株に出会う

独自開発のテクニカル指標で株式市場の先行きを読む!

暴落1日目の結果と今後の展開

2007-07-27 16:35:56 | 株に出会う
今日の日経平均と先物の終わり方は予想通りNYダウとそっくりでした。

楽天のMSを使っている方は、ティックチャートをご覧頂くとよく分かります。朝方窓を空けて落ちてからは少し右肩上がりに上げていって13時頃に天井を打つと、そこで、昨日のティックチャートの右下へと延びるラインと交叉。14時ごろ少し軌道を戻してからは引け際に17200円まで到達。それを2度試した後は、お定まりのように引けにかけて買い戻しでのチョイ上昇、といったパターンが見えるかと思います。

NYダウと比較して、ギャップダウンして始まったのは異なりますが、値動きそのものは似ております。

朝の大幅なギャップダウンの時に突っ込んで買った方は、このあたりを体験的に熟知している方でしょう。筆者はまだまだ修行が足らずというか、朝方は様々な情報の確認をしているうちに、何やら訳が分からないうちに時間が経過してしまいます。持株があればなおさら、その動きだけに目を取られ、結局あまりの下げに狼狽売りをしてしまうのがオチかと。

この頃合いは、やはり経験をもっと積み上げていかないと、頭で考えることと手さばきが一致するところまでは行きません。

ところで月曜日は、今日のNYが予想外に高く始まり高く終われば別ですが、もう一段の下げがあれば、日経平均も今日よりか穏便にせよギャップダウンしての始まりは見えております。

日経平均については、1つ気になるデータがあります。それは筆者がトラッキングしている売買判断指数という数字が20%前後以下にまで落ちた時は、翌日はギャップアップして始まっているということです。これは個別株についてもかなり該当します。

今日の日経平均のそれはまだ66%で昨日よりも24%も高めです。先物に至っては108%となっており、前日より70%高く終わっております。3月7日に日経平均がOSCで38%を付けた日の売買判断指数は15%でした。ちなみに2月27日からの推移は、40%→68%→74%→54%→49%→179%→15%でした。

この点からも、まだこの先の下落を想定しておいた方が良さそうです。

もう1つ、筆者がトラッキングしている自称「究極の指数値」なるもので、無理を承知で今後の相場展開を予想してみます。

3月7日にOSCが38%をマークした時には、その究極の指数値は21290ポイントでした。その後3月16日に2番底を付けた時が21262ポイントでした。そして今日の指数値は21605ポイントで終了。

この指数値からすると、今日の21605ポイント-21262ポイント=343ポイント。3月7日の21290までの調整で一旦終わるとすれば、21605ポイント-21290ポイント=315ポイントとなります。

つまり後300円少々の調整で一旦底打ちとなることになります。今日の朝に16560円までの下落を予想しましたが、上記の計算だと16900円から17000円あたりが1つの下げ目安となりそうです。これは偶然ですが、日経平均の週足のボリンジャーバンドの-2δの値である16917円にほぼ一致します。

もう1つ同じ究極の指数値を使って、2月から3月にかけての大下落の時の悲観的な計算方式を適用してみます。暴落前の指数値のピーク値は22942でした。それが3月7日には21290ポイントまで落ち、更に3月16日に21262ポイントまで落ちたのは上述の通りです。今回の第一ステージの下落の計算は、その時のピーク値の22942-21290=1652ポイントの下落と想定します。第二ステージがあるとすればその時は、22942-21262=1680ポイントの下落となります。

今回の指数値のピークは7月9日に付けた22640ポイントです。これから1652ポイント~1680ポイントを引くと、20988~20960ポイントとなります。今日の指数値が21605ポイントですから、その差は617ポイント~645ポイントとなります。窓を空けて始まった場合の調整を入れているのが、この究極の指数値ですので、実際の日経平均が617円~645円落ちると言う訳ではありません。その補正をかけてみましょう。7月9日の終値18262円、指数値22640ポイントに対して、今日の終値は17284円、指数値が21605ポイントです。終値の差が978円。指数値の差が1035ポイントです。約6%指数値が下方に出ます。それで調整すれば、後日経平均は、580円~606円までの下落もあり得ることになります。16680円あたりまでの下落です。

まあ、このあたりまでの下げを想定しながら、OSCのプラ転と、前日安値割れがなくなることと、そして売買判断指数の20%前後までの押し目。この3つを見ておけば、反転の時期はほぼ当たるのではないかと思っております。

以上、誠に僭越ながら今後の相場動向についての追加情報でした。今日はブログの記事4つとも、しがない「予想屋」の記事となってしまいました。時節柄致し方ありません。お暇な方は、計算過程は無視して、上記の色がついた数字だけ頭の片隅に入れておいて下さい。外れればそれに越したことはありません。
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2番底に注意

2007-07-27 11:27:46 | 株に出会う
波乱の相場が始まりました。

まず今日の2つのブログの記事に関連して注釈すると、日経平均のOSCは前場終了段階で38%です。今回これで打ち止めとなるかどうかは、やはり今日のNYの結果次第です。NYの昨日のトレンドラインをご覧頂くと、引けにかけて戻しているのがお分かりかと思います。

これは急落相場につきものの、一時的なリバウンド(空売りの買い戻しが主体)の姿と考えるのが妥当かと思います。急落相場は過去の例を見るまでもなく、2番底、3番底があるのが通例です。2月後半から3月にかけての急落場面でも、日経平均は必ず引けにかけてのリバウンドを見せております。しかし、前日の安値を1度たりとも上回れないまま、4日経過しました。その間、安値を5日連続更新しました。そして、6日目の3月6日に初めて前日安値を割ることなく反転しました。

ポイントはこの日経平均が前日の安値を明日の引けまでに上回り続けられるかどうかです。NY市場が昨日は1日おいての2番底を付け、今は3日連続で安値を更新中です。まだ前日安値を上回っておりません。もう一押しあると見るのが妥当かと思います。

そうなると、週末の今日、日経平均が多少のリバウンドを見せたからと言って、買いに入るのは早計かと思います。安値更新が止まるまで待っても遅くはありません。その間は、かなり押したところ(前日安値を下回ったところ)からのリバウンド狙いで買いに入り、引けまでに手仕舞うのが策としては最良かと思います。

今日のリバウンド局面ではさすがに買いに入れずでした。売買はありません。株は全株待避中ですので損失はありませんが、ゴールドが84円も下がりこれは痛手ですが、1600円平均の購入価格ですから、今の2500円を超えている水準では文句が言える筋合いでもありません。2月の時もその後のリバウンドがありました。

ところでアメリカの政策金利の引き下げの確率が100%と認識されているようです。これまでは40%程度だったのが100%とは、今回のショックが如何に大きいかを示唆しているようです。しかし、アメリカが利下げしてユーロと日本が利上げしたのでは、アメリカに資金が流入しなくなり、ドル債券の暴落を招きます。そして長期金利は上昇します。このリスクとの綱引きとなるわけですが、いよいよ世界経済が風雲急を告げてきました。来年の北京オリンピックまでは破綻が先延ばしになると見ておりましたが、これでよく分からなくなりました。

いよいよ面白い展開になってきたとも言えます。金価格以外は失うものが何もない筆者にとっては、今回の下げからの一時的にせよリバウンドする局面では、何とか一矢を報いたいと思っている次第です。

今日に限って、変に真面目一方のコメントになってしまいました。これも時勢のせいだとご容赦を。
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もう1つ相場予測の追加

2007-07-27 09:01:02 | 株に出会う
-----世界市場の変調を見て、追加でもう1つアセスメントしました。----

計算は単純です。今回の日経平均のOSCのピークは6月21日の67%でした。終値は18240円。それに対して、もし32%までOSCが落ちるとすると、今年の2月27日(28日の大幅下落の兆候が見えた日)から3月7日(翌日の大反転の前日)までのOSCの下落度(66%→38%)28%と、終値の下落幅(18120円-16765円)の1355円を参照して、OSC%あたりの下落度を1355円÷28%=48ポイントと算出します。そして、6月21日の67%のOSCが32%まで落ちるとすると、48ポイントX35%=1680円となります。

6月21日の18240円から1680円を引くと16560円となります。もし2月27日から3月7日までの下落が再現されるとすると、この値まで落ちることとなります。日柄はちょうど6日です。週足で見てもそれなりに納得できる落ち方ですね。こちらの方が蓋然性が高いようです。

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ドルフィンさんのご質問にお答えして

2007-07-27 08:00:51 | 株に出会う
とタイトルに書きましたが、とてもお答えするような根拠を持っているわけではありませんが、OSCの推移だけからの推定なら、このブログしかできないと思いますので、あえてない知恵を絞ってみました。

ところで、ドルフィンさんのご質問はOSCが38%や32%にまで落ちた時に日経平均は一体いくらぐらいになるか?というものです。これは他の方の関心も高いと思われますので、あえてブログ本文で回答することとしました。

方法は、OSCのピーク値からボトム値と、日経平均の終値の推移からの計算です。他のテクニカル指標ならどなたも目にすることができますので、あえて無謀ですがこの方法を採って見ました。1つの見方として単に参考に留めて下さい。筆者自身も興味あります。

①日経平均の昨日のOSC42% 終値17702円 
②6月21日のOSCピーク値67% 終値18240円 日柄24日
③5月9日のOSCピーク値61% 終値17748円 日柄31日
④3月7日のOSCボトム値38% 終値16765円 日柄41日
⑤2月20日のOSCピーク値76% 終値17939円 日柄11日
⑥11月24日のOSCボトム値32% 終値15735円 日柄57日

④と⑤、⑤と⑥は日柄が短、長になりすぎておりますが、これは相場変動が大きかったのであえてその日を抽出しました。さて、ここからは機械的に計算してみます。

⑥→⑤へのOSC%あたりの値幅:2204円÷44%=50ポイント(B-P上昇)
⑤→④へのOSC%あたりの値幅:1174円÷38%=31ポイント(P-B下落)
④→③へのOSC%あたりの値幅:983円÷23%=43ポイント(B-P上昇)
③→②へのOSC%あたりの値幅:492円÷6%=82ポイント(P-P上昇)
②→①へのOSC%あたりの値幅:538円÷25%=22ポイント(P-B下降)

最後の②→①というのは、まさに中途経過段階での数字ですので、計算値としては参考にしない方がいいと思います。また③→②はピーク時からピーク時での82ポイントでので、これもP-BかB-Pを計算の準拠数とすべき観点からは除外するのが妥当かと思います。

そうなると、結論的には⑥→⑤の50ポイント、⑤→④の31ポイント、④→③の43ポイントあたりが参考になりそうです。

そこで結論ですが、最低の31ポイントをとると、現在のOSC42%から32%までは310円の下落調整。最大の41ポイントなら410円の調整ということになります。

もしOSCが38%程度で止まるなら、OSCでは4%程度の調整になりますので、最低でも124円、最大で200円の調整ということになります。

しかし今日のNYの劇的な下げを見ていると、とても124円や200円程度の調整で済みそうもありませんね。そうなると、310円から410円程度の調整の可能性が高いどころか、それ以上に相場がオーバーシュートするような気がします。ちなみに、今年2月26日から3月5日までの下落では1767円も下げております。パニック的な下げには、こうしたOSCはトレンド系に比べて、相場のまさに「トレンドの把握」に対しては弱点を持ちます。そうしたオシュレーター指標のこの弱点が再認識されるのが、今回の相場かも知れません。
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明日の注目銘柄(7.27.07)

2007-07-26 20:59:06 | 明日のモニタリング銘柄
前場にギリギリの攻防と書きましたが、後場はそのわずかな命綱もついに切れてしまいました。日経平均のOSCは-4%の42%まで下落。7月12日の43%を下回り、終値も282円安です。その前の節目は5月18日のOSC41%終値17400円です。更に遡っても4月25日、4月2日がともに同じ41%です。そして、3月7日が今年の記録の38%でした。昨年11月24日に32%というのをマークしておりますが、ほぼ38%あたりが日経平均のOSC値のボトムと考えられそうです。騰落レシオも70台に突入し75.79です。

新興市場はマザーズ指数が4%落として44%、ヘラクレス指数が+1%の48%とこちらはコンバージェンス。しかし、個別銘柄を見ても一体何が上げているの?という感じですね。両指数とも7月19日と23日にOSCを30%まで落としておりますが、終値はほぼその時の値に近づきました。ということは、まだ30%までのOSCとの距離分だけ下げ余地が出てきているということです。もっとも一直線にそうなるかどうかは何とも言えません。その方向に向かっているということですね。

結局今日は持株を全部処分。2459アウンコンサルティングは後場の後半にもうひと波きて買値近くまで戻しましたが、前場と同様そこからは見事な息切れです。まさにこの株と付き合うには「阿吽の呼吸」を体得することが必須のようでした。

さて、明日の注目銘柄です。あまりテクニカルに買い場を迎えているものはありませんので、押されすぎの逆張り銘柄を織り込みながらのスクリーニングです。

1.3845アイフリーク
 後場終盤の下落にもあまり落ちず、不気味なプラ転のままでの終了です。もっとも最安値を引けにマークしておりますので、今日は単なるやせ我慢だった可能性も秘めております。8月8日四半期決算。

2.2432DeNA
 さすが新興の雄だけあります。市況に動ぜずOSCを+1%の47%としての+3K終了です。まだ騰勢を保っておりますが、次のターゲットは465K超えです。と思ってニュースをチェックしたら今日が四半期決算日でした。四季報を上回る素晴らしい来期見通しでした。明日はもう遅いか?

3.4109ステラケミファ
 頑強に+30円終了。OSCは+3%の55%です。先日まで60%台をマークしておりましたので、まだいけるでしょう。ハイブリッド車に使われているリチウムイオン電池に使われる電解質を作っております。フッ素の高純度品では世界一だそうです。その意味で息の長い環境銘柄の一角でもあります。4月には4000円を超えておりましたので、あながち高値水準とは言いかねます。7月31日四半期決算。

4.6929日本セラミック
 昨日1662円まで落としてから切り返しの体勢です。OSCは+4%の46%とまだ低い水準。8月17日中間決算。赤外線センサーで世界6割のシェア。超音波センサーにも強くクルマの後退時のセンサー需要が膨らむとの期待あり。

5.8929船井財産コンサルタンツ
 今日は安心感がありましたが、地合が悪化しそうなので一旦640Kで降りました。しかし643K終了でOSCも+1%の41%です。明日はほどほどの押し目があれば買い直す予定。8月6日中間決算。

6.4974タカラバイオ
 今日はどういう風の吹き回しかバイオ関連銘柄が気を吐いたようです。この株は気を吐くところまでは行っておりませんが、とりあえずほぼ音無の構えでのゼロ終了。取り上げたのはOSCを2%上げているためと、他の銘柄が軒並み悪く、こうしたNYなどとは一切関係ない銘柄が本当に気を吐くかもしれないためです。もちろん無風状態なら手がける必要なし。この値動きでは宝の身内以外は手を出せないでしょう。7月31日が四半期決算。持ち越さない方が良いでしょう。バイオは。

7.9438エム・ティ・アイ
 突如上げる株。今日の出来高はたったの78株。出来高だけが勝負。業績は良いはずなのですが今回の7月31日の四半期決算はどうか?

以上が、プラス終了している銘柄からの注目銘柄です。

他にコンバージェンス銘柄から、下記のような銘柄に注目しております。
 
・6263プロデュース ・8942SIA ・3811ビットアイル
・4503アステラス製薬 ・4816東映アニメーション ・3101東洋紡
・1766東建コーポレーション ・6362石井鉄工 ・3842ネクストジェン

なお、もし強気継続なら、4849エンジャパン、4314ダヴィンチ・アドバイザーズ、6432竹内製作所あたりにも注目。

おまけがチョイと多すぎますね。しかし、世の中と同じで選択肢はなるべく多い方がよいという面もあります。どうせ、筆者の備忘録のブログですから、ノート代わりに書き添えておきます。
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