実は正月早々にミニモトの整備依頼が入ってね、
去年の夏にエンジンを積み換えたSONICさんのゴリラなんだが、
フロントフォークがスカスカだから診て欲しいって事で早速預かったんだけど…
フォークは中華ので、ネットで調べてみたらやはりスカスカだから修理したって方が多かったから、
バイクをチェーンブロックで上げてフォークを取ってキャップ外してストロークさせてみた。
で、何か変だなぁと思ったらオイルがあまり入ってないような手応え。
まぁここまで来ると完全にオーバーホールを覚悟してオイル抜いてみると…
オイルがほんの少ししか出てこない!
ってこれは予想してたんだが、
オイルの汚れが凄いと言うかドロドロのが出てきて…
まぁ中華だから廃油入っててもおかしくないけどね。
部品は全部洗浄して脱脂するんだけど、
インナーフォークの中に入ってるカートリッジの下側の穴がやたらデカく、
これが2ヶ所に空いててオイルの抵抗が低くそう。
ちなみにこの穴の大きさを変える事でフォークの減衰を変えることができて、
穴が大きいとこの穴を通るオイルの抵抗が減り減衰も減って、
逆だと減衰が増える簡単な仕組みなんだけどさ、
これはいくら何でも大きいって事で…
2ヶ所の穴の片側を溶接で塞いで綺麗に慣らしてみた。
まぁ最初だからどれ位塞げばどれ位の抵抗になるか分からんかったから片側だけにしたけど、
ここは好みで変える所だから、先ずはこれくらいで様子見てもらうさ。
フォークオイルはとりあえず15番を用意してもらって、
油面の高さなんだがこれは流石にデータが無いからとりあえず50ccだけ入れて、
キャップを閉めてストロークさせてみるけど、
まだ少ないみたいだから10cc単位で増やしていって結局は70cc入れたかな。
油面の高さで何が変わるかって言うと
ストロークの初期の効き具合で、
一応知らない人のために説明すると、
フォークがストロークする最初の辺りはフォーク内部の空気の量で効き具合が変わって、
油面が高いと空気の量が相対的に減るから、
エアバネ効果が減りストローク初期は入りにくくなり、
逆だと空気が増えるからエアバネ効果が増えて空気ぐ潰れやすくサスが入りやすくなる、と。
つまりこの油面の高さってのはこれで決まり!ってのが無く、
逆に言えば乗る人の好みで変えても全然問題無い。
まぁ問題無いんだけど俺はこれくらいかな?って標準のを出したかったからとりあえず入れてみたんだけど、
組んで走ってみるとだいたい標準的くらいになってたから良いでしょ。
ここまで読んでもらって分かると思うけど、
カートリッジの穴の大きさやオイルの粘度や量でサスのセッティングは自由自在だから、
当たり前だが、コレ!って言う決まりが無いから、
ここは乗る人が自分で好きなようにいじってもらいたいと思う。
サスセッティングなんて他人が乗って悪かろうが自分が乗って良けりゃそれで良いんさ。
だから決まりなんて何も無いんさ。
だから今回の内容と同じ事してもそれがベストなんて誰も分からないってこと(笑)
今回分かった事は、中華はエンジンもフロントフォークも買ったらいきなりオーバーホールしなさいってこと。
このフォークはインナーを抜いてもシールが一緒に出てこないしダストブーツも割れなければ再利用可能だから、
色々試してもらいたいし、シールが抜けてもちゃんと部品出るから大丈夫♪
まぁ勘のいい人はインナー抜いてシールが出てこないなんておかしくない?って思うだろうけどその通り。
インナーの先には何も無いからいずれはアウター内部が樽状に広がって寿命を迎えるんだけど、
中華もやるなら次からはちゃんとコピーして欲しいよねぇ。
そんな訳で次は自分のゴリラでもオーバーホールしてみるさ。
去年の夏にエンジンを積み換えたSONICさんのゴリラなんだが、
フロントフォークがスカスカだから診て欲しいって事で早速預かったんだけど…
フォークは中華ので、ネットで調べてみたらやはりスカスカだから修理したって方が多かったから、
バイクをチェーンブロックで上げてフォークを取ってキャップ外してストロークさせてみた。
で、何か変だなぁと思ったらオイルがあまり入ってないような手応え。
まぁここまで来ると完全にオーバーホールを覚悟してオイル抜いてみると…
オイルがほんの少ししか出てこない!
ってこれは予想してたんだが、
オイルの汚れが凄いと言うかドロドロのが出てきて…
まぁ中華だから廃油入っててもおかしくないけどね。
部品は全部洗浄して脱脂するんだけど、
インナーフォークの中に入ってるカートリッジの下側の穴がやたらデカく、
これが2ヶ所に空いててオイルの抵抗が低くそう。
ちなみにこの穴の大きさを変える事でフォークの減衰を変えることができて、
穴が大きいとこの穴を通るオイルの抵抗が減り減衰も減って、
逆だと減衰が増える簡単な仕組みなんだけどさ、
これはいくら何でも大きいって事で…
2ヶ所の穴の片側を溶接で塞いで綺麗に慣らしてみた。
まぁ最初だからどれ位塞げばどれ位の抵抗になるか分からんかったから片側だけにしたけど、
ここは好みで変える所だから、先ずはこれくらいで様子見てもらうさ。
フォークオイルはとりあえず15番を用意してもらって、
油面の高さなんだがこれは流石にデータが無いからとりあえず50ccだけ入れて、
キャップを閉めてストロークさせてみるけど、
まだ少ないみたいだから10cc単位で増やしていって結局は70cc入れたかな。
油面の高さで何が変わるかって言うと
ストロークの初期の効き具合で、
一応知らない人のために説明すると、
フォークがストロークする最初の辺りはフォーク内部の空気の量で効き具合が変わって、
油面が高いと空気の量が相対的に減るから、
エアバネ効果が減りストローク初期は入りにくくなり、
逆だと空気が増えるからエアバネ効果が増えて空気ぐ潰れやすくサスが入りやすくなる、と。
つまりこの油面の高さってのはこれで決まり!ってのが無く、
逆に言えば乗る人の好みで変えても全然問題無い。
まぁ問題無いんだけど俺はこれくらいかな?って標準のを出したかったからとりあえず入れてみたんだけど、
組んで走ってみるとだいたい標準的くらいになってたから良いでしょ。
ここまで読んでもらって分かると思うけど、
カートリッジの穴の大きさやオイルの粘度や量でサスのセッティングは自由自在だから、
当たり前だが、コレ!って言う決まりが無いから、
ここは乗る人が自分で好きなようにいじってもらいたいと思う。
サスセッティングなんて他人が乗って悪かろうが自分が乗って良けりゃそれで良いんさ。
だから決まりなんて何も無いんさ。
だから今回の内容と同じ事してもそれがベストなんて誰も分からないってこと(笑)
今回分かった事は、中華はエンジンもフロントフォークも買ったらいきなりオーバーホールしなさいってこと。
このフォークはインナーを抜いてもシールが一緒に出てこないしダストブーツも割れなければ再利用可能だから、
色々試してもらいたいし、シールが抜けてもちゃんと部品出るから大丈夫♪
まぁ勘のいい人はインナー抜いてシールが出てこないなんておかしくない?って思うだろうけどその通り。
インナーの先には何も無いからいずれはアウター内部が樽状に広がって寿命を迎えるんだけど、
中華もやるなら次からはちゃんとコピーして欲しいよねぇ。
そんな訳で次は自分のゴリラでもオーバーホールしてみるさ。