株に出会う

独自開発のテクニカル指標で株式市場の先行きを読む!

明日の注目銘柄(8.25.06)

2006-08-24 22:43:55 | 明日のモニタリング銘柄
それでは明日8月25日の注目銘柄です。

市況概況から見てみます。

◆新興市場:

 ヘラクレス指数は前日安値を下回りました。マザーズ指数は上回っております。両指数ともOSCは6%下がって61%です。まだ高いと言えます。一方日経ジャスダック平均は微減でしたがOSCはやっと-2%の82%とこれも下降傾向を示しております。今日の後場の下げ方を見ていると、どうも後少なくとも数日間の調整が必要な気がしております。OSCでいったん40%に突入するくらいがちょうど良い調整かと思われます。まだ高い水準です。

◆日経225平均:

 ついにきちんと16000円割れとなりました。しかも前日安値を上回ることなく終了です。OSCは-2%の51%です。相場博士のお見立てによると、16000円を割れば、15880円、15760円までの下落の可能性が出てくるとのことです。後200円程度の調整はあり得るとのことですね。

下落モード突入に注意しながら、明日の注目銘柄です。

テクニカル用語の簡単解説

1.8936リプラス △

 四季報予想通りの好決算を発表しましたが、既に上方修正も織り込み済みとのことで少々の調整を余儀なくされてきました。今日は-2Kの248K終了ですが、OSCは3%プラスの48%とコンバージェンスしております。乖離幅も-4と拡がっております。この地合にしては健闘した部類です。

売買の目安:今日の安値242Kが当面の底として機能するかどうか。そこを死守できれば253Kから260Kまでの上昇過程で売り。

2.5742エヌアイシ・オートテック △

 この株、心電図に喩えれば、いわば「平常心」を保っている状態でした。ところが、14時50分に不整脈が起きたようです。上ではなく下の方です。178Kまであっという間の早業でした。100枚ほどの投げをした方が原因です。この時間帯に投げるのですからよほどのことがあったのでしょう。明日誰かに返さないと悪事が発覚するとか。しかし、すぐに182Kまで戻しました。これによりOSCはさらに上昇し+4%の46%です。こういうのは空回りと言います。この株、なかなか反発しないのは、指数値が8月18日に底を打って以来じりじりと上げているためのようです。しかし、OSCはコンバージェンスしながら、益々エネルギーが貯まってきているようです。もう少しだけこの不整脈患者の行く末を見守りたいと思います。

売買の目安:178Kあたりへの下落で買い。売りは190K近辺。そこまで噴くかどうか?7月6日に293Kを付けた、夢をもう一度という気持ちは分かりますが、アルミフレームなどの開発から販売までを手がける業態からは、少々無理をし過ぎたのではないでしょうか?

3.8991ライフステージ △

 今日は後場に押されましたが、これで指数値が8月18日段階まで押されました。その前の反発直前の指数値である7月31日ともほぼ同じです。まだこの株の切り返しをあきらめるわけにはいきません。

売買の目安:明日は今日の流れからも押されると思われます。その際は今日の安値の337Kを目途としての反発がいったんは期待できそうです。売りは350Kあたりでしょうか。

4.3036アルコニックス ▲

 今日も+210円と伸ばしてOSCは+1%の58%です。アルミ関連銘柄です。資源相場は息長く続くものと思われます。1Qで通期の半分以上の経常利益を稼いでおります。明日は押し目からの狙いです。5250円までは降りてこないにしても、5310円から5380円あたりでの押し目があればそこで買い。売りは5500円アップ。

5.3034クオール △

 昨日ストップ高を付けたこの株、今日はお定まりのように下落です。しかし、その落ち方が半端ではありませんでした。532Kから475Kまで57Kもの下落です。と、ここまで書いたところで今晩1:2の分割を発表しております。これは明日は控えめな上昇なら乗る手ですが、迂闊に高いところを掴むことには注意。指数値が絶好のポジションまで降りてきていたのに残念。

6.3797ファンダンゴ △

 四季報予想よりか来期は少なくなる見通しが11日に発表されているので一応注意は必要ですが、何とか出来高は少ないもののその影響からの這い上がりが見られます。OSCは+3%の40%とコンバージェンスし、乖離幅も-10円と好転。

売買の目安:明日は押し目でしょうから4700円から4670円あたりまでで止まればそこで買い。売りは4800円あたりの控えめなところ。何しろ出来高が少なすぎます。悠長に対応しましょう。

7.4565そーせい △

 またこの株買い時に近くなりました。後5Kから7K落ちると指数値面で妙味が出てきます。今日はこのところの高値で拾った方の投げが相当出たようです。需給だけで動く典型的な株です。上げるにしても下げるにしても堂々としたものです。さすがそーせい。この株は株式市場に咲き乱れる華やかな成長株とはいささか趣を異にします。博打株というのは言い過ぎです。そうです。俳優でいうと志村喬のような存在でしょうか。この株がないと、相場が膠着した時に憂さ晴らしの場がありません。その意味ではまさに名脇役なのです。また、平仮名の社名もいいですね。アンジェスMGのようにお高くとまっているイメージはありません。「そう、しなさい。」という言い伝えから取ったそうです。この会社が開発するバイオ関連薬剤には、同じイメージの名前を是非とも付けてほしいものです。高血圧が「なおーる」とか、ボケが「おさまーる」といった風にです。もちろん株中毒患者向けの薬剤には、「もうかーる」等という単純率直な名称が、患者本人はもとよりご家族にも喜ばれるでしょう。もちろん負けが続いている患者には「そんぎーる」などの薬がショック療法として、返って治癒効果が高いかも知れません。ところで、好敵手のアンジェスMG、実は今日も踏ん張ってOSCが3日連続39%です。明日は505Kが割れなければ買いかと。

売買の目安:219Kで買い。230Kで売り

8.6428オオイズミ △

 8月4日に1Q決算が大幅減収減益とのことで大きく下げました。通期は据え置いているものの不信感が一挙に出たようです。しかし、そこからは再度1200円近くまで戻しましたが、今日でまた1129円と後退です。しかし、指数値がその8月7日に103円も下げた日と2円分しか違わないのです。これはもう一度反転するかも知れません。パチスロ関連という意味ではそーせいと対極にある真性の博打株かも知れません。そういえばオオイズミとカタカナでどこかの地名のように書くのは、パチンコホールを意識してのことでしょう。もちろん多少軽薄なところがあるコイズミに対抗してのことと思われます。

売買の目安:1121円割れがないこと。1100円割れならそこからの切り返しに乗ること。売りは1130円から1170円あたりまで。

9.5803フジクラ △

 この業績好調銘柄、明日は1320円あたりまで降りてきたら買い、売りは1350円を目安にという戦法です。OSCが8月21日の44%から今日の51%への上昇と終値の下降(1353円→1338円)が注目の理由です。会社は寸評するまでもなく誰でも知っている、昔、藤倉電線と言っていた会社です。

10.7873アーク △

 今日に引き続き注目。1410円までよく切り返しました。これでOSCも+11%の37%まで上昇です。RSIも+1%の17%とコンバージェンスです。

売買の目安:買いは1390円から1400円まで。売りは1440円。それを勢いよく超えるようだとしばらくホールド。

11.4357ラ・パルレ △

 1Qの大幅増益が発表されたものの、材料出尽くし感から売り込まれましたが、今日で3日連続OSCが44%です。指数値面からも妙味が出てきております。乖離幅もゼロ。明日はもう一度だけ夏の終わりの田舎の盆踊りが見られるかどうか注目です。もちろん、お囃子ミュージックはラ・エステでしょう。

売買の目安:347Kの底堅さを確認後買い。売りは355K越えがあれば後は馬なりで。

12.3028アルペン △

 この株、好決算期待でじりじりと上げてきておりましたが、決算後は材料出尽くし感で4180円の高値から今日で3540円まで640円の調整です。しかし、このあたりで打ち止め感が漂います。OSCは今日の下落で前日比-1%の45%です。8月21日の41%からはまだ切り返し途上です。

売買の目安:3540円の今日の安値をずるずると割り込んで回復できないようだと見送り。もし3500円あたりから切り返すようだと、売りは3650円あたりで。

13.8929船井財産コンサルタンツ ▲

 出来高が極端に少なくなっておりますので▲ですが、出来高さえ回復すればここから100万円の奪回は当然のごとくに行われるでしょう。OSCは46%と落ちましたが、明日は979Kの抵抗線を確認しての買い。売りは990Kから996Kあたり。あわよくば100万円まで。

以上です。
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引けにかけての雰囲気は悪かった

2006-08-24 15:57:32 | 株に出会う
これまでの上げの余韻を引きずっているためか、後場は一気に下げるような極端なことはありませんでした。しかし、途中で日経先物が一時16000円を回復しても、それにつられての新興銘柄の上げもありませんでした。これまでなら、先物の反転に勢いを得て新興も動くところでしたが動かず。どうもこれがサインのようでした。

ウォッチしていた2491バリューコマース8991ライフステージそれに4788サイバーコミュニケーションズ等は、まさに右肩下がりのじり安の展開でした。下げの途中では、それまで押し目の反転が目に焼き付いているため、思わず買いそうになりましたが、それはこの下落相場の入り口ではあまりに節操がないので、VCなどまさに節目の507Kの買い注文までキャンセルしました。うまく立ち回っていれば3K位は抜けたでしょうが、明らかな下落過程です。結局502Kでの引けですから、これでは明日はギャップダウンするのがほぼ決まりです。

後場に退屈紛れにまた騙しにあったのは、8798アドバンスクリエイトです。204K買いの202Kでの撤退ですが、この株、典型的な騙し株ですので、絶対に買い上がってはいけないようです。いきなり100以上の買いや売りが湧いて出て、やばいと思うまもなく形勢逆転になります。するともう損切りモードに気分は落ちてしまいます。そこをどなたかが待ち受けていて粛々と拾っているようなのです。そして、また大きな見せ板が現れて上にどんどんと押し上げて、弱小投資家をその「蜜」の方に誘い込む、といった手口です。売りと買いをひっくり返しながらどなたかがいいように操作しているといった感があります。まあ、証拠があるわけではありませんが、この株ほど動かないときに、買いが多くて上がすスカスカだからといって買うと、こっぴどい目にあう株に出会ったことはありません。

その癖、筆者が引き寄せられると言うことは、実はテクニカルには非常に魅力的なポジションを見せているためです。それも場の途中段階までですけれども。終わってみるとその魅力はどこへやら、荒れ野が残されているという塩梅です。今日も202Kという前日安値を下回っての201K終了です。またしこりが残ったようです。その癖、噴くときはそれはそれは見事な上がり方をします。その印象があるためつい手が出てしまうのですね。まさに典型的な食虫植物の「もうせんごけ株」です。

このように銘柄ごとに変な癖があったりしますので、その裏を如何に掻くかというのも大事なタクティックスになります。

明日以降は分からなくなってきました。持ち株はゼロです。このところの火遊びで若干資金を減らしておりますが、次のチャンスが来るまでじっくりと個別銘柄の動きを吟味していきたいと思います。

こうした相場でしたが、場の影響を全くといってよいほど受けなかった銘柄も10銘柄くらいはあったようです。不思議な気がします。

明日の注目銘柄は、10時半頃にアップする予定です。
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概ねピークを打ったようです。

2006-08-24 11:39:47 | 株に出会う
今日は昨日の轍を踏まないように、あらかじめ決めた損切りラインまでは辛抱強く我慢すること、そして上げ目安についても目先の値動きで不用意に変えないこと、といった「戒律」を自らに課して、前場を凌ごうと誓いました。

ところが、昨日と違って今日はどうやら切り返しの様子が見えません。むしろ段々と萎えていくようなのです。そう思ってマザーズ指数を見ると、昨日は前場においては「谷型」でしたが、今日は「とんがり山型」です。日経先物を見てみました。これは昨日は「山脈型」でしたが、今日は「稜線下り型」でした。

いずれも、先行き下がるぞと言わんばかりの形です。

これは後講釈ですが、日々情勢は異なります。今日は少なくとも下降傾向にあることは間違いありません。そこで、昨日の引けに持ち越しの8991ライフステージは+1Kで撤退。朝から精彩のない3807フィスコは、216Kが一時的にせよ崩されたので損切り発動です。215Kと216Kに分けて処分。

オマケに470Kで指していた2389オプトは、落ちるナイフを拾うことはなかろうということでキャンセルし、ポジションはゼロに落としました。

今は時期がよくない方向に向かっているようです。ライフステージなどは、かろうじてテクニカルには反発する体勢でしたので、今日はマイナス調整を食らっておりませんが、昨日後場の引け際に調子に乗って上がった株は、軒並み下がっております。2491バリューコマースは、昨日はやっと1つの山を越え、皆さん一斉に押し目買いに入りましたので、朝の山のピークまでは気を吐いておりました。515Kの押し目が2回ありましたので、3回目もあるだろうと思ってちょっと上の518Kで待っておりましたら、大きな波にさらわれました。512Kまでの下げです。先物が16000円割れから15910円まで下落する過程でした。こうしたセミプロ級の方が参加している銘柄というのは、先物にも敏感に反応するようですね。少し待ってからこれは+1Kで逃げました。

今日の日替わり出遅れ物色株は、何と業績減益の双子の兄弟、2475WDB2477比較コムでした。この兄弟、確かに押されてはおりました。しかし、業績から言ってもそれは当然かと高を括っておりました。ところがどっこい、特に比較コムの方は見事な反転サインでした。今更言っても何ですが、21日にOSCが35%で終値535Kの株が、22日にOSCが2%上がって37%にコンバージェンスし終値が530Kでした。そして昨日は543Kまで上げていましたが、8月4日の安値の586Kまではまだ距離を残してのOSCが+6%の43%でした。

まあ、数字の履歴はどうでも良いでしょう。上げるべくして上げたという感じだったのです。今後は業績が悪い銘柄でもあまり予断を持って値動きに変なバイアスを掛けないようにしたいと思います。何しろ、こういうケースは多々あります。しかし、これからの参戦ではもう遅いので気をつけてください。こうした銘柄は一時の勝負です。その後はまた定位置に戻るのが習わしです。
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