株に出会う

独自開発のテクニカル指標で株式市場の先行きを読む!

公募割れ銘柄祭り

2006-08-04 16:45:16 | 株に出会う
お昼のテレビで、IPOしたばかりの銘柄が、公募割れに置きっぱなしにされていると放映されておりました。その代表的な銘柄として2929ファーマフーズと、3037スタイライフなどが上げられておりました。

この絶大なるアナウンス効果でしょうか、この両銘柄は後場はいきなりストップ高まで行き、大量の買い注文を残して終了です。筆者の愚妻も幸い、前場にスタイライフを仕込んであり、わずか1K上で売り注文を出していたようですが、昼寝から起こしてそれは引っ込めさせました。

何たる現象でしょうか?これまで散々貶められていた株が、たったのテレビの一言で膨大な買い注文が集まるということは。会社の実態は上場来ほとんど変わっていないはずです。日本人は一斉に同じ方向に行きやすいとは聞いておりましたが、この現象は全く不可解です。

この高騰劇に刺激されてか、前場に損切りした5742エヌアイシーオートテックまで一時は189Kまで上げる始末です。リベンジを果たそうと急ぎ184Kで買いに入りましたが、まったくの一時的な噴火現象でした。何とか同値撤退するのがやっとでした。

後場は、他には前場に買った5480日東電工を、雲行きが悪いので一旦8190円で手放し、終了前にもう一度8130円で買い直しました。これはスイングもしくは中期保有用です。理由は前場終了後のブログに書いたとおりです。

それから7615京都きもの友禅は、あまりの動きの無さに174Kで手放しました。173Kが78枚も14時37分に喰われておりましたので、そこからの上げは今日のところは少々きついと思ってのことです。敏捷な動きの新興市場株からすると、まるでお公家さんの船遊びのようで、どうも筆者の性に合いません。テクニカルには面白い位置なのですが、きちんと船遊びから降りて、夜の闇も一段と漆黒の装いを増してきてから、彼らが日々興じる飲めや歌えやの饗宴が始まれば、どさくさに紛れてチョイと小遣い稼ぎをするために、再度馳せ参じるかも知れません。それまでのご無沙汰です。

何やら、銘柄毎の濃淡はありますが、市場が活気づいてきたようです。
週末にはじっくりと来週の戦略を練るために、280ほどの監視銘柄を中心にチェックし、注目銘柄をアップする予定です。
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ビューティに騙される

2006-08-04 11:50:41 | 株に出会う
朝の新聞記事から今日は入りました。

3041ビューティ花壇がわずかですが上方修正のニュース。朝一番でスルスルと上がりましたが、最初の押し目の370Kで買いました。その後うんともすんとも言わずに、世の中の喧噪など素知らぬ顔でした。思いあまって372Kで指していたら出来ておりました。その後、成りでの買い上がりをする方が出るも、買い方も追いつかず375Kあたりでの買いチャンスもありましたが、そのうちあれよあれよという間の再度の成り買いで、前場の引けでは20K高。

売った株は、こうして上がるのを尻目に、今日の朝からの調子がおかしい5742エヌアイシーオートテックは178Kと177Kで損切りです。OSCが昨日は+5%の36%と改善したはずが、朝から33%くらいでのマイナスに落ちておりました。どうしても昨日の安値の179Kを抜けないため諦めての売りでした。まだこの株はしこりがあるようです。もっと落ち切らないと買えません。これは見事な失敗。

新聞ネタとして出色だったのは、6988日東電工です。液晶の視野角を拡げながらコントラストを高めた光学フィルムの特殊樹脂の塗布技術を開発したとのニュースです。製造コストがしかも半分になるとのこと。この会社液晶関係の売上が半分以上あります。それがコスト半分になるということの意味は大きいと思います。

案の定、寄り付きから高めで始まりました。8150円で指していても出来ず、その後はスルスルと上昇し8410円まで行きました。

しかし、東証一部の株はここからが勝負でした。ドンドンと落ちてくるのを途中の反発があっても買いを我慢。ちょうど1分足の窓を埋める、昨日後場の高値の8160円で10時39分に底を打ったのを確認して8170円で買いました。まさかここまで落ちてくるとは思いませんでした。当然この株、貸借銘柄ですので、このあたりを目安として売り攻勢をかけたものと思われます。

新興市場株の素早い動きに、またしても乗り遅れたのが3037スタイライフです。途中から見だしたのですが、値段は240K近辺でした。丸三証券のリアル株価ボードを見ると、昨日からジリ上げで、朝一番で244Kを付けております。板には245Kあたりに35枚ほどの売りがありました。これを抜く勢いがあるようなら買おうと心の用意だけはしていたのですが、あっというまの260K越えでした。こうなると少し押し目を待とうとして、出発点の246Kあたりで指していましたが、もう駄目でした。

この素早い動きには、①何が何でも成り買いで入る。②最初の押し目を待つ。降りてこなければ諦める。という2種類のやり方があります。過去①で入って失敗していることが数多くあります。かといえば、今日の日東電工のように②で待っていてうまく拾える(まだ成功したかどうかは不明ですが)場合もあります。このあたりの判断が難しいものです。
難しいと言ってばかりではこうして勝機を逸しますので、一旦ブレークしたものはすぐに拾うというスタンスでこれからは行きたいと思います。一体、何度こうしたエントリーで失敗していることか。

後、前場に買ったのは7615京都きもの友禅です。173Kの売りがなくなる時に仕込みましたが、それ以来、京都特有の昼下がりの気だるい夏の日の凪のように、ピタッと止まって動きません。しかもいつの間にか173Kの売り板が湧いて出るのです。何か、場違いなところに足を踏み入れたようです。不気味です。しかし、一応今のところはOSCが+7%の47%と上がりました。171Kを下まわらない限り撤退はしませんが、後場以降にこの季節違いの「冬眠」から、近くのお寺さんの和尚の渇で目覚めることを期待することとします。しかし、どえらい株を手がけてしまったかもしれません。時間の過ぎ方がまるでどこかの惑星に住む異邦人向けのようなのです。
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