株に出会う

独自開発のテクニカル指標で株式市場の先行きを読む!

明日の注目銘柄(8.4.06)

2006-08-03 22:23:03 | 明日のモニタリング銘柄
まず、今日の市況概況から。

◆マザーズ指数、ヘラクレス指数

 マザーズ指数は、OSCは55%→57%、RSIは44%→46%へとまずは順調に伸ばしています。

 ヘラクレス指数も、OSCは55%→59%、RSIは46%→48%へと同様に伸ばしております。

マザーズ指数は、7月14日の安値抜きには後19ポイントほど、ヘラクレス指数は、同じ日の安値抜きにあと2ポイントと迫っております。今日の前場で双方とも一旦は抜いたのですが、そこからは調整に合いました。昨日予想したとおりに壁としては意識されているようです。

◆日経225平均

 今日は6円ばかり上げはしましたが、OSCは-3%の59%とダイバージェンスしました。明日は下降に転じるサインです。なお、RSIはまだ+4%の58%です。7月5日の安値の15480円がこの場合は壁となっております。15500円を引けできちんと抜けるかどうかが、これから調整に入るかどうかの分岐点のようです。

総括すると、新興市場はこれまでの押されすぎからの反転を狙いながらも、下方への売り圧力もありなかなか前に進めない状況ですが、ジリジリと切り返しているエネルギーが感じられます。それに引き替え日経平均はOSCがマイナスしたことからも、そろそろ一旦調整局面に入る見込みも出てきました。

さて、明日の注目銘柄です。昨日の注目銘柄のうち、3043モジュレと、3809バリオセキュア・ネットワークスがストップ高を付けましたが、やはり指数値やOSC値での出遅れ銘柄が、日替わり的に物色されるようです。そのため、今日もOSC面、指数値面からの妙味が大きい銘柄に絞ってみました。

テクニカル用語の簡単解説

1.3754エキサイト △

 NTTとの提携で反発するもその後はまた低迷。OSCは+3%の33%、RSIも21%のままです。普通ならここから大きく反発するところですが、減益という決算の事実が重くのしかかっているようです。しかし、テクニカルにはこのポジションから反発出来ないようでは明日はないというところに来ております。まずは500Kの壁がきちんと乗り越えられるかどうかが問題です。底値の455Kあたりが死守できれば。

2.3785エイティング △

 今日はほとんど目立ちませんでしたが、OSCは+5%の40%と着実に切り返してきております。出来高はまだ低迷中。これで筋の方の注目を浴びれば、この仕手株、再度舞い上がるでしょう。後OSCにして2%の上昇で直近のピーク値に並びます。噴火前の不気味な胎動かも知れません。とりあえず、いざという時のために監視態勢を怠らないようにしたいと思います。寄り付きの雰囲気が1つの目安です。明日8日が決算です。もし何らかの朗報があるなら、明日は動意づく筈ですが、決算銘柄は持ち越さないのが定石であることもお忘れなく。

3.3390ユニバーサルソリューションシステムズ ▲

 今日、ついに目覚めたようです。この株、好決算を発表するたびに脚光を浴びてストップ高を連発したりするのですが、すぐに飽きられてしまいます。何だか哀れな銘柄です。つまり目立たない日陰に咲く可憐な花のような存在です。本人は多少内気なために、派手な振る舞いが出来ないでおります。そのような下品な仕草は身のためにならないことを承知している律儀な女性に似ております。こうした存在こそ株式市場の健全な発展のためには活躍して貰わねばなりません。と、段々とこの株に贔屓したくなりました。OSCは+7%の60%と伸びたのは少々気がかりですが、もう一段の上昇はあり得ると考え、明日はこの気だての良いお嬢さんの行く末を暖かく見守りたいと思います。略称はUSSですが、最近ヨルダン情勢などでの陰の悪者、USにSを念押しのようにくっつけた、この名称が災いしていると筆者は踏んでおります。何だか、気障な日本駐留の海兵隊員のような響きに感じるのか筆者だけでしょうか? 多分、筆者だけでしょう。

4.8947ノエル ○

 この株、今日は出来高が3283株もあったのですね。そして-10Kです。しかし、OSCが+3%の48%とコンバージェンスしております。今日は程よい調整となったようです。220K台での揉み合いですが、ここを抜けると240K~260Kまでは空いております。OSCの48%というのもこの株にとっては7月10日の52%以来の高さです。機が熟しつつあるようです。明日は準本命として注目したいと思います。この株、貸借でも信用銘柄でもないようです。つまり、現金一本勝負の銘柄です。今どき、アングラマネーがかつては跋扈した不動産業界の銘柄にしては珍しい株です。これはきっと経営者の気質なのかも知れません。あっさりしていいではないですか。金借りてまで我が社の株は買わなくても結構、という気概が感じられます。その癖、過日公募して、市場から金を借りてしまったところが、チョイと一貫性に欠け矛盾を感じるところですが、そこはいずれ時が来ればノエル、いや、チョイと舌がもつれました。ノり越エられルと勝手に思いこんでいるのでしょう。さすが、肝っ玉の太い不動産業界です。

5.3331雑貨屋ブルドック ▲

 ついに反転しました。ホルダー諸氏にとっては長かったでしょう。OSCが+5%の34%、RSIも+2%の16%です。しかし、まだ病み上がりの身です。いくらブルドックとはいえ、無理して庭に落ちている腐肉まであさると、また下痢症状を起こすかも知れません。ここは静かに静かに養生しながら上げていくことですね。出来高もこの株にしては結構なものだったようです。一応ご報告まで。

6.7615京都きもの友禅 △

 この着物屋さん、月次受注額が落ちているとのことでこのところ売られております。しかし、ここまで来るとPER16倍弱が再評価される余地はあります。この暑い盛りに振り袖も何もあったものではないでしょう。繁忙期と比べて落ちるのは当たり前です。ここまで考えてきて、日本の過酷な暑さの中でも、着物を売るというのは一体全体どういったビジネスなのか他人ごとながら少々気になり出しました。ラーメン屋さんのように、冷やし中華といった夏向けメニューがあればよいのですが、浴衣程度では振り袖の稼ぎほどは行かないでしょう。もはや、クールビズに引っかけてクールキモノなる新製品で世の話題をさらう以外には手が残されていないようです。このキャンペーンを成功させるのは至難の業ですが、奥の手が1つだけあります。あの狂い咲きの小梅太夫姉さんに、クールキモノのサンプル品を試着してもらって舞台に立って貰うことです。もちろん、これまでの芸だけでは駄目です。暑い暑いと叫ばせながら、従来のユニフォームを一枚一枚観客席に投げ込みながら、最後に思い切って登り竜か何かの縁起物の柄を染めた、京都きもの友禅渾身の作のクールキモノを見せるのです。そして、小梅太夫姉さんに「あ~、これで生き返った!!」とでも叫ばせることです。出来ることなら、このクライマックスシーンに、同じクールキモノを着た任期満了の小泉首相を登場させ、最後の花道として小梅太夫姉さんに抱きつかせるシーンがもし実現出来れば、これにまさる成功譚はないでしょう。もちろんこの顛末については後日、小泉首相との共著で「小梅日記」の新作として、クールキモノに関する両者の真面目な感想文付きで出版すると、なお一層効果的であることは言うまでもありません。


【注目のコンバージェンス銘柄】

・2459アウンコンサル 50%→52%と7月5日以来の最高値更新中。
・2438アスカネット 出来高少ないがじり高。一発あり。監視態勢強化。
・8734アストマックス OSCは+4%の38%、乖離幅も良し。
・3037スタイライフ OSCが+2%の41%、まだ公募価格より60Kも低い
・7844マーベラスエンター OSC+8%の44%は7月11日以来で期待。
・9756アスカプラニング 連続ストップ安の地獄の淵から解き放たれた。明日は?
・8114デサント 1Q減益の痛手からの回復の兆し。連続OSCプラスで47%に。
・5480冶金工業 OSCが39%となり、押し目買いのチャンスが到来。
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みっともないトレードに終始

2006-08-03 15:53:24 | 株に出会う
後場は、1つの目眩ましに合いました。朝の頂点からのマイナス圏への突入で少々戻したところでの前場終了でした。その流れからすると、後場は少し戻して始まると予想していたものの、どうもその気配がありませんでした。マザーズ指数でいうと、1280ポイントで始まり1274ポイントまでのジリ下げです。これは、朝の下落の再来かと早合点した売りが始まりました。これはやはり日経の先物が12時51分に15440円の今日の安値を付ける軌跡と合っていたようです。

前場に219Kで買った6769ザインエレクトロニクスは、何とその下落の過程で手放してしまったのです。これだから一歩先が読めないトレードは難しく、結果が逆になってしまうこともあるのですね。前日安値の220Kを下回ってしまえば、下降トレンド入りというのが固定観念として頭にあることも災いしました。但しこれは結果論で、そのまま先物が15440円から更に下げていけば、この株の今日の安値を簡単に割っていたかも知れません。

そこで、この失敗を繰り返さない方策はあるのかどうかですが、1つ後から気づいたことがあります。それは、先物、マザーズ指数ともに、昨日の安値の水準を割っていなかったことです。

 先物の8月2日の安値15410円
 先物の8月3日後場の安値15440円

 マザーズ指数の8月2日の安値1212ポイント
 マザーズ指数の8月3日の安値1271ポイント

先物がかろうじてヘッジしてくれていたようです。マザーズなど新興市場は東証と比べて上昇基調を強めておりました。しかし、まだまだ一本調子で上がるとは皆さん思っているはずはありません。しかし、底割れが回避できたことで緩やかな反転に転じましたが、前場のピーク値に迫るほどは、今日はもう買いエネルギーがなかったということになるでしょうか。

これは後講釈ではありますが、相場は周期的に動くのは事実です。その場合に、移動平均や半値戻しといったおおざっぱな目安と、このような2日程度にわたる短気の流れでの節目となる高値、安値。これらを皆さんが常識として眺めながらトレードをしているのは事実でしょう。

こうした基本的な確認が出来ていれば、後場のいわゆる「篩い落とし」的な下落には耐えることができたのではないかと思います。市場参加者が基準とする値という「根拠」が自分の中で持てるからです。

これを1つの収穫として明日以降の相場に臨みたいと思います。

ところで、後場は同じような株価位置にある、8734アストマックス5742NICオートテックに目を付けておりました。双方とも小さなレンジでの動きでした。上に抜けかけたアストマックスを181Kでまず買いましたが、その後どうも奮いません。7月19日につけた指数値に8月1日は並んでいたのですが、昨日、今日と動かずです。

一方NICオートテックは、7月19日の指数値を6K分ほど昨日段階で下回っておりました。そのせいか、今日の引けにかけてはこちらの方が上に行きたがっている雰囲気がありましたので、一旦、アストマックスは179Kと180Kで降りて、代わりに引け際でのゼロかプラ転を見極めてNICを181Kで買いました。これでOSCが+5%の36%、乖離幅ゼロ、指数値は昨日より+3K分上げましたが上場日以来の低水準、RSIは前日同値の44%といい感じで終わっております。

アストマックスもOSCが+4%の38%とコンバージェンスはしておりますが、-2K終了というのが少しハンデかと思います。そして、指数値をみてもNICほどには下げていないようです。

という訳で、持ち越しはNICオートテックという、アルミフレームなどの開発製造販売という田舎の会社だけですが、IPOの市場は時折、こうした地味な地方の銘柄が脚光を浴びるようです。レディー薬局が記憶の新しいところです。1つ位は持っていないと朝の楽しみもありませんので。

ところで、IPOのビックカメラに当たりました。野村です。タカラバイオ以来です。ジャスダックで調達金額も大きく、どうも公募割れがささやかれているようです。辞退しようと思いましたが、何と昨日、一度も店頭に足を運んだことがない野村の男性の営業から電話がかかってきたのです。一度もこんなことは過去ありませんでした。

どうせ公募割れしても数万円の損だと思い、野村證券がわざわざ連絡してきたことに免じて、今朝購入手続きを取りました。HS証券株で200株がHS証券で当たったのは良かったのですが、1500円の公募価格が900円以下になりました。それに比べればかわいいものです。大したことはないでしょう。高望みはしていないので公募価格以上に戻せば?売ります。

調べたら、野村のシェアはたったの5%です。にもかかわらず、電話攻勢とはよほど日興シティ(が幹事だったかと記憶)もあせっているのではないかと推測します。まあ、今後のこともあるし1個くらいは良いかと。初値が楽しみ?です。日興と野村の底力が意外と発揮され、公募価格200Kに対して201Kなどいう綱渡りの初値がつくかも知れません。1Kは売却段階の顧客負担の手数料平均としてね。

さて、これから気分直しにトレーニングに馳せ参じてきます。明日の銘柄の検討は夜間に行います。
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異常燃焼の残滓で一時の高見を極める

2006-08-03 11:39:36 | 株に出会う
NYが足を引っ張ることもなかったので、今日が高く始まることは大方のコンセンサスでした。何しろ昨日の後場からの上げっぷりは久しくなかったものでした。

当然のように特買い攻勢で始まり、マザーズ指数などドンドンと上値を切り上げていきます。ところが、案の定というべきか、9時40分に1313ポイントを付けてからは、10時32分まで62ポイントの下降ショーの始まりでした。

寄り天ではなく、どんどんと上値が切り上がっていくと、どうしても後を追いたくなる訳ですが、ここは9時半までは少なくともじっと堪えようと、様子見をしておりました。4771F&Mに129Kで買いを入れていた程度です。このF&Mはいわれなき最近の下落から122Kまで落とされており、さすがにそこからは128K~138K程度のレンジ相場になっておりました。今日も128Kあたりまでは落ちることを期待しての待ちでしたが、何しろ大口さんが既に投げきったか拾いきったか知りませんが、前場のマザーズ指数が10時半にかけて下降線を描いている時もどうしても130K割れをしないのです。これは売り枯れていることの証左かと思います。

まだ売り枯れていない銘柄、例えば8922アイディーユーを見ると、10時23分に267Kまで、朝の高値の305Kから28Kも落とされております。昨日のこの株の値動きは、前場は260K台で後場は280K台での値動きといった傾向でしたので、本来は後場のレンジまでの調整で済むところが、勢い余って267Kまで落ちました。この時の下落の有様をたまたま見ておりましたが、急降下に近いものでした。さすがに、そこからは落ちすぎと判断され一時戻してから少々の第二波の反落に見舞われているところです。

前場は、6769ザインエレクトロニクスを219Kで買いました。この株も9時7分の230Kからはほぼ一直線の下落で、10時41分には217Kまで付けております。10時32分がマザーズ指数の底でしたので、9分ほどのタイムラグがあります。筆者は加速がついた下落なので、少し下の216Kまで待ちの水準を下ろしておりましたが、217Kがやっとのようでした。あっという間に218Kが喰われましたので、やむなく219Kでの指し値買いでした。もし217Kで早めで待っていれば2K安く買えたことになりますが、これは不可能というものです。

マザーズ指数などの動きを睨みながら、反転の兆候をいち早く察知し買いを入れるというのが精一杯ですね。

この株は因縁の株ですが、テクニカルにはまだOSCが+5%の28%、RSIも+1%の14%と切り返し途上です。あまりに売り込まれすぎた銘柄です。7月21日の終値が326Kだった株です。そこから3割程度の減益発表で200Kまで落とされましたが、前場終了段階では67%戻したレベルです。しかし、この326Kというのはこうした減益予想を踏まえての低落傾向が続いていた、そのボトム値での値でした。それまでに減益をかなり織り込んでいた筈です。まだまだ回復余地がテクニカル面だけではなくあり得るとの判断が1つ。
それから、丸三証券のリアル株価ボード(これは使えます。楽天のMSは使わなくなったほどです)では、217Kの底を付けた段階でVWAPからの下方への乖離が結構深くなっておりました。こうした、海でいうと海溝の淵まで株価が行った場合は、後は浮上する以外にないのが、物の道理のようです。もちろん、途中で大きな海蛸にでも遭遇して、喰われてしまうことがあり得ます。それは人生と同じです。しかし人生と違って株式市場ではいくらも逃げることができます。いわゆる損切りですね。(人生では二進も三進もいかなくなり「自殺」という現象が起きている事を想定しております。株ではそこまで追いつめてはいけません。)もし、注意深く観察しておれば、場の急変や思わぬ売り攻勢など、それなりの海蛸出現の兆しは見えることもあります。その時に逃げるとかすり傷すら負わないで済む(同値撤退)こともあるようですね。

こうした判断でこの株を買いましたが、果たして後場に目論見通りに上がってくれるかどうか楽しみにしております。ここまで来ると、株トレードはかなり高度な知的ゲームのようですが、知識があっても株トレードは一瞬の勝負ですのであまり役には立ちません。役に立つのは、後から振り返ってなぜあの時そのような判断をしたにもかかわらず、負けてしまったのかその理由を検証・探索する時でしょうか。これを積み上げてブラッシュアップし続け、場に臨んではもっぱら自らの自律神経を磨き上げる以外にはありません。そのためのツールは良いに越したことはありません。大海を長期にわたって泳ぎ切るのに、浮き袋など最低の道具があれば素手よりどれほど助かることか。ましてや夜空の星々から正しい方角を計算できたり、鮫除けのケミカルグッズ?など持っていることが如何に自らの命を守るためにも大切かということですね。

ああ、それにしてもくどい。自分でも半ばあきれております。
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