来るでしょう。しかし、決算発表以外にこの会社がハイライトを浴びることはどうもなさそうです。そこで筆者なら、ここは一発、レバノンとイスラエルに渾身の花壇を贈ります。ヒズボラとイスラエルの兵士の追悼に、世にも美しい花壇を日本の創作芸術の粋として紹介するとともに、平和を無心に訴えるのです。これを欧米のメディアが取り上げてくれれば、これにまさるPRはありません。これで株価は自然とついてきます。そこまで待てない人は明日は様子見もよろしいかと。

6.3796いい生活 △

 引けに300K以上で終わるならと、狙っておりましたが最後の板を喰おうと、ボタンを押しましたが、時間外ですとのエラーメッセージが出ました。丸三証券は、いつも1分くらい前に締め切るようなのです。今どきこんなことってありですか?多分、自社のコンピューターから取引所のコンピューターにデータを送るために、1分程度かかるのでしょう。これでは「いい株生活」も台無しです。愚痴はともあれ、この悪い地合にいい形で終わりました。明日は押し目があれば狙う手です。乖離幅も-3K。指数値は8月17日以来の低さです。しかし、ちょっと本復かどうかは出来高を伴わないと判断できません。そこは注意。

7.4757インテリジェンス △

 この株、29日の注目銘柄でした。出来高は結構多いのですが、いわゆる乱高下がありません。静かに静かに上下し、気がついたら下げていたというパターンです。どうも筆者の性に合いません。クオールほどではないにしても、はっきりとして欲しいのです。いわゆるインテリぶらないでということですね。そんなこんなで余り魅力を感じない株ですが、例えば8月18日など37Kも上げているのです。今は休火山の時期かも知れません。ともあれ、そろそろOSCも+2%の37%とコンバージェンスしたことだし、指数値も、何と5月19日まで遡らないと同じ水準には行き着きません。乖離幅は+7Kもありますが、これはあまり気にすることはありません。3番目の指標です。明日、300Kを切るかどうかが1つの分かれ目です。ここを学徒援護会魂で乗り切れば、後は戦後民主主義を謳歌できる筈です。もし切れば、千載一遇のチャンスとばかりに、7月27日の255Kという安値めがけて、空売り攻勢が始まるかも知れません。何しろ、学徒援護会といえば、終戦直後の食うや食わずの時代に、復員してきた学徒を援護するために生まれた会です。今どきの若者の想像を絶する苦難の道を歩んできております。人を貶める空売りなど屁のカッパです。馬鹿にしてはいけません。しかし、今どき「学徒」などという古色蒼然たる名前をよく引き継いでいるものです。何が、インテリジェンスなものですか!

あっ! つい馬鹿にしてしまった。これはまずいことになりました。明日、この株で馬鹿を見なければ良いが。。。。

8.4518富山化学 ▲

 一応、東証1部の株も取り上げないとバランスが悪くて仕方ありません。この株あたりいかがでしょうか。OSCが+9%の42%まで上げました。いろいろと毀誉褒貶がありましたが、何とか窮地を脱したというところでしょうか。ここは静かに上げていって貰いたいものです。薬屋というのは、いつの時代でも一発勝負の賭博師のようなものです。そりゃ色々とあるでしょう。この会社1つだけ気に入りました。四季報を見ると、役員欄には普通は社長を一番上に持ってくるものです。それがこの会社、一番下に代表執行役中野克彦となっているのです。取締役は単に「取締」だそうです。これも変わっております。そして、執行役というのが随分といるらしく、10人ほどの執行役の名前は書かれておりますが、最後の執行役の名前の後に、「他」と書かれているのです。つまり、執行役は書ききれないほどいるということのようです。何だかこの会社変ですね。通常は監査役の名前は、監査を重視していることの証として書かれているものですが、この会社にはありません。ひょとすると監査役はいないのかも知れません。クスリの開発に四の五の言われるのは迷惑だとでも思っているのでしょうか。事実関係を正すため、念のためHPで確認しました。すると、会社概要には役員の一覧など出ておりませんでした。これは珍しい奇特な会社です。ひょとすると、しょっちゅう役員が入れ替わるので掲載出来ないのかも知れません。それにしても変わった会社です。明日のトレードにはこのあたりを踏まえておいた方が良いかと、老婆心ながら、思います。

9.2371カカクコム ▲

 指数値が結構落ちました。去年6月からのデータを見る限りでは最低値です。これは一体どういうことでしょうか。OSCは-1%の36%です。但しRSIが22%まで13%も下がりました。これは、明日以降300Kに近づけば近づくほど切り返しのエネルギーが大きくなりそうです。RSIの22%というのも、6月8,9日の15%、17%という異常値以来です。とにかく300Kを割るようなことでもあれば、この株を買っておいて損はありません。

10.2326デジタルアーツ △

 終わってみれば、綺麗に上げておりました。OSCも35%→37%です。乖離幅は-15Kもあります。指数値はきちんと切り返しました。まだ低位水準です。明日は、素直に地合に押されて下げた228Kで買って、10Kくらい上がったら売るということでどうでしょうか?


【主なOSCコンバージェンス銘柄】
  =明日引けにプラ転していれば基本的には買い。=

・3780メビックス 36%→38%、指数値は8月1日段階と同じ。
・3387クリエイトレストランツ 34%→40%、指数値は8月3日より下。
・8941レイコフ 40%→41%、乖離幅ゼロ。指数値は8月8日より下。
・3371ソフクリ 30%→37%、乖離幅-35円。指数値は8月9日より下に。
・3811ビットアイル 29%→32%、指数値は8月2日より下。
・8929船井財産 51%→52%、但し、乖離幅-13K。

こうしてみると、結構、逆バリが多くなってしまいました。この下落局面では逆バリというのは、本来反発すると思って張る訳ですが、それが不発に終わることもなきにしもあらずです。そのため、もし反発を引けまでにしない雰囲気なら、だまされたと思って損切りする以外にありません。そこは相場の流れを見ながらの対応となります。くれぐれもご注意ください。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

後2-3日で底を打つか?

2006-08-31 15:31:54 | 株に出会う
前場はマザーズ指数がダイバージェンス(指数値が上がっているのにOSC値が下がっていたこと)を示しておりましたが、そのトレンド通りに後場はついにマイナスに転落です。あまり大きな下落とならなかったのは、日経平均が頑張っていたからのようです。

これでマザーズ指数が36%、ヘラクレス指数は35%まで調整しましたので、ここからは、20%台への突っ込みの大下落があるか、それとも十分に調整が済んだと見ての買いが、明日の途中から入るのかの分かれ目となります。

しかし、今年の記録を冷静に見てみると、特にヘラクレス指数は一度は30%台から20%台に落ちてから反発しております。直近では7月14日が33%、そして翌18日が203ポイントも落ちてOSCが24%にまで落ちて終わっております。このような大幅な下落の場合は、必ず翌日に本当の大底が待っております。翌19日には1792ポイントという底をつけてから、終わりに掛けて急速に値を戻し、1838ポイントで終了しております。この7月19日の終値ではOSCは28%にコンバージェンスしておりました。7月19日といえば、あの4314ダヴィンチ・アドバイザーズが、歴史に残る?70100円を付けた日です。

こういう歴史からすると、明日の新興市場は底が待っている公算が大です。それが単なる底か、それとも大底かは分かりません。しかし、考えてみれば8月23日までの新興市場の高騰劇の前の指数値が、マザーズ指数で7月27日の1076ポイントでした。まだ220ポイントほど下でした。その前7月14日はOSC31%で終わっておりますが、終値もほぼ今日の水準の1303ポイントでした。そしてそこからの下落です。一旦1111ポイントで底を打ったかに見せて、その後の2番底があり、1076ポイントを7月27日つけた訳です。この念の押し方が強かったため、今回の高騰劇はかなり息が長く続きました。

日経がそう悪くなく反転しているので、前回と同じ底を打つとは思われませんが、まだ今の水準から単純に切り返すと見るのは少々甘いようです。

今後の予想をあえてすると、100ポイントを超えるような大きな下落が明日以降にあればそこが底になる。しかし、数10ポイント程度の軽微な下落が続いても、それは返って今回の下落の底を見えなくさせるため、段々と参加者が消耗していき、最後にどかーんと前回のような下落を経験することになる、というように見ております。

いずれにしても、この行き末がはっきりとしない限りは、できるだけキャッシュポジションにしておいた方が良さそうです。

筆者も持ち株はありません。豆蔵も第二幕はなく、-10Kで売りました。これはエントリーポイントに関する筆者の不明であり勉強代です。しかしいくら勉強代を払えば許してもらえるのだろう。

それから、ファーマフーズも場全体の下落局面では健闘しておりましたが、211Kで売りました。こちらは+3K。

明日は、いよいよ9月に入りますが、丸三証券で2ヶ月間無料で楽しませてもらいました。アルクも当たったし悪くはないのですが、少々オーダーを入れるときの時間がかかりすぎます。混んでいるときは10秒ほどもかかってしまい、その間に大きく板が動いていることもありました。独自システムを組んでいるようですが、もう少しパーフォーマンスを上げないと、お客さんは逃げていくのではないでしょうか。

来月からは、GMOインターネット証券に資金を移してトライする予定です。値段がやはり一番デイトレ向けに安く設定されているためです。ライブドアのトレチケのような回数券も期間限定で発売しておりますので、これを購入してできるだけ手数料を抑えたいと思います。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

なぜ新興は日経に反応しない?

2006-08-31 11:27:31 | 株に出会う
昨日はうまく凌げた筈が、今日はまた未熟さを露呈。昨日は直近IPOが強かったにもかかわらず、それに反応することなく、かといって下げるわけでもなかった3810サイバーステップと、昨日大きく反応しての押し目で終了しそうだった8734アストマックスという好対照のコンビを持ち越したのは良いのですが、両方とも今日は下げ始まりでした。直近IPOそのものが全体に沈んでおります。それぞれ441K(-4K)、186K(-3K)でやむなく損切りです。

そうしたところに目に入ったのが、大道芸人3756豆蔵の突然の大道芸の開陳でした。気がついたのが遅かったのですね。上記2銘柄の敗戦処理に終われている間に急騰しておりました。そして、じりじりと押されているところから、「定石」通りにVWAPを割り込んだ208Kで拾ってしまったのです。その後上に行く気配はありましたが、ついに197Kまで押される始末です。果たして後場にもう一幕あるのかどうか些か気になりますが、前場にじりじりと観客が集まっては来ているようです。何とか買値までは上がってきてもらって、そこで第二幕は終了してもらいたいものです。

教訓は、「あまりに急激な上昇からの調整過程ではVWAPを頼ってはいけない」ということです。なだらかな傾斜から水を流したときは地面に水が到達してから多少のオーバーランで水の流れはストップします。ところが、傾斜が急だとそれよりもっと長く地面を流れるはずです。この誰でも分かる力学が分かっておりませんでした。如何に平常心を失ってしまうかということです。

ちなみに同じ注目銘柄の6677エスケーエレクトロニクスで検証してみましょう。これも敗戦処理に終われて、絶好の押し目210Kでの買いを逃してしまったのです。朝のギャップアップしてからの押し目はVWAPを5Kほど下回っておりました。寄りつきよりも6K下でした。この押し目を逃しても、その後は、9時35分にVWAPの220Kで切り返し、10時21分にやはり221KのVWAPで切り返しと、全く絵に描いたようです。今日の反転相場での右肩上がりの場合の買い時がVWAPポイントなのですね。皆さん、そこはよく熟知しております。

もう1つ失敗からの教訓です。3776ブロードバンドタワーです。これは今日は強弱感が入り乱れる展開です。つまりボックス圏で動いております。にもかかわらず、10時9分に338Kの安値を付けてからの上昇過程の341Kで買ってしまったのです。このあたりは後で見るとVWAP地点でした。ボックス圏の動きからすると347Kあたりまで昇ると、勝手に思ってしまったのです。そんなに規則的なサイクルで動くのなら誰も苦労はしません。そんな単純なことが分かっていなかったのです。案の定、その後上にはほとんどいかず、ついに撤退ラインの338K(これは前日の安値)が崩されて337Kまで届いてしまった時に撤退してしまったのです。もう少し悠長に見ていれば良いのですが、今日の新興市場の無反応ぶりも頭にあったことでしょう。

ところがやはり、市場には一枚上手がおりました。338Kがなくなると見るや、隠していた爪を出して再度の340Kまでの買い上がりです。いっぱい喰わされた感じです。

やはり、株は自制心との勝負ということを痛感しました。手持ちは多少の自制心を持って208Kまで降りてくるのを待って買った2929ファーマフーズと大道芸人の豆蔵だけです。

後場は、この前場の失敗を取り戻さねばなりません。

それにしても新興市場はなぜ日経のこの上げに反応しないのか?
別の市場ですので律儀に反応することもないのですが、この停滞は昨日までの市場心理が相当に悪く、その回復に手間取っているためと言えます。後場にこの日経と新興の動きを観察していた方々がどう動くのかで、面白い相場になるかも知れません。引けに掛けてじりじりと上昇して終わるようなら、明日を見越していくつか持ち越しを考えたいと思います。昨日の持ち越しは失敗でしたね。

追伸:マザーズ指数はプラス7.57ポイントですが、前場ではOSCが39%と-2%下落。ヘラクレス指数は-7.47ポイントですので当然ながらOSCは-3%の36%となっております。つまり、一度は30%台での調整を挟まないと本格反転にはならない、そのモーメンタムでの下落が今日の新興市場という訳のようです。昨日の直近IPOの「盛況」はいわばその過渡期に咲いた徒花ということでした。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする