株に出会う

独自開発のテクニカル指標で株式市場の先行きを読む!

市場概況(9.14.09)

2009-09-15 06:11:22 | 市場概況
週が開けて何やら不穏な空気が漂う9月14日(月)の市場概況です。 赤字部は15日朝の更新

◆日経先物:10180円(-220円)OSC48%(-4%)9月4日の41%からに収斂中。直近安値割り込む。 指数値倍率:98(+2)
◆日経平均:10202円(-242円)OC52%(-7%)9月4日の40%からまだ切り返し中。
日経平均指数値倍率:98(+2)数字が増えるほど下降傾向を示します。
◆TOPIX:934.05(-16)OSC51%(-4%)9月4日の42%に収斂中。直近の安値を下回る。
◆マザーズ指数:461.72(-1.47)OSC59%(同値)9月7日の40%から切り返し中。
◆ヘラクレス指数:631.8(-8.71)OSC55%(-7%)9月4日の53%からギリギリ切り返し中。
◆ドル・円:90.92円(28銭円安)OSC44%(+1%)9月2日の36%から乖離拡がる。一旦底打ったか?更新
◆米ドルLIBOR(3ヶ月もの):0.295%(前日比-0.004%)9月14日現在。再度下落中。
◆米10年債利回り:3.426%(+0.07%)-9月14日終値。
◆日経先物イーブニングセッション:10160円(大証終値比-20円)
◆シカゴ日経先物:10255円(円建て、大証終値比+75円)更新
◆NYダウ:9627ドル(+21ドル)OSC73%(+6%)9月2日の44%から切り返し中。更新

後場は先物がほぼヨコヨコの展開でしたが、売り疲れの様子がありありでした。1つ明らかな失敗トレードをしてしまいました。4205ゼオンの見せ板に、例によってひっかかってしまったのです。朝方のこの地合でのこの株の切り返し力が印象付けられておりましたが、後場は明らかに利確を図る方が弄ぶ値動きでした。25本線が明らかに割れておりましたので、潔く-3円で撤退。買った後に調べてみて、これは嵌ったと思うのですから、ど素人のトレードそのままでした。

後は、昼休みに抽出していた3941レンゴーの上げには乗れず。この株、原油安&円高で有名な銘柄。そりゃ、製紙の燃料と輸入に頼るパルプが安くつくので、こういう日に上げないと何時上げるのかといった感じですね。

ご覧のように、各市場ともにOSCを落としております。マザーズもわずか0.1%の下落です。

しかし、リスクはありますが、こうして大きく下落した時こそ買い時となりますので、いくつかの監視銘柄のうち、はっきりと切り返し気配を示していた1721コムシスホールディングスを引け際に998円で買いました。

ちなみに250銘柄中、買いサイン点灯銘柄6つのうちの1つ。明日切り返すとは限りませんが、一応の筆者がずっと見ている買い条件をもっともよく満たしております。撤退ラインは今日の安値です。

-------15日朝のコメント-------

欧州株は日本株ほどだらしなくはなく、ほぼ前日同値付近で終了し、ダウは終盤にかけてプラス圏に浮上。こちらはOSCのコンバージェンス通りの結果となっております。シカゴCMEは円安もあり円建てでも75円上げておりますので、今日の日本市場はチョイプラ転からまさかマイナス圏にすぐに落ちることはないでしょう。

米長期金利はわずか上げているとは言え、株価の高値圏と金利の底値圏は、アメリカ政府にとっては大変居心地のよい状態でしょう。これを受けて、リーマン破綻1周年でのウォール街での演説で、オバマ大統領は、経済に吹き荒れた嵐は終息しつつあると確信。納税者は救済策への投資で17%のリターンを得たと、強調しております。

日本はりそな銀行など、まだ公的資金を返していないところもあるようですが、一体、いくらのリターンを得たのだろうか?こういう数字をきちんと折に触れ公表する点は是非見習って欲しいものです。カテゴリーとしては政府保証債務45兆6766億円の1部を構成しているようですが、これは前期末からまだ2474億円増えております。しかし、明細がない。

週末に突如アメリカが、中国製のタイヤにセーフガード(緊急輸入制限)を発動することを発表しております。3年間にわたり最高35%の関税をかけ、アメリカのタイヤメーカーを保護する処置ですが、当然ながら中国は強く反発し、対抗処置を講ずることを示唆しております。これが米国債の購入に絡む話となればことは厄介ですので、それもあって株が下げている時でも長期金利が少々上昇しております。当然、グッドイヤーは8%程度の大幅高。

ダウのテクニカルなポジションですが、OSCを6%も上げて73%まで上昇しております。7月21日に80%まで付けた時は、その後11日も70%を保つという異例の動きを示しておりましたが、今回はその時のデータが除外されているにもかかわらず、OSCを70%台へと乗せております。逆にいうと、その時の好調なデータを反映した上でも、OSCを44%にまで落としていた9月2日の44%という数字が、弱すぎたその修正過程に現在はあるように見えます。

いずれにしても9650ドルを大きく突破しない限り、このラインが上値抵抗線として意識されて、自然下降状態に入る可能性がありますので、ここ2-3日の動きには注意が必要です。
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明日のモニタリング銘柄(9.15.09)

2009-09-14 20:37:03 | 明日のモニタリング銘柄
ドル・円は多少円安へと動いておりますが、欧州株やダウの先物は冴えません。

まだ明日は押される可能性が高いのですが、モニタリング銘柄としては、OSCが押されて乖離幅が拡大している銘柄を中心に拾ってみます。

1.6779日本電波工業
 OSC34%で同値。VR改はたったの18%で低空飛行中。

2.7966リンテック
 再度この株を。OSCは一応+1%の43%とコンバージェンス。乖離幅も90円程度と拡大中。

3.7221トヨタ車体
 円高の影響顕著だが、1600円台への押し目はチャンスか。

4.9603エイチアイエス(通期、連結下方修正。注意。)
 首の皮一枚残しておりますが、明日は1854円の安値が防御できるなら。

5.7912大日本印刷
 今日の安値の1240円は、7月16日の1200円以来の底値か?

6.6326クボタ
 700円スレスレまで今日は押されました。OSCは-6%の44%は、9月3日の42%以来の低さ。そろそろ意地を見せるのか?

以上です。

全体には良くないですね。まだ落ちきっていない感じです。ドル・円がこのまま明日に91円を奪還出来るようなら、少しは雰囲気が変わると思います。
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ただ今防風林に避難中

2009-09-14 11:25:57 | 株に出会う
日経平均が25日線を割り込むや、寄り付きからはドル・円が円安にずっと振れていた(といっても20銭ばかりですが)にもかかわらず、先物主導でドンドンと下値を追っていきました。

途中、節目の10200円の上あたりでは踊り場もありましたが、それもあっけなく崩される始末。

金曜日に書いたように、高値圏でのOSCのコンバージェンスが悪い方向へと作用したようです。日経平均のOSCは-8%の51%ですが、40%をマークした9月4日の終値を既に下回っておりますので、これは、いわゆる底抜け状態ですね。

持ち越しの4023クレハも耐えきれず-8円で撤退。その後一度買値には戻りましたが、これは綾戻しの範囲。2度目のドジョウを狙って待ち受けておりましたが、これが場所が悪くたったの1円しか抜けず。この株のVR改=0%とは見たことがありません。柳の下にはドジョウがゼロ匹ということでした。

相場はどこで下げ止まるのはまるで見当がつきませんが、一応9月4日の安値の10143円レベルは意識されるのでしょうね。

モニタリングしている中では4080田中化学研究所が逆行高。9月11日の高値を取りに行っている果敢なトレーダーが群がっているようです。

売り候補だった1605国際石油帝石と7974任天堂は意外な健闘中。国際帝石はテクニカルには上昇トレンドだったので分かりますが、任天堂は意味不明。日足で転換線が基準線を下抜いていたことを見ている「強気派」がどうやらいるようです。しかし、それも割り込みそうな感じですね。

蛍光体の新技術を発表した4061電気化学工業だけは上空で浮遊中ですが、利鞘を抜けそうにありません。

買いサイン銘柄数は、250銘柄中9銘柄だけ。一部上場銘柄で上げているのは10%程度です。

後場はどうやって臨むのか、いささか難しい情勢になってきましたね。

いやはや、何ともコメントしようのない前場でした。
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明日のモニタリング銘柄(9.14.09)

2009-09-13 07:42:31 | 明日のモニタリング銘柄
日経平均は25日移動平均線の少し上に位置しておりますが、シカゴ先物が少し値を崩して終了しておりますので、明日は、25日移動平均線を下回って始まり、そこから再度回復できるのかどうか?

OSCは+3%の59%とコンバージェンスしておりますが、この高位置からのコンバージェンスは、昨年9月26日(+3%の56%)や11月6日(+2%の64%)を想起させる嫌な位置取りです。

円高が進行して90円を割れば、輸出関連や大型株が一層売られることになるかと思います。そのドル・円はいわば底が抜けた状態となっており、いつ90円割れに追い込まれても不思議ではありません。

なお、金曜日段階で出現している買いサイン銘柄は、250銘柄中たったの4銘柄です。それも新興市場のバイオ2銘柄(OTS、アンジェス)を除けば、4080田中化学研究所と5333日本碍子だけです。かなり痛めつけられているようです。

ということを踏まえての9月14日(月)のモニタリング銘柄です。

1.4061電気化学工業
 11日場中の上方修正は折り込み済みですが、その利確の動きと白色LEDの蛍光体のネタとの綱引きでかなり面白い展開となりそうです。

2.7956ピジョン
 OSCは39%の押し目を8月5日以来迎えております。押されての終了ですので、更なる押し目を待ちます。

3.3107ダイワボウ
 結構押されましたね。しかし面白い位置取りです。413円が割れたら400円にまた吸い寄せられそうですが、火中の栗を拾うような気持ちも必要か。

4.1605国際石油帝石(売り)
 この株は言わずもがなの原油価格連動銘柄。かなり素直に連動しております。明日は、売りですが、かなり下げて始まれば見送りか。

5.4202ダイセル化学工業
 金曜日後場は寄り付きから特売り急落。理由不明。しかしOSC面では底抜けはしておりません。568円がまた試されるでしょうが、底からの反発期待。555円まで行くと底抜けの可能性あり注意。

6.7974任天堂(売り)
 グランベルの法則の典型的なチャートを形成したのが金曜日の上げ。円高にもかかわらず無理をしてここまで戻してきましたが、OSCは実は9月2日でピークアウトしておりました。その後25000円の回復がないことからもそれは言えます。VR改もこの株にしては7月2日以来の高さまで飛翔。天高く馬肥ゆる秋ですが、この株は再度地上へと下落か?

以上です。
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白色LEDについて

2009-09-12 11:28:43 | 株に出会う
新エネルギー分野の一角として、液晶テレビのバックライトや照明用途での白色LEDの技術が注目されているようです。市場規模も、LEDバックライト採用の液晶テレビが2013年には40%になるという予測があり、更には照明用途だけで2015年には1兆円になるという試算(LED照明推進協議会)もあります。

今日の日経新聞にも、この照明用途を巡るシャープの4000円での参入の記事が載っており、その横には4061電気化学工業の白色LED用蛍光体(サイアロン)でのシャープとの共同開発についても掲載されておりました。

筆者はこの分野の技術動向には全く詳しくはありませんが、どうやら、高輝度化の制御の問題、放熱の問題、欧米の特許の絡みでの台湾勢などの優位性、そして、何よりもコスト低減の問題などがキーワードであることは理解できました。

こういう高価な報告書まで手にする訳にはいきませんが、せめて目次だけでもご覧下さい。

この報告書の中の蛍光体の材料技術というのが、昨日発表の電気化学工業とシャープとの共同開発のサイアロン蛍光体という訳ですね。

こちらの報告書も参考になります。

株式市場では、この白色LED関連銘柄が折りに触れ活況を呈しております。最近では、LED製造用のMOCVDという装置を手がけている4091大陽日酸が急騰。LED用エンハンサーキャップを手がけている6961エンプラスまでみずほの投資判断が引き上げられて上昇中です。

今後とも、この分野の動向には注目していきたいと思います。
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