株に出会う

独自開発のテクニカル指標で株式市場の先行きを読む!

明日のモニタリング銘柄(6.12.08)

2008-06-11 21:07:53 | 明日のモニタリング銘柄
OSCコンバージェンス銘柄数の推移を、半ば惰性ではありますが、一応見ておきます。( )内は翌日の日経平均。

20件(+203円)→32件(-184円)→8件(+415円)→12件(+214円)→25件(+102円)→6件(-231円)→37件(+226円)→37件(-94円)→17件(+148円)→35件(-308円)→27件(-160円)→9件(+162円)→15件(?)

コンバージェンス銘柄の増加は、それなりの上げサインではありますが、基本の地合の影響により、次の日には戻さずに、エネルギーを貯めてから噴出するケースがあります。そうした、全体的な流れの中での動きを見るのが良いようです。

我ながら何を一体言いたいのやら???

まるで、「あなたの明日の運勢は、基本的には良い方向へと向かっているのですが、最近のアキバのような突発的な出来事も起こりうるご時世だし、このところの自分の運気の流れを総合的に判断し、その日の出来事の流れをうまく捉えるのがいいでしょう。」といった、どうにでもとれるような「インチキ易者」の占いのようですね。申し訳ない!!

それでは明日のモニタリング銘柄です。

1.3622ネットイヤーグループ
 再度資金が集まってくればの話ですが、OSC、RSIともにこの株としてはまともなデータの反映がされるようになってからは、最低値をマークしております。指数値も4月28日以来のマイナス圏へ転落。しかし、安値はかろうじて切り上げての100K台回復。明日もう一度、今日のビットアイルと同じように、100K割れからの仕掛けがあるのかどうか?

2.6255エヌ・ピー・シー
 やっと押されて下落してきました。指数値が2月20日以来の低さといっても、この株価水準からいうと俄には理解し難いと思います。但し、OSCはまだ41%であり、4月1日の33%という値をマークしている株にとっては、まだ下があるのかも知れません。ここは、じっくりと下げ止まりを待つ手。

3.8031三井物産
 資源関連株が大きくやられております。これもOSCを28%にまで落としております。これは昨年11月15日の数字と並ぶものです。明日は当然ながら押し目からの反転狙い。また、明日以降に安値を切り上げてプラ転すれば、その時は買いとなるのがセオリーではあります。5713住友金属鉱山も引き続き底打ち狙い。

4.9107川崎汽船
 バルチックドライインデックス(海運運賃)が戻していましたが、ここのところの下落と日経の調整で1100円割れです。OSCも32%にまで下落。明日はもう一度1080円前後まで押されればそこは狙い目か。9132第一中央汽船も同時にモニター。

以上です。

少し寂しいので、OSCコンバージェンス銘柄からいくつか。

・3625テックファーム
・6730アクセル
・4849エンジャパン
・8086ニプロ
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市場概況(6.11.08)

2008-06-11 19:50:38 | 市場概況
6月11日(水)の市場概況です。赤字部は12日朝に更新

テクニカル用語の簡単解説

・日経先物:OSC55%(+1%)6月2日の63%から下落中。
・日経平均:OSC48%(-1%)6月6日の67%から下落中。
・TOPIX:OSC43%(-4%)6月4日の66%から下落中。
・マザーズ指数:OSC29%(-4%)前場の23%からは急切り返し鮮明。
・ヘラクレス指数:OSC41%(-1%)前場の33%からは急切り返し鮮明。
・国債先物:前日比98銭安 OSC40%(-4%)6月3日の54%から反落中。
・日経先物イーブニングセッション:14170円(大証終値比変わらず)
・シカゴCME日経先物:13900円(大証比-270円)更新
・NYダウ:12084ドル(-206ドル)OSC37%(-3%)6月6日の最低値に並ぶ。奈落の底がかいま見える。更新
・ドル・円:106.93円(45銭円高)OSC62%(同値)5月30日の63%に追いつく勢いに変わりなし。更新

後場は各市場共に意外な踏んばりを見せ終わっております。

ヘラクレスを除いて、各市場ともに前日安値を上回っての終了は大きいと思います。ちょうど、NYダウが6月6日のOSC37%、RSI27%からの牛馬の歩みながらも、堅実にOSCと下値を切り上げているのに歩を一にしての動きのようです。

ここからダウが突き落としを喰らえば、それはかなり手痛い打撃を被りますが、今のところ為替口先介入などが功を奏しており、今更、何かの材料に大きく反発して値を崩す局面でもなかろうにと思います。

NYダウに比較して、日経の調整度合いが浅いのが気にはなりますが、とりあえず最悪のシナリオは脱したのかも知れません。そうは言っても明日は連騰で戻しても、その後の2番底の可能性はまだまだ消えていないものと思われます。

持ち越しは、モニタリング銘柄から3623ビリングシステムのみ。動意付いた後に仕込んだので、220K、221K、そして222Kと全くもってドタバタ売買でした。OSCも24%→28%へと切り返し、乖離幅は+6K、指数値は上場来最低値からの切り返し、そしてRSIは35%→38%へと切り返しと、結構な条件が揃っておりますので、これは持ち越さない訳には参りませんでした。

ちなみに、昨日持ち越しの3236プロパストは、場が始まってから業種別騰落率で不動産銘柄が大きくマイナスしておりましたので、これは今日は大きな下落が来ると判断し、-300円での撤退でした。うまく思い通りには行かないものですね。しかし、テクニカルにはもっと下がありました。OSC29%、RSI14%です。これ以上はいくら不動産銘柄でも押し疲れがあるでしょう。

-------12日朝のコメント-------

NYダウが息切れ寸前です。まあ、口先介入だけでは口先で息をするのがやっとなのでしょう。原油がまた復活の気配。在庫が輸入量が減っているので減少したとの講釈ですが、要は、インフレ=金利高で石油元売り各社は在庫を多く持てないようです。在庫分の金利が経営を圧迫するためですね。トヨタのカンバン方式にやや似ております。それに、ガロン4ドルもすると販売数量は減少傾向でしょう。これまでのようには在庫は持てません。

ところでNYダウですが、12000ドル割れ寸前の危険な淵に立っております。このままズルズルと12000ドル割れとなるのかどうかを指数値レベルでチョイと検証してみます。3月10日の指数値は12927ポイントで終値が11740ドルでした。今日は13447ポイントで12084ドルです。指数値の差は+520ポイント。終値の差は+344ドルです。その差(520-344)の176ドル分だけは、まだ「割高」ということが言えます。つまりこのところ下げ渋りが勝っておりましたが、それもそろそろ限界というのが今の状況です。

何かニュースが一発欲しいところですが、口先介入はもうしてしまったし、まさか人生、いや、国家の先行きに絶望して、アキバの男の例に倣って、イランの核施設にでもミサイルをぶち込むのではあるまいね。。。そのせいかどうか、有事に強いスイスフランが高値更新中です。80円から90円で停滞していたのが、今や103円を越えております。
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まだ調整はこれからが本番か?

2008-06-11 11:24:39 | 株に出会う
このところの3重安、つまり債券安、円安、株安は、果たして何の兆候か、少々考えあぐねております。

長期国債は今日から商いの主力が9月限ものに移っておりますが、65銭落としてOSCも42%(-2%)と下落が止まりません。(金利は上昇)

円安は輸出企業の収益にはプラスの筈ですが、それにしては日本株全体が調整の度を深めております。そのあおりで、マザーズ指数など新興市場は大きく数値の上では売られております。

マザーズ指数のOSCは何と前日比-10%の23%です。これは実に昨年8月15日以来のこと。真の安値・高値で調整した実質の指数は今年3月18日のそれを下回って今年の最低値です。というよりも、史上最低値と言った方が良さそうです。

これだけ、資源関連・食糧関連、果てはスピード関連(水着のこと)などで、短期資金が東証の小型銘柄に集まっている折から、何の材料性もない新興市場には金が集まらなくなったようです。

一応、各市場のテクニカルな位置取りを確認しておきます。

・日経先物:51%(-3%)-10円(RSI:52%)
・日経平均:42%(-7%)+5円(RSI:51%)
・TOPIX:38%(-9%)-5.7ポイント(RSI:50%)
・マザーズ指数:23%(-10%)-4.9ポイント(RSI:26%)
・ヘラクレス指数:33%(-9%)-16.7ポイント(RSI:20%)
・長期国債先物:42%(-2%)65銭安(RSI:38%)
・ドル・円:107.4円(2銭の円安)

要は、世界はインフレの弊害が目立ってきております。ベトナムなど前月比20%を超える物価上昇で経済は目茶目茶です。新興国市場が混乱すると、日本のグローバル企業も被害を被ります。一方、国内では円安から原材料・資源が益々高騰するも、価格転嫁は可処分所得の停滞からままなりません。結局収益が圧迫されます。アメリカでのクルマ販売がその典型です。利鞘の大きな大型車から中小型車にトヨタも日産も一斉に工場をシフトにかかりました。利益は当然に減ります。稼働率の維持だけが目的ですね。

長期金利はこのような世界の情勢からは、上げ圧力がドンドンと強まっております。2%超えは時間の問題かも知れません。

余談ですが、日本政府の国債利払いのための予算処置の前提は2%程度にしております。これを超えると1%につき8兆円程度の負担増になります。ましてや、先物市場で買い手がないと、ますますスパイラル的に上昇せざるを得ません。この危険な臭いを嗅いでいるのが世界の投資(投機)資金という訳でしょうね。

今になって思うと、長期国債市場のメインプレーヤーの海外ヘッジファンドが、この3月頃から、現物債券との裁定取引をやめて本国に資金をフィードバックし始めるという「異変」がありましたが、その流れで国債市場がどうもうまく機能しなくなっているようです。日本の金融機関は大幅な損失を債券でも抱えている筈です。
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