株に出会う

独自開発のテクニカル指標で株式市場の先行きを読む!

明日のモニタリング銘柄(6.11.08)

2008-06-10 21:44:56 | 明日のモニタリング銘柄
どうやら、このまま推移すると調整局面入り濃厚の気配が漂い始めておりますが、押されすぎた銘柄は意地の反発を見せることがよくあります。

そのための明日のモニタリング銘柄ですが、最初に注目の市場の位置取りを確認しておきます。

★日経平均:

 ピーク値からの下落2日目。OSC41%を付けた5月26日の終値13690円に収斂中。後300円で追いつきますが、ここが破られると下落モードへの転換が鮮明に。

★マザーズ指数:
 OSC33%は底に近いレベル。指数値は3月18日よりも5ポイントほども下回っております。RSIの28%は3月19日の19%以来。OSCの底は3月10日の29%です。後50ポイントほどの下落を一気に達成するのか、一旦小反発を交えながら、数日かけて達成するのか微妙。

1.3623ビリングシステム
 OSCの24%(-13%)はいくら何でも行き過ぎか。

2.3715ドワンゴ
 果たして意地の反発なるか?OSCは-10%の26%、RSIは14%です。232Kの死守ができるか?

3.5713住友金属鉱山
 後場に1681円を付けてからは、さすがにそれ以上の押し目は作らず。OSCは-8%の32%、RSIに至っては-9%の15%です。いずれも過去最低値レベル。もう一波乱も二波乱もありそうですが、1620円見当までの押し目も想定しながらの参戦。

4.9110新和海運
 OSC34%は、5月28日の31%以来の低さ。指数値は3月18日の安値より30円分ほどまだ高め。ということは、600円そこそこまで落ちてきたら買いか??


以上です。他にも押されすぎは多々ありますが、まだ地合が落下の初動のようですので、後3-4日先にならないとその先が見えてきません。いよいよ大変なことになるか?
 
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市場概況(6.10.08)

2008-06-10 15:36:15 | 市場概況
後場に波乱の幕を閉じた6月10日(火)の市場概況です。赤字部は11日朝更新

テクニカル用語の簡単解説

・日経先物:OSC54%(-6%)6月2日の63%から急落中。
・日経平均:OSC49%(-7%)6月6日の67%から急落中。
・TOPIX:OSC47%(-8%)6月4日の66%から急落中。
・マザーズ指数:OSC33%(-10%)3月10日の29%を目指して下落中。
・ヘラクレス指数:OSC42%(-3%)3月10日の28%をを目指して下落中。
・国債先物:前日比1円2488銭安 OSC44%(-4%)6月3日の54%から反落中。
・日経先物イーブニングセッション:13970円(大証終値比-80円)
・シカゴCME日経先物:14045円(大証終値比-5円)更新
・NYダウ:12290ドル(+9ドル)OSC40%(+2%)6月6日の37%からじわり切り返し中。更新
・ドル・円:107.38円(1.09円安)OSC62%(+4%)5月30日の63%を抜く勢い。更新

後場は、先物が窓を開けての下落から始まり、それを1度も埋めることなく、それからは14000円を挟んだ水平展開。

しかし、特に新興市場は、後場の引けにかけて、特段市況が悪化した訳でもないのに、一斉に売り急ぎに入っております。

3627プライムワークスなど引けに最安値の440Kまで落下。途中まで健闘していた4573アールテック・ウエノも142万円から134万までの落下。

マザーズ指数は一気に奈落の底に転落です。

日経平均の方はまだ、14000円はキープしており売り転換はしておりません。明日以降、13700円割れになればこれは完全な売り転換です。

後場は、誤発注の6263プロデュースの分は何とか損失なく切り抜け、224Kで待っていた3623ビリングシステムは、咄嗟の判断で+1Kで売り抜け、この地合で後場の軟調にも拘わらず安値が下抜けていなかった3236プロパストを63600円で買い、それのみホールド中。(撤退ラインは62500円)1つぐらい楽しみがないと、明日に張り合いがでませんからね。撤退ラインさえ決めておけば、今日プライムワークス程度の傷で済み、リカバリーも可能です。

明日もSQを控え乱高下が予想されます。何があるか分かったものではありません。あまり決めうちをしないよう心がけたいと思っております。

今日は、OSCコンバージェンス件数を先に報告します。( )内は翌日の日経平均。

20件(+203円)→32件(-184円)→8件(+415円)→12件(+214円)→25件(+102円)→6件(-231円)→37件(+226円)→37件(-94円)→17件(+148円)→35件(-308円)→27件(-160円)→9件(?)

ご覧のように一気に悪化。この勢いだと明日も更に押される雰囲気がプンプンです。NYに最近連動しなくなっている日経平均の奮闘に期待する以外にはありませんが、13700円割れなら、これは一大事かと。

今日は、これから所用があり明日のモニタリング銘柄のアップは、夜、少し遅めになる予定です。

-------11日朝のコメント-------

アメリカの口先介入でドル・円がついに107円台乗せ。次の目標値は107.8円ですが、この2日で何と2.42円も円安が進んでおります。これは2005年以来では記憶にありません。

この口先介入は、アメリカだからこそ今回は「劇薬」のように効いたものと思います。麻薬と同じで回を重ねるにつれ、効果は激減する筈ですね。

裏返して考えると、確かにアメリカはドルを買って貰わないと身が持たない、しかし、これ以上原油の上がりからアラブにドルを買って貰うのは、インフレなど国民の怒りの方が大きくなりつつある現状ではチョイと無理になりつつある、かといって、利上げすれば失業率が空前の上昇を見せているように国内経済が持たない、株式市場はかろうじて12000ドル台をキープはしているが、これが11000円台に落ちると底なしになり国民の含み益がぶっとんでしまう、ここは少し原油の上げペースを緩める意味でも、ドル高を何としても達成せねばなるまい。。。

こうしたシナリオというのか背景で、やむを得ずポールソン財務長官の異例の口先介入だったものと思います。もうこれ以外に手段がないという訳ですね。

しかし、何事も予想をしないことが起きると、利害関係者は狼狽するものですね。人が犬を噛むとニュースになるように。。。もし心やさしい官僚が、「深夜運転の労」をねぎらうために、タクシー運転手に、身銭を切ってビールとおつまみ代程度のチップを毎回与えていたとしたら、これは、官僚非難にうつつを抜かしていた国民の「狼狽」が極に達し、驚天動地の大ニュースになること必至か!?

NYダウは何とか小康状態。日経平均は今日こそ円安での揺り戻しがあるのかどうか?

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天の邪鬼相場か?

2008-06-10 11:25:31 | 株に出会う
昨日はNYダウの大幅下げをもろともせず、意外な粘りを見せたと思いきや、今日はNYダウが一応反発体勢に入っているにも拘わらず、各市場ともに前引けにかけてマイナスに転落です。

ドル・円はむしろじり高です。まるで昨日と今日が入れ替わったような相場の弱さ。

マザーズ祭りどころか、マザーズ指数自身が身内から急な葬式でも出すことになったかのようで、予定のお祭り広場は閑散としており全く人が集まる気配がありません。

葬式の一番手は3627プライムワークス。プライムの名に恥じず、真っ先に寄り天からの脳天突き落とし技が決まっております。今日の意外高を勝手に予想していた筆者は、最初の押しが信じられず、リバウンドで買値以上に戻した時は、500K越えを疑いませんでした。ところが、出来高が段々と細り、下へ下へと持って行かれるのを見て、さすがに、これは悠長にしていると昨日の安値近辺まで持って行かれると判断し-9Kで損切り。

3811ビットアイルの105K待ちが約定し、何とか+2Kで売り逃げてほぼチャラにしましたが、その後の6263プロデュースが、これまた430Kで約定。怪しい雰囲気がプンプン漂っていましたので、即-1Kで切ったつもりが、またしても誤発注で売りをかけてしまったのです。

10時半からは出かける予定があったので、身ぎれいにしたつもりが、変な玉を抱え込むことに。仕方なく、売りと買いを両方残したまま出かけました。

前場で、またしても黄金分割比率の14200円割れ。どうせ割れるなら昨日潔く割れれば良かったものを。。。全く、今日のNYダウを先取りしたような、天の邪鬼の値動きです。

こうなりゃ、相場の流れに素直に付いていくだけです。下手な期待で買いを迂闊に入れてもまずうっちゃられるのが、今の相場かと思います。うっかりロットを大きくしようものなら、葬られてしまうのがオチかと。

3715ドワンゴなど典型的ですね。社長が日経で「儲けを出すのは意外と難しい」といった趣旨のことをのたまわっておりました。

これではいけません。法螺でも良いので、「ニコニコ動画旋風が世の中を変える」ぐらいのことを言うべきですね。トップが自信をなくしている株を誰が好きこのんで買うものですか。。。200K近くまで落ちる予感が漂っております。テクニカルには誰でもつい買いたくなる水準ですが。


各市場のテクニカルな位置取りは下記の通りです。

・日経先物:56%(-6%)-50円
・日経平均:51%(-5%)-8円
・TOPIX:50%(-5%)-0.2ポイント
・マザーズ指数:38%(-5%)-12ポイント
・ヘラクレス指数:43%(-2%)-2.54ポイント
・長期国債先物:39%(-9%)1円75銭安

ご覧の通り、国債先物が激しく下落しております。株式市場の資金は債券には向かっておりません。インフレ傾向が強まっており、ここから債券を買う人はいないようです。
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