株に出会う

独自開発のテクニカル指標で株式市場の先行きを読む!

明日の注目銘柄(8.29.06)

2006-08-28 23:36:37 | 明日のモニタリング銘柄
まず市況概況を振り返ってみます。

◆マザーズ指数、ヘラクレス指数、日経ジャスダック平均:

 順にOSCは44%(-7%)、44%(-10%)、69%(-11%)です。これまでは30%台(もしくは20%台)までは下落を続けております。それからするとまだ下げたりないと言えます。もちろん、一直線に30%台に行くとは限りませんが、今年3月以降のデータによると、途中でOSC30%への到達から一旦反発しているのは2回だけです。その2回もその後さらなる下落に見舞われております。

どうも今年の新興市場はやはり下げが始まると30%前後には落ちてしまっているようです。つまり、一押しで後はまた巡航速度に転じるといったことはないのです。傾向が一方向に引っ張られるといっても良いかと思います。

◆日経225平均:

 OSCは45%→42%へと下落。日経の場合は35%くらいがOSCの最小ラインです。新興市場より随分と強いですね。前回のOSCのボトムラインは7月21日の39%でした。終値がその時は14821円です。今日は42%で15763円ですから、もう少し下へと調整しなければ摂理にあわないことになります。25日線が15642円です。このあたりまでは少なくとも明日は到達するのはないでしょうか。後121円です。

ということで、続落というのが市況概況からの見通しでした。

その中で、独歩高とまでは行かなくとも、明日のこうした主流から外れて動くはぐれ株があるかどうか注目銘柄を探してみたいと思います。

テクニカル用語の簡単解説

1.8734アストマックス △

 比較的値段のブレが小さくなってきております。今日は出来高も少なくじり貧の値段をたどりましたが、まだOSCは前日比+3%の46%です。しかも指数値は史上最低値です。明日はこのままだと更に下落しそうですが。174Kという8月1日に付けた安値からの反発が明日見られるかどうか、予断を許さなくなってしまいました。明日は、その174Kまで果たして迫ってくるのかどうか注目です。

2.3043モジュレ ▲

 良い形で終わりました。OSCも39%→46%となり、8月23日の45%を抜きました。乖離幅も-2Kです。明日は、地合に押されたところからセオリー通りの反発があるかどうか注目です。222Kがその抵抗線となります。

3.8937Human21 △

 引き続き注目。OSCは更に+2%の57%とコンバージェンス。今日も1700円の底堅さを見せました。RSIも35%まで調整。乖離幅は-28円。明日も1700円の攻防を確認してからの参戦です。これを抜けるようだと少々下落に弾みがつくのかも知れません。

4.1766東建コーポレーション △

 9月1日から現在の100株から10株単位での売買に変更されるせいかどうか、今日もOSCが28%の低水準のまま昨日と同値でした。RSIも35%まで調整しております。いわゆる下げ渋り状態です。このまま場の好転とともに上に行く可能性もあり注目を再開。7900円割れを起こすと底抜けとなりますので注意。

5.6877OBARA △

 何とか地力を最後は発揮。ジャスダックと東証1部と並行しての上場はややっこしいので、東証1本にしてほしいところです。明日は4060円割れがなければ、底堅さが確認されてじりじりと戻すかと。


【OSC,RSI急落で監視開始】

・3749SBIベリトランス (OSC44%)、RSI16%
・2371カカクコム OSC36%、(RSI44%)
・4314ダヴィンチ OSC38%、(RSI54%)
・3727アプリックス OSC30%、(RSI56%)
・8798アドバンスクリエイト OSC27%、RSI29%
・9984ソフトバンク OSC30%、(RSI41%)
・4776サイボウズ OSC36%、(RSI45%)
・7615京都着物友禅 OSC25%,(RSI43%)

以上です。明日はやはり続落となる公算が大のようです。5つの注目銘柄もその地合に引っ張られることを十分に気を付けた方が良いかと思います。どこで反転の兆しが出るか、その見極めがここ数日の勝負です。
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揺り戻しにしてはきつい動き

2006-08-28 15:33:54 | 株に出会う
後場は、先物が15800円を大きく超えられないと見るや、新興市場は先を争っての椅子取り合戦になったようです。

一部、この喧噪の埒外にいたのが、2496アルク3804システムディそして3034クオールなどでした。

2491バリューコマースは何とストップ安で280本ほど売った方がおりました。これは初値以上で売るように指示されたベンチャーキャピタルかも知れません。

この下落の嵐にも比較的おとなしかったのが、3043モジュレや金曜日から不可解な動きの8936リプラスそして、業績無関係の往年の仕手株、2321ソフトフロントといったはぐれ株でした。特にモジュレは調整がすんでいたようです。明日は要注意ですね。

前場に買った8991ライフステージは、318Kで降りました。-2K。今日の後場の下落基調の相場で、あえて安いからと言って買うことはありません。明日の寄りつきの様子で、目星を付けた株に手を付けても十分に間に合います。

タイトルに書いたように、マザーズ指数は54ポイントほども下げ、久々に戻しがきつかったようです。このところ上げていましたので、この揺り戻しで結構な銘柄が、少なくとも明日、更に押されたところからの切り返しの波がくれば、一気に戻すのではないかと思うほどの落ち方でした。調整のスピードが明日に更に加速すれば、これは二番底、三番底をまた覚悟せねばなりませんが、そこまで悲観的にはならないで済むような落ち方でした。

詳しくは、夜に全銘柄をチェックして明日の全体の傾向と個別株での注目銘柄を探りたいと思います。
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底割れか?

2006-08-28 11:39:31 | 株に出会う
どうも金曜日からの怪しげな雰囲気を引きずっての下落です。日経平均は下落の第1関門の15880円をまず突破しました。今のところ、15800円は死守されておりますが、これが破られると本格的な調整に入るのではないでしょうか。

新興市場も日経ジャスダック平均が15日ぶりに前日安値を下回っての前場引けです。マザーズ指数やヘラクレス指数も同様です。

底割れか?とタイトルに書いたのは、例えば、マザーズ指数のOSCの直近の最低値は8月11日の48%でした。その時の終値が1257ポイント。今日は同じ48%で1331ポイントです。同じOSC%であるにもかかわらず、74ポイントも高いということは、その時のレベルからは割高感があると言えます。少なくとも1257ポイント以下に落ちて、かつどこかのタイミングでOSCがコンバージェンス(上昇)して50%程度を回復しなければ、再度の上昇の波に市場が乗れないことを示唆しております。少々厳しくなってきたようです。

個別銘柄ですが、前場はVWAPの乖離幅を手がかりにどこかで下げ止まるだろうと213Kで買った4788サイバーコミュニケーションを+1Kでの薄利売り。そして前場終わりに、ずっとOSCが37%で均衡する320Kで指していた8991ライフステージが出来てしまったので、そのままキープといったところです。完全に下げ止まるまでの様子見ですね。このライフステージですが、前場には316Kからの反転でOSCが38%に戻しましたので、8月21日のOSC37%(終値348K)を上回っております。従って今は底割れではありませんが、316Kまで一気に押された時はOSCも36%になっておりました。これが底割れです。前回のOSCのボトム値(37%)を上回っており、かつ、終値がそれを下回っている限り、上昇エネルギーは貯まっていると解釈できますが、OSCが下回ってしまって、かつ終値も下回ってしまえば、何のことはありません。下値模索の下落過程への突入となったこととなります。

このようなことがありますので、下落途上での買いは結構なリスクが伴います。ところが場が好転すれば、ここからの反発は半端なものではありませんので、つい先買いに走りたくなるというものです。

今日この株を手放すとすれば、このOSCのダイバージェンスが崩れた時ということにしております。もう一度後場に316Kを試すようならこれは損切りで致し方ありません。

昼休みに前場の状況をチェックした方々が、今日はまずいと思って売りに入るのか、それとも、絶好の押し目と睨んでの買いに入るのか、前場終わりの先物の膠着した値動きに、その逡巡している様子が反映されていたようです。

さて、後場はどうなるのか、こればかりは相場そのものに聞かなければ分かりません。完全な弱気相場でもなさそうですし、かといって押し目買いが目白押しといった雰囲気でもない、微妙な段階には違いありません。
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