NYダウがついに12000ドル割れで終了です。段々とG8麻薬やら為替口先介入エンドルフィンが切れかかってきているようです。
折しも、著名なアメリカヘッジファンド・マネジャーのポールソンとやらが、金融危機の損失額が1.3兆ドルに達するとの見通しを、モナコという、筆者も1度だけ訪れたことがあるリゾートで述べたそうです。優雅ですね、悲劇のグレース妃の地、モナコ。(金融機関の公表済損失額は、まだ4000億ドル弱)
どうも、筆者の素人の大雑把な計算値にどんどんと現実が追いついてきているようです。当初のFRBの損失見込額1000億ドルX15倍(住専破綻からの推定掛け率)にほぼ近づいてきました。
そこに、FBIと司法省が今頃になって、サブプライムの詐欺的商法で訴追のニュースです。こんなこと、昨年の夏前から分かっていた悪徳商法ですが、一体1年間も当局は何をしていたのでしょうね。しかし、これは市場には意外な心理的な悪影響を与えそうです。捕まった悪徳商人にとっても、最大懲役刑25年というのは大きいですね。次は自分かと戦々恐々と怯えているアメリカの金融機関の元CEOらは、多分今頃は、最後の見納めにモナコでも早々に訪れるプランを立てていることでしょう。
さて、日本の株式市場もこれでようやく転換点に差し掛かったことが明らかとなりました。
シカゴの日経先物が13765円で終了しておりますが、ちょうどこのあたりを日経平均が来週に下に抜ければ下降トレンドはより明らかになります。5月28日の13665円という安値が一時的な抵抗線となるかと思いますが、その2日前の5月26日のOSC41%を目指しての下降が続くものと思います。(今はまだ48%です。)
ラリー・ウィリアムズの指数値計算では、あと最低227円の下落が41%への接近には必要ですが、底を見るには、これでは当然に足りません。というのは、5月26日の日経平均の終値は13690円だったからです。金曜日の安値水準はまだ213円高く、指数値差の227円とほぼ拮抗しているに過ぎません。この水準からのいわゆるダイバージェンスが強まらない限り、日経平均の反発のエネルギーは蓄積されません。
これは1ヶ月程度のレンジでの話ですが、より短期的には、6月13日の日経平均のOSC値45%に対するダイバージェンスが一時のリバウンド時期の算定には参考になります。既にある程度ダイバージェンスが進んでいるためです。
このため来週のどこかでは、一旦売られすぎからの反発局面があるかと思います。
ちなみに、日経平均がシカゴCMEと同じ値段で始まった場合、OSCは金曜日と同じ48%です。そこから、13665円という5月28日の安値に突き進んだ場合は46%に落ちます。6月13日のOSC45%に追いつくためには、13600円あたりまでの下落となります。この段階ではRSIも39%(今は41%)です。ここをボトムにしてのOSCとRSIの反転局面に差し掛かったところが買いと、一応、現下のテクニカルなポジションからは推定できそうです。
一方、ドル・円相場の方は、105円25銭あたりが破られるのかどうかが焦点となりそうです。こちらの方はOSCで推測を立てるのはチョイと無謀ですので止めておきます。
折しも、著名なアメリカヘッジファンド・マネジャーのポールソンとやらが、金融危機の損失額が1.3兆ドルに達するとの見通しを、モナコという、筆者も1度だけ訪れたことがあるリゾートで述べたそうです。優雅ですね、悲劇のグレース妃の地、モナコ。(金融機関の公表済損失額は、まだ4000億ドル弱)
どうも、筆者の素人の大雑把な計算値にどんどんと現実が追いついてきているようです。当初のFRBの損失見込額1000億ドルX15倍(住専破綻からの推定掛け率)にほぼ近づいてきました。
そこに、FBIと司法省が今頃になって、サブプライムの詐欺的商法で訴追のニュースです。こんなこと、昨年の夏前から分かっていた悪徳商法ですが、一体1年間も当局は何をしていたのでしょうね。しかし、これは市場には意外な心理的な悪影響を与えそうです。捕まった悪徳商人にとっても、最大懲役刑25年というのは大きいですね。次は自分かと戦々恐々と怯えているアメリカの金融機関の元CEOらは、多分今頃は、最後の見納めにモナコでも早々に訪れるプランを立てていることでしょう。
さて、日本の株式市場もこれでようやく転換点に差し掛かったことが明らかとなりました。
シカゴの日経先物が13765円で終了しておりますが、ちょうどこのあたりを日経平均が来週に下に抜ければ下降トレンドはより明らかになります。5月28日の13665円という安値が一時的な抵抗線となるかと思いますが、その2日前の5月26日のOSC41%を目指しての下降が続くものと思います。(今はまだ48%です。)
ラリー・ウィリアムズの指数値計算では、あと最低227円の下落が41%への接近には必要ですが、底を見るには、これでは当然に足りません。というのは、5月26日の日経平均の終値は13690円だったからです。金曜日の安値水準はまだ213円高く、指数値差の227円とほぼ拮抗しているに過ぎません。この水準からのいわゆるダイバージェンスが強まらない限り、日経平均の反発のエネルギーは蓄積されません。
これは1ヶ月程度のレンジでの話ですが、より短期的には、6月13日の日経平均のOSC値45%に対するダイバージェンスが一時のリバウンド時期の算定には参考になります。既にある程度ダイバージェンスが進んでいるためです。
このため来週のどこかでは、一旦売られすぎからの反発局面があるかと思います。
ちなみに、日経平均がシカゴCMEと同じ値段で始まった場合、OSCは金曜日と同じ48%です。そこから、13665円という5月28日の安値に突き進んだ場合は46%に落ちます。6月13日のOSC45%に追いつくためには、13600円あたりまでの下落となります。この段階ではRSIも39%(今は41%)です。ここをボトムにしてのOSCとRSIの反転局面に差し掛かったところが買いと、一応、現下のテクニカルなポジションからは推定できそうです。
一方、ドル・円相場の方は、105円25銭あたりが破られるのかどうかが焦点となりそうです。こちらの方はOSCで推測を立てるのはチョイと無謀ですので止めておきます。