株に出会う

独自開発のテクニカル指標で株式市場の先行きを読む!

上げ一服

2007-07-17 11:19:18 | 株に出会う
前場は金曜日に上げすぎたせいで、日経平均、先物ともに反落調整。海運、非鉄金属、石油銘柄の一角などが賑わっている他は、総じて朝高で開始するも徐々に押されている動きです。

その流れに逆らう力はもとよりない新興市場は続落。マザーズ指数のOSCは-3%の33%、ヘラクレス指数は-4%の49%まで落ちております。ともに、6月12、13日に付けた指数値(注)に並ぶか下回る結果となっております。ここから先の下落はかなり限定的ではないでしょうか。もっとも、新興市場が5月18日に底を打っているという前提です。個別銘柄でも金曜日と違って、そろそろ試し買いをしていてもよい水準まで落ちてきているようです。これらの銘柄を引けに少し仕込んでおこうかと思っております。

4822ハドソンは金曜日はやはり高値掴みでした。この株特有のボラティリティの高さで、今日は特売りスタート。しかし、その後の下値圏ではフラットに揉み合っておりますのでもう少し様子を見る予定。

動き出しては遅いし、早すぎると更なる下落に見舞われるし、なかなかに的を絞っての売買が難しくなってきております。ハドソンのような衝動買いは戒めながら、今日の値動きから、明日の反転なり続伸が期待できそうな銘柄を見出しておきたいと思います。

しかし、こんな時、地震関連銘柄(植木組、福田組など)がストップ高連発です。そりゃ、復興需要はあるのでしょうが何とも非情なものです。逆に保険業が今日は業種別でもっとも下げております。こちらは保険金が出るのですからやむを得ないかと。しかし、その程度の災害は計算上織り込んでいるでしょうから、意外と落ち着いたところでの保険銘柄を買うのも良いかも知れません。ちなみに8766ミレアホールディングスは4970円以下なら買いとテクニカルには示しております。

注:実際の指数値ではなく、窓を空けて前日より上下した分を調整したもの。
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追加注目銘柄(7.17.07)

2007-07-16 08:06:42 | 明日のモニタリング銘柄
明日の追加注目銘柄です。

・4613関西ペイント
 1130円という高値を目指す動き。

・6379新興プランテック
 金曜日の勢いが続いて1700円を奪還するか?

・6762TDK
 11170円で下げ止まった感あり。

・8423フィデック、8874ジョイントコーポレーション
 不動産銘柄は軒並み振るいませんが、その中からはあえてこの2つに注目。

・3844コムチュア
 直近IPO銘柄(といっても、3月20日上場)から選ぶならこれ。来期EPS16114円でPER13倍弱は、SIerとしてもチョイと売られすぎか?

日経平均はSQを通過して厄払いが済んだようです。金曜日の戻しすぎからの利確の動きはあると思いますが、押されたところからは買いが入るのではないでしょうか。
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明日の注目銘柄(7.17.07)

2007-07-14 09:40:17 | 明日のモニタリング銘柄
金曜日は日経、TOPIXともにOSCも大きく上げての終了。日経は53%まで10%も戻しました。対する新興市場はじり貧です。マザーズ指数は36%まで突入しておりますが、これが底とは考えにくい出来高減少による単なる下方調整でしょう。むしろ、金曜日に下手にわずかなプラ転をしたため、返って下落基調がテクニカルには強まるという変な結果を招いているようです。従って、新興市場銘柄については、押されて安いからといって手出しするのは今は危険かと思います。

さてなるべく厳選しての明日7月17日の注目銘柄です。

テクニカル用語の簡単解説

1.3850NTTデータイントラマート
 まだ微弱電流でのサインですが、明日は533Kの安値も割れて、総悲観モードになった時にチャンスがあるようです。出来高も細り死にかけておりますが、垂れた糸の先にピクっと引きがこなければこれは見送り。

2.4238ミライアル
 半導体関連銘柄が来週のインテルの決算を控えて少々見直されております。この会社は使い捨てのウェハー容器を作っているという、非常においしいビジネスを展開。今時そんなのあり?という気がしますが、何か特殊な技術でも絡んでいるのでしょう。少し押されたところからの反発に乗る手。

3.8992日本レップ
 これも不思議な株です。一定程度のファンがいるようですが、このところそのファンに見捨てられております。明日は一発あるか、更に下を模索するかの瀬戸際かと。

4.4901富士フイルムホールディングス
 これは逆張り。あまりにOSCを下げ-10%の37%です。過去30%台からはほどなく上昇に転じております。5280円という12日の安値に近づくほど良し。

5.7267本田技研
 この株を取り上げるのは初めてかと思います。強気順張りです。しかし値幅が狭い。昨日後ろ姿を見てBMWかと思ったクルマが前を走っておりました。近づいて見てビックリです。何とシビックのセダンだったのです。これは凄いデザイン力です。自分で言うのも憚れますが、若い頃はクルマのデザインには一家言持っていると内心自負しておりました。お歳を召した方は覚えているでしょうが、あのマツダを復活させたハッチバックのファミリア。あのデザインを見た時、これはヒットすると一目見て直観しておりました。その頃は、どんなクルマでもチョイと見ただけで車種を当てることができておりました。今は駄目です。あのファミリアはトヨタに言わせると、うちなら月販で3万台以上売れると後に言わしめたクルマでした。

前置きが長くなりました。デザインだけでなく、この会社のクリーンディーゼルがいずれ評価される日も近いと思います。明日はまだそうしたことではなく、テクニカルにイケイケドンドンのための注目です。値幅が小さいのでロットを大きくする以外にありませんが、日経が反動安にでもなった時は見送りもありかと。

6.4502武田薬品
 まだもう少し上げそうです。OSCは11日の38%を底にしての切り返し途上で、13日は42%です。銘柄については何も言うことはありません。以前に日経の「私の履歴書」で知ったことですが、この会社の創業者に連なる会長が、確か長澤という名のヨーロッパ駐在の社員が、上司が変わってもずっと同じ部署に仕えているという噂を聞き、わざわざ欧州まで出向いて会ったそうです。そして、私利私欲がないその仕事ぶりに感嘆して、国際ビジネスの責任者に据えたという逸話を思い出します。こうした人事ができないと同族会社というのは、いずれ落ちぶれるものです。今の三洋電機がその典型ですね。その三洋ですが、実は太陽電池などで昔から見るべき技術を持っております。この技術で環境銘柄の一角として評価されれば、ここまで膿を出し切った訳ですから切り返す可能性がありと見ております。190円を切ったら買っておこうかと思うほどです。

7.9888UEX
 これは逆張りです。このところの市況悪化からか結構押されております。底値を試しに行くところですが、そろそろかと思います。売り枯れからの反転力には定評あり。5月24日の終値の3250円あたりが、一応の下げ目安となるかと。それを抜けると2000円台突入の恐れありですので、しっかりと前日比プラ転するまでは待った方が良いかも知れません。ここ数日がヤマ場かと思います。

8.8905イオンモール
 まだ本格反転まで至っておりません。長らく押されすぎました。明日はまだ上昇余力あり。そうはいっても高値追いは禁物です。

9.6952カシオ計算機
 売られ過ぎからの見直し途上の銘柄。しかし、一度ストップ安を演じた時の恐怖は簡単には去らないようです。微細振動が続く株価ですが、そろそろ2000円割れの恐怖が遠のきかけているようです。しかし明日は1916円割れがあれば様子見も。

10.4548生化学工業
 1400円を挟んで膠着状態ですが、底固め完了の気配あり。明日もう一度1400円割れがあっても、その後の反転からの1430円辺りまでの上昇に期待。

以上です。持ち越しは、遅きに失しましたが、引けに買った仕手株4822ハドソンのみ。任天堂が5万円乗せで、この会社にも出来高を伴っての高騰局面がやってきました。明日は寄り付きが高く始まっても一旦調整に転じる可能性がありますので、適当なところで売る予定。その前に返り血を浴びるかも知れません。但し、OSCはかろうじて+1%で終了しいい形だったので、ヘラタイムについ手が出ました。血で血を洗うようなもの凄い野戦場でした。このような場に足を踏み込む限り、念願の「解脱」は叶わぬ夢かと。
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またしても過ちを繰り返す

2007-07-13 11:29:21 | 株に出会う
タイトルにあるのは、4062イビデンのことです。昨日7900円で拾って薄利で撤退した因縁の銘柄。昨日のあの後場の下げにも「微動」だにしなかったのは、逆日歩がつくからとばかりは言えなかったようです。OSCは前日同値の46%に踏みとどまっており、マイナス幅はたったの10円でした。

多分機関投資家はもう一段の押し目があれば、昨日でも拾う構えであったところ、予期せぬ相場の下落で買い注文は控えていたようです。あるいはSQの通過待ちだったのか?そこに昨晩のNYダウの急上昇で、これはもう待てないとばかりの寄り付きからの買い上がりでした。筆者が気がついた時は、既に300円高くらい。この株の過去の値上がり幅を見ても、このあたりがリミットではと思っていたのに、まさかの510円高での前場終了です。

こうした値動きはリバウンド局面+NY市場の持ち直し+日経平均の持ち直しが、いわば相乗されての結果ですね。なぜこういう気配が察知できなかったのか?

またしても過ちを繰り返してしまいました。

それにしても、新興市場は見事な寄り天です。マザーズ指数の日中足を見ると、まるで富士山のてっぺんから急峻な坂を転がり落ちて、青木ヶ原の樹海まで真っ逆さまに転落するばかりか、その後忍海八海の冷たい池にまで持って行かれて、そこで凍え死ぬのを待っているような姿です。

いくつかの指し値は早々に取り消しました。道連れは勘弁です。

今の相場は、イビデンのような活況のある銘柄が1部市場には沢山あります。休むことなく値が動いております。樹海や忍野八海よりも、築地の魚河岸のような陽気な雰囲気を誰しも好むことでしょう。

前場の1つの収穫は負けたとはいえ、9113乾汽船でのトレードでした。9132第一汽船との比較で、朝方の上昇からの降りてくるところを1650円で拾ったのですが、前場は更にそこから押されて揉み合いに入り、結局2円の損切りで売りました。この株を楽天のマーケットスピードの2分足チャートで見てみると、朝方の上昇からの下降局面の底は、一目均衡表の1638円位のところで細くなっているのが見えます。実際のチャートはそこからは雲の中に入って、最初の反発局面では雲の上限が1650円の少し手前になっておりました。筆者はそこで損切りした訳ですが、これは後で気がついたものです。その後1650円までのリバウンドがありますが、これも雲の上限に遮られております。

つまり、分足での一目均衡表がかなり使えることが確認できたのが、今日の収穫です。

乾汽船がそうして10時前まで下げ続けながらも、同じ造船株の第1汽船の方は、同じ時刻帯ではむしろ反発しておりました。乾が同期しないのを不思議に思いながら眺めていたのですが、これも後から一目均衡表で確認すると、10時過ぎまでの上昇は、雲1つない青空の下での上昇だったのです。乾とは正反対でした。

こうしたツールも駆使しながら、朝一番の押し目をうまく掴むことができるようになると、これまでよりもっとうまくエントリータイミングが掴めることを確信できました。何とかこれを今後に生かしたいと思っております。

樹海と忍野八海への旅は、今よりもっと心身共に解脱できた死ぬ間際になって、この世の見納めとしてゆっくりと家人(もし生きていれば)と旅をする時まで取っておきたいと思っております。はい。それまでに何とか、株のヤクザ人生まっしぐらの家人へ、堂々と貢ぐことが出来る「成果」を上げるのが、今現在のささやかなる目標です。しかし、この「我欲」が自らの解脱を妨げていることが、どうしようもないジレンマです。
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明日の注目銘柄(7.13.07)

2007-07-12 21:45:02 | 明日のモニタリング銘柄
いやはや、久し振りの天から降って涌いた急襲でした。原発銘柄などの仕手株を前場に仕込んだ方にとっては、天から降ったのは雹やあられどころか矢のように感じたことでしょう。破魔矢であれば良かったのでしょうが、自ら望んで地獄の3丁目に足を踏み入れた方々にとっては、それはもとより望むべくもありません。そのあたりにはいわゆる仏さんはいないものです。

木村化工機の大量の特売りがきっかけかも知れませんし、8604野村ホールディングスの年初来安値がきっかけとも言われておりますが、やはりサブプライムローン問題の深刻さが背景にあるものと思います。日本の金融機関も影響がない訳ありません。

さて、若干の持株はパニック下げが始まる少し前に処分し比較的軽症で済みましたが、家人は例によって放置プレーで、PCの前で昼寝を決め込んでおりました。お金を大事にする感覚がどうも生まれつき麻痺しているようです。

明日以降ですが、日経平均を見るとOSCはまだ前日同値の43%と踏ん張ってはおります。25日移動平均線を少々割り込んだところ、かつ75日移動平均線からはまだ少々上に位置するところにあります。まだ、奈落を目指す軌道に乗ってしまった訳ではなさそうです。18000円割れはあったものの、17900円を下回らない限り、まだ上昇過程にあるとの相場博士のご託宣もあり、OSCから見てもその通りではないかと思います。日経平均の今年のOSCの最低値は3月7日にマークした38%です。その後は41%というのを2度マークしての、今日は43%での終了です。明日は30%台を窺うのかどうかが焦点です。今晩のNY市場で更に状況が悪化すれば、30%台突入は不可避かも知れません。いよいよ風雲急を告げてきました。

日経がこのような状態です。新興市場はもっと悲惨な下げに見舞われるのではないでしょうか。今日でマザーズ指数のOSCは-6%の38%ですが、ヘラクレス指数の至ってはまだ-1%の54%です。30%割れまでも覚悟をしなければならないかも知れません。

そうした中で、束の間のトレーディングのための明日の注目銘柄です。
コンバージェンスが銘柄を中心に、テクニカルにそれなりの健闘を示しているもののみ自動的に抽出してみます。

テクニカル用語の簡単解説

【2%以上のコンバージェンス銘柄】

1.2144やまねメディカル
 今日の安値の223Kは下げすぎだったのかも知れません。このまま明日も切り返すかどうか?

2.4849エンジャパン
 まだ25日移動平均線からの下方乖離率は9%です。400K割れなら一昨年の4月1日以来です。

3.3840イーキャッシュ
 まだ押される余地あり。すると463Kという7月5日の安値がまず意識されます。どこで下げ止まるかが勝負。

4.5727東邦チタニウム
 ストップ高を付けた6月15日以前の水準まで訂正されるかも知れません。そうなるとOSCで37%、終値で4740円あたりが下げ止まりどころかと。安値としては4600円割れあたり。

5.6677エスケーエレクトロニクス
 新規事業期待への思惑買いで6月中旬以降は出来高が増えておりましたが、ここにきてさすがに期待だけでは人気も離散するというもの。しかし、この上げ基調の影響からか、OSCとしては2%コンバージェンスしての56%です。あまり下げ影響がなかった銘柄でしょう。

【OSCの10%以上の急落銘柄】仕手株を除く。

7.2459アウンコンサルティング 50%→40%
 決算期待で買われた分、揺り戻しも大きいということか。しかし200Kを割るような銘柄ではないと思います。

8.6368オルガノ 64%→53%
 6月8日以来の前日安値割れです。一度明日は落ち度止まったところからのリバウンドは期待できるかと思われる下落です。

9.6920レーザーテック 73%→63%
 25日移動平均の2960円あたりまで降りてくればとりあえず反発か?

10.7236ティラド 70%→56%
 ロシアでの合弁事業など囃されて高値更新したのが11日。たったの1日での調整。704円という6月28日の安値が意識されるところ。

11.5010日本精蝋 49%→38%
 6月14日に35%というOSC値をマークして以来の低さ。後3%分の「余力」がありますが、464円あたりの直近の安値をターゲットとしての下げ止まりなるか?

12.6256ニューフレアテクノロジー 61%→49%
 このところの上げが筋の方々の支援もあったようで急でした。その反動でしょうか。しかし後20Kも下げればまたぞろ物色されるかも知れません。

【番外編】

ついでに、この地合にもかかわらず終値、OSCともにプラス圏に終始し、やけに強かった銘柄。何か事情があるに違いありません。明日はこの頑張りの反動に注意。

・4822ハドソン ・8894原弘産 ・9438エムティアイ
・4974タカラバイオ ・9436沖縄セルラー電話
・2371カカクコム ・6787メイコー ・4613関西ペイント
・8874ジョイント・コーポレーション ・9107川崎汽船 
・4548生化学工業 ・4775総合メディカル ・8902パシフィックM
・8905イオンモール ・4972綜研化学 ・4816東映アニメーション
・3971東セロ ・1976明星工業 ・4502武田薬品
・7751キヤノン ・7201日産自動車 ・7267本田技研
・6758ソニー ・6752松下電器産業 ・2413ソネットM3
・4238ミライアル ・6158和井田製作所 ・8941レイコフ
・6259大崎エンジニアリング ・

以上です。
 
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