株に出会う

独自開発のテクニカル指標で株式市場の先行きを読む!

明日のモニタリング銘柄(6.17.08)

2008-06-16 20:30:35 | 明日のモニタリング銘柄
最初に、OSCコンバージェンス銘柄数の推移を見ておきます。( )内は翌日の日経平均。

20件(+203円)→32件(-184円)→8件(+415円)→12件(+214円)→25件(+102円)→6件(-231円)→37件(+226円)→37件(-94円)→17件(+148円)→35件(-308円)→27件(-160円)→9件(+162円)→15件(-295)→55件(+85円)→27件(+381円)→9件(?)

激減しております。先週金曜日に爆発すべきエナジーが、今日にずれ込んだ形です。明日は、その反動からの調整が濃厚。

1.4543アールテックウエノ
 公募価格50万円からの出世魚。バイオで唯一と言って良いほど利益を計上。OSC32%、RSI18%は上場来の安値水準。6月9日にも32%をマーク。ダイバージェンスギリギリです。ここが破られると一気に100万円アンダーまで持って行かれるリスクがある代わりに、再度跳ね返しての120万円台回復もありうるポジション。

2.6310井関農機
 もう一度この株。今日は食糧関連は駄目だったようです。278円まで今日は持って行かれましたがその後はほぼ揉み合い。286円をなかなか越えられずに停滞。明日は再度下へと下げた時に買い。OSCは38%と1%だけですがコンバージェンス。

3.1518三井松島
 ついでに、この綺麗どころにも注目。さすがに一服しておりますが、RSIも33%にまで落としてのOSCは+3%の42%と復調気配。

4.3715ドワンゴ
 やめようかと思いましたが、数合わせ?のために1つこの株の講釈を。
OSCは30%(-3%)。また、停滞傾向に戻っております。本来なら227Kからは激しく反発してしかるべきところでした。地合にはあまり関係ないようです。しかしよく見ると、過去の反発時にはダイバージェンスが6月11日のに263Kまで落ちた時のように27Kほどはありました。そこから翌日の10日には242Kまで更に23K落とされ、計50Kの調整ではさすがに翌11日には反発に転じております。

その流れからすると、まだ15Kほどのダイバージェンスですので、更なる底値が横たわっているのかも知れません。しかし諸々のテクニカル指標は地をはいつくばるような値です。ここは、50Kではなく後20Kあたりまで行くと、反発するのかも知れません。217Kが、この株の「地獄行き」の道標を見るかどうかの分かれ目となるのか?

以上です。

今日は、仕手性の強い株ばかり揃いました。偏屈株揃いと言って良いのかも知れません。筆者はこういう素浪人タイプの株は好きな方です。明日の地合が今日の延長線で活況を呈するなら、こうした素浪人達は、表玄関には決して出てはならず、ひたすら裏手のジメジメしたところで、錆かかった刀でも研いでいることとなるのでしょうが、そうでないと、ひょっとするとご主人様からお呼びがかかるかも知れません。
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市場概況(6.16.08)

2008-06-16 18:08:34 | 市場概況
6月16日(月)の各市場の概況は以下の通りです。最初の数字がOSC%です。赤字部は17日朝更新

テクニカル用語の簡単解説

・日経先物:54%(+4%)+380円。6月12日の47%から切り返し中。
・日経平均:52%(+7%)+381円。6月13日の45%から切り返し中。
・TOPIX:47%(+5%)+30.1ポイント。6月12日の41%から切り返し中。
・マザーズ指数:35%(+1%)-1.19ポイント。6月11日の29%から切り返し中。
・ヘラクレス指数:43%(+2%)+4.13ポイント。6月13日の41%から切り返し中。
・長期国債先物:36%(同値)13銭高。OSCは直近の底を3日連続でマーク。
・ドル・円:108.2円(8銭の円安)OSC63%(-2%)13日の65%から下落(円高方面への)に転じたか?更新
・大証イーブニングセッション:14370円(大証終値比+30円)
・シカゴCME:14380円(大証終値比+40円)更新
・NYダウ:12269ドル(-38ドル)OSC38%(-5%)6月11日の37%から停滞中。更新

後場のギャップアップしての始まりからの上空での水平飛行で、日経平均は形の上では6月13日の45%から切り返しております。TOPIXや新興市場もほぼ同じ形です。

しかし、これが本当の切り返しなのか、騙しなのかはまだ25日移動平均線を越えたばかりであり、かつ、6月11日の安値水準も超えていないところからすると微妙なところです。一旦下げすぎた反動高という可能性もあります。

アメリカの証券会社の決算が今週出そろう訳ですが、4月の時も銀行の決算を警戒しながらも、結局G8を契機にして、相場が反転攻勢に転じました。今回は、そこから結構な時間も経過。今週はラリー・ウィリアムズのいう、「日経平均の変化日」である6月20日を迎えます。

もし変化するとすれば、これまでのボックス圏の動きが上か下に破られる時ですが、3月中旬からの上昇基調がずっと続いていることを考えると、下方への変化日の方が妥当するのではないかと思っております。

-------17日朝のコメント------

北海油田の火災で原油は一時140ドル寸前まで行くも、その後、サウジの20万バレル増産やら産油国・消費国のジッダ会議が22日に開催されることを受けての、当面の利確の動きで134ドルまで下げて終了。アメリカの製造業景気指数は-8.68となり-1.5という市場予想を下回るも、ダウの下げは限定的に留まっております。

ダウは、このところOSC37%で踏みとどまっております。これは1月28日の29%という例外的な低さを除けば、ダウのOSCとしては底値圏。今の水準はちょうど4月中旬頃と同じ値動きです。大きなニュースがない限り、このまま惰性で12000ドルそこそこの値段に踏みとどまる可能性が大ですが、かなり危うい状態が続いております。少なくともOSCの下落傾向からすると、今晩のダウは50ドル-100ドル程度は下げるかも知れません。

昨日は、バーナンキ議長がインフレよりも原油高騰による世界経済の悪化を懸念しており、金利引き上げ観測は完全な間違いだったというコラムが伝わったようです。これも、製造業景気指数の大幅な悪化にも拘わらず、ダウの大幅下落を食い止めた一因。株式も原油も下がると、アメリカへの資金流入が細るので、本当にジレンマに陥っているようですね。「ECBのように、もっとハッキリしろよ!」と言いたくなりますね。しかし、このFRBの姿勢は昨年来一貫しております。政策金利をここまでドラスティックに下げたのは、インフレよりもアメリカ経済の停滞・悪化を懸念してのことでした。しかし、住宅に変わる次の投機対象が、市場が小さい原油など先物市場というのも、チョイと苦しいですが、それに代わるものは今のところないのがアメリカの悩みか。

為替が108.2円と比較的安定しており、シカゴCMEの日経先物価格も40円高く返ってきておりますので、日本市場は昨日の流れを受け継ぎ堅調に始まる公算が大。しかし、その後は、今晩のNYダウのトレンドと、為替の円安の行き詰まり傾向、それに昨日の日経の上げすぎ補正からの利確の動きに押されて、そこからは水平飛行に移り、小幅な値動きに終始するといった展開を予想。
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またまた黄金分割で揉み合い

2008-06-16 11:27:24 | 株に出会う
ついつい、14200円という38.2%戻しの黄金分割プライスが気になります。

つまりこのあたりに来ると、方向感がなくなると言う訳で、いわば海上では「凪」の状態に一瞬なります。台風で言うと眼。一瞬晴れ間がのぞきます。風もピタット止みますね。その後暴風雨が来る訳ですから、何やら何方かの人生に似ているような気もします。

今のこの膠着状態が、単なる航海途上に発生した凪なのか、台風の眼なのか?いや、台風の眼ではないでしょう。暴風雨→眼→暴風雨のパターンではないからです。

まあ、こんな訳であまり前場は講釈することがありません。市場は、

・先物:OSC52%(+2%)+210円
・日経平均:OSC48%(+3%)+206円
・TOPIX:42%(同値)+13ポイント
・マザーズ指数:33%(-1%)-3.78ポイント
・ヘラクレス指数:41%(同値)+0.35%

といった具合です。マザーズ指数が元気ありません。ここ何日かは海面に沈んだり浮かんだりといった様子です。あの「あたご」に当てられでもした方が、まだしも世間の耳目を集め、同情が同情を呼ぶのでしょうが、プカプカしているものの誰も当てる気配がありません。

ところで、あの「イージス艦あたご事件」、当てられた清徳丸は、信頼に足る噂に寄れば、捕れた魚は漁協には持ち込まず、高く引き取ってくれる料理屋などに直納して儲けを最大にする一方、余った魚は捨てるか慈善団体に寄付していたようです。そこが世間では「美談」として伝わっている訳ですが、何事もニュースの表面だけを見ていると、世の中を見誤ることの典型かと。

もっとも、事故そのものは両者とも十分な見張りを立てておらず、いわば喧嘩両成敗ですので、これ以上防衛庁もその他の「裏の噂」も含めて騒ぎ立てたくはありませんので、じっと我慢の子です。あの石破大臣の目つきがそれをよく物語っているかのよう。。。

前場は4617中国塗料を766円で仕込んだトレードのみ。

今日はあたご事件に触れたように、海運が久し振りに賑わっております。乾汽船など気が付いた時に買いを入れておけばよかったのですが、思わぬ「衝突事件」に遭遇しては元も子もないなどと考えているうちに、買い時を逃がしてしまいました。
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KY症候群

2008-06-16 06:09:20 | 折々の随想
昨日は、どうも数年ぶりに切れたようです。といっても、あのアキバ通り魔男のような行動をとった訳ではありません。まあ、たまに路上で見かける、ヤーさんが声を張り上げるように、辺り構わず相手に怒りをぶつけてしまったということ。

東京駅日本橋口にあるJR東日本が建てたサピアタワーという高層のオフィスビルに休日に入るには、かなり厳重な警備網の突破が必要です。まず、通用門に入るのにインターフォンで来訪目的を告げる必要があります。そこできちんと訪問先が告げられないとアウト。OKなら初めて通用門のドアが解錠されます。

その後、警備員が入居者フロアーもしくは集中コントロール室に電話して、訪問先の入口のドアが施錠されたままだと、ビジターの場合はそこで足止めされてアウト。しかし、これは納得はできます。誰もいない場所になぜビジターが入ろうとするのか、少々怪しいこととなるからです。

筆者は、この規則にはきちんと従いICカード(スイカと同様なもの)を持った知り合いが入館するまで時間を潰しました。そして、ちょうど通用門ではなくエントランスで出会ったのでそのまま建物内に入場。そして、念のためビジターカードを貰おうと、再度通用門に降りていきました。(この際、ICカードがないと出ることも出来ないので、知り合いに借りて出ました。)その後、警備員と一悶着あったのです。

それは、本人確認とやらを求めるルールを巡ってのことです。筆者は、これまで何度も(有効期限切れの)旧運転免許証を提示し、何の問題もなく入館しておりました。ところが、昨日に限って、今日のところはOKだが次回は有効期間内の運転免許証を持ってくるようにと言われました。そこで、かちーん、と久方ぶりに切れたようなのです。

何故、運転免許証だけでは本人確認できないのか?相手は有効期限切れだという。ここもチョイと納得できませんでしたが、百歩譲って、有効期限切れの何かというのは「有効ではない」のだと、無理やり自分自身を納得させて、有効期間内の健康保険証を追加で提示しました。そこですんなりとOKを出せば良いものを、それでも駄目と言われたのです。

ここでいわゆる怒り心頭に達したらしく、20分ぐらい責任者を呼べとの「騒動」を引き起こし、結局、責任者がやっと現れて、事の顛末を話したところ、「誠に申し訳ありません。これで問題ありません。」と言いながら、深々と頭を下げられ、一件落着と相成りました。

それ以前に同様に切れたのが、例の郵政選挙を巡っての駅の係員との間でした。それは何と某宗教団体系の選挙演説が、改札口が通れないほどに「動員」して行われていたためでした。駅員はその時、見て見ぬふり。そこで駅員に食ってかかってしまったのです。

その前が、行きつけの図書館でのことです。どうも経費節減の一環で県立図書館どうしで所蔵図書や雑誌などの配置分担を行っていたようなのですが、ふと訪れると、いつもはあった読書人と図書新聞がありません。それ以外の一般紙はそれまで通りありました。ここでもカチーン、と来ました。筆者は、1990年以来の、その図書館にあるそれらを含む新聞9紙の読書欄の、いわば「愛読者」なのですが、突如、その中の2紙がなくなったのには驚きました。そこで館長に食ってかかってしまったのです。何も、筆者が新聞の愛読者だったからではなく、図書館というのは図書を一般の人々に紹介し見せる場所なのに、その「図書の情報源」たる専門新聞まで経費節減でカットするとは一体どういうことなのか?ということを巡ってのことでした。これは1ヶ月位して館長から「復活しました。」との話を受け一件落着。以来、その図書館で「顔が売れてしまい」、自分の自制心のなさを思い出しつつ、時に密かに恥じ入ったりしてはおります。

ところで、前置きが長くなってしまいましたが、タイトルの「KY症候群」とは、そういう言葉があるのかどうか不明ですが、KY、つまり「空気が読めない」の略称に絡んでのことです。

今回の3件、決して「空気が読めない」方々といっている訳ではありません。彼らは単に、本来の仕事の目的を忘れてルールに固執しているだけなのですね。KY症候群と書いたのは、最近とみに日本人はKYな人を忌避する傾向が強すぎるのではないかということです。それは症候群を呈するほどに悪化しているのではないだろうか?

KY、つまり空気が読めないのを恐れて、逆に空気を読みすぎることが、病的なほどに進行しつつあることを少々危惧しております。そこまで仲間内と群れないと安心できないのかと。。。もっと自分の好きなこと、自分が考えることは、他人の好みや意見がどうあろうと、堂々と主張すべきではないでしょうか?筆者が昨日久し振りに切れたように。

このKYなる流行語により、ますます最近の若い人は特に、表面的な馴れ合い、それも段々と自分に近しい人間とだけの馴れ合い、群れあい、に堕して行っているのではないかと感じています。

昨日も東京駅の日本橋口にあるレストランで若い人が大勢並んでおりました。先週も六本木の東京ミッドタウンのピザレストランで同様な行列が出来ておりました。両方とも、グルメ雑誌か何かで紹介された店のようなのです。

何故に、雑誌で紹介されたからと言って、多分1時間は待つであろうその店に「大挙」して足を運ぶ人間がいるのか? 筆者のような気短な人間にはとても理解出来ません。

憶測するに、雑誌で紹介されたレストランに行ったこと自体が、若者にとって価値を持つのではないか、それは、翌日仲間内でランチを食べる時に、その種の話題で「空気が読める」ように自らをしておくための、ある種の強迫観念のようなものがあるとしたら、これはチョイとやっかいな現象ではないかと思った次第。。。

もっとも、筆者のように家事全般にKYなため、家人からボコボコとやられっぱなしになるというのも、いささか問題ですがね。
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