株に出会う

独自開発のテクニカル指標で株式市場の先行きを読む!

ファーマのGABA爆弾を被弾

2006-08-18 15:48:14 | 株に出会う
後場は手仕舞い売りもなく、これは来週の相場期待かと思って、前場に229Kで売ってからも後場にジリジリと上げていく2929ファーマフーズを思わず、233Kで追随買いしました。今日の高値が234Kでしたから、冷静に考えると、これはやってはいけないパターンの1つでした。何せ、朝から220Kで指し値をしていた株です。この株時折、成り売りの爆弾が落ちることは頭の隅にはありました。

案の定というべきか、GABA爆弾なる新種の爆発物が計4度にわたって落とされました。逃げる間もありません。何しろ100枚を越える売りを成りで入れているのですね。何方かが。間に割り込もうにもシステムはそちらの売りを優先しますので、どうしようもありません。さすがに最初の爆弾での222Kからは227Kまでのリバウンド狙いの買いがありました。筆者はそこで225Kで追加したのです。そして、第2弾目、第3弾、そして最後は第四弾の爆弾の落下でした。最後の爆弾で219Kまで落とされました。こうなるとこちらも非力ながら何とか、竹槍でも風船でもいいから、この爆弾で息も絶え絶えとなった「株戦士」を救おうとしましたが、この強力爆弾の前ではうろたえるばかりです。仕方ありません。損切りラインの220Kまで一度は割ってしまった株です。少しのリバウンドの際に221Kで売りました。

しかし、その後よくよくこの株の過去のトレンドを見てみると、今回の上昇過程では200Kあたりから220Kあたりが抵抗線だったのです。それに気がついて、またまた負傷するかもしれないリスクを負って222Kで半分は買い戻しました。220K割れを完全に引けに起こすようだと、この突撃隊も死なせる訳にはいかないので撤退させる予定でした。幸いというか、もう時間がなかったというか、終値は222Kです。

後場は、こうしたファーマフーズの失敗に引きずられるように、動意付いた1408サムシングホールディングスを惹きつけられるように323Kで買いました。これも一時はその上を目指す勢いはあったのですが、引けにかけて314Kの損切りラインまで割り込んだのでやむなく313Kで撤退です。最後は315Kまで戻しておりますので、来週は風向きによっては上がるかも知れません。その時はその時でリベンジを果たすつもりです。

こうして、下落する株にかかわっている間に、少し下で指していた6324ハーモニック・ドライブ・システムズが、なかなか指し値まで下りてきません。上値追いだとファーマフーズのようなこともあるし(この株、昨日の引け際のナイヤガラの瀑布なみの大下落が脳裏にあります)、昨日同様の成り売りの嵐にあっても困るので、そのままにしておきました。そして、引け際の5分くらい前に、今日はナイヤガラの瀑布の再現がないことを確認して、540Kで買ってしまいました。高値の544Kが今日の壁であったことは承知しておりましたが、来週はテクニカルにも切り返しが鮮明ですので、550Kから570Kまでの上昇を期待。

そして、今日はファーマフーズの失敗でくそ度胸でもついたのか、家人(「愚妻」という言い方は今日で止めます。突如、賢妻になった訳ではありません。あまりにへりくだりすぎた愚妻という表現に以前から違和感を抱いておりました。本日、家人という極めて中立的な表現に好感を抱いたためです)が後場に313Kで買っていて、殊勝にも持ち越すべきかどうか相談を受けていた3037スタイライフを、多分、情が移ってしまったのでしょう。なかなかテクニカルにも面白そうなのでヘラクレスタイムに306Kで買いました。これで久しぶりに「夫婦船」に乗った気持ちです。月曜日はもしこれが泥船なら、夫婦揃っての海の藻屑と消えることになりそうです。幸いと言うべきかどうか、今日のところは310Kまでの上昇がありました。RSIが80%もあるのは些か気にはなりますが、OSCは+6%の53%まで切り返し、指数値も8月4日よりもまだ下にありますので、この人気株、何とか月曜日は上空高くまでは舞い上がる必要は毛頭ありませんが、せめて、夫婦2人だけでも自活できる無人島に近いところで座礁をしてもらいたいものです。そうすりゃ、何とか助け合いながらでも泳いで渡れるというものです。それなら、二人でいきなり昇天しなくても、余生を無人島で送れます。

という訳で、このリスキーな高値圏の相場にもかかわらず、結構な持ち越しを抱えてしまいました。これが凶と出るか吉と出るかは月曜日のお楽しみです。

これからシャワーでも浴びて、整体医院にでもリハビリに行ってきます。週末は今日届いた最新デスクトップ(19インチのナナオのディスプレイ附き)PCのセットアップに少々時間がとられそうです。この新PCの初陣の月曜日には「勝利の美酒」が飲めるよう、週末までに明日の注目銘柄をアップしますので、それまで普段見て頂いている方はお待ち下さい。
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さくらが早く咲きすぎた

2006-08-18 11:33:10 | 株に出会う
今日は、一時先物がマイナスに転じて危なかったのですが、新興市場も思ったほどの急落がありませんでした。やはり、このところ上げ続けてきており、その押し目狙いの買いもそれなりに出遅れた方々から入っているようです。

注目銘柄は、雑貨屋とデジアーツ、それにカカクコムを除いては、ゼロ以上ですのでまずまずといったところでしょうか。

朝に気配値で3778さくらインターネットがやけに景気が良かったので気にしておりましたが、特買いで始まりました。昨日のこともありますので場が始まってからの押し目でも良いと思っていたところ、始まってからは何と今日は満開日だったのです。筆者、こういうすばしっこい秒を争う相場にとんと弱いのです。一瞬の押し目の328Kあたりにも意識はそこに行くのですが、肝心の手が動きません。あれよあれよと上に動き出すともう駄目です。その点、愚妻は朝からの筆者の叫び声に素早く反応し、352Kあたりで売って5Kをせしめたようです。まあ、少しは慰められるというものです。

それにしても、昨日の押し目で試し買いでもしておけば良かったと悔やまれます。指数値は、昨日の308Kの最低値を付けた段階で7月27日のそれよりたったの1Kにまで迫っていたのです。引けでもたったの6K分です。しかし、明日、更に下に来たところを買おうと、欲の皮が突っ張っていたのです。ましてや、長く続いた上昇相場での反落局面です。これまでの新興市場なら、これを機に大きく下げたものです。その意識が邪魔をしました。ところがどっこい、今回は少々違っておりました。昨日の調整は上昇に転じた後の単なる踊り場と、市場参加者の皆さんは踏んでいたようです。それがこれまでとは大きく異なっておりました。

この認識がきちんと出来ていれば、2日ほど前から目を付けていたさくらが指数値で前回のストップ高前日のレベルまで落ちて入れば、迷わず買いだったでしょう。この状況判断の甘さが敗因です。そして、今日の寄り付きの特買いで乗れなかったのは、今日の相場は必ずや落ちると思いこんでいたためです。また昨日のように線香花火に終わるに違いないとの思い込みです。

さて前場は、注目銘柄から2929ファーマフーズを、最初は224Kで待っておりましたが、OSCがはっきりと上昇を示しておりませんでしたので、日経先物がマイナスに転じる前に同値撤退。その後、先物も回復するとともに、224K以下にはなかなか降りないため、220Kの指し値からやむを得ず225Kに変更して、反発の直前に乗りました。225Kを抜けばOSC値もはっきりと上昇傾向を示したためです。まさにこの株にとっては224Kと225Kが上昇か下降かの分水嶺でした。そして、事前の計画通りに230Kで売り指していたのですが、ここは少々慌てすぎて229Kで安売りをしてしまいました。この株、今回高騰する前は230K前後での線香花火的な上昇に随分と裏切られた記憶があるためです。一旦高騰るも、後はジリジリと下げるのがこの株の本来の習性でした。前場終わりでは229K止まりですので、一応はこの見立ては今のところ当たってはいるようです。

後は、朝方に上げてからの調整局面にあった3043モジュレを231Kで仕込みました。これも前日OSCが39%まで調整しており、指数値もほぼ7月26日段階までの下落を示しておりましたので、そろそろ反発すると見ての参戦でした。OSCも前場終了段階で41%と+2%です。後場に今日の高値に迫りその後の反騰があるかどうか注目です。

こうして、前日の注目銘柄と当日の個別銘柄の流れをオシュレーターで見ていく方法が段々と使えるようにはなってきておりますので、今のテクニカルな見方をこの相場局面ではより磨き上げていきたいと思っております。
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